これで俊介くんは擬人化を果たすことになりました、よかったね俊介くん!そして投票してくださった9人の皆さまありがとうございます!
感謝を込めて一曲!ヴァレンタインデーキィッ______
姿を変えて気持ち悪い妖怪をサイコキネシスで倒したら突然目の前に上半分だけの女の人が割れ目からでてきちゃった。僕は驚いて最初だけ反応できなかったけどたぶんお兄ちゃんならこう言うと思う。
『あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!『俺が妖怪を倒した後急に目の前に上半身だけの女性が現れた』な…何を言っているのかわからねーと思うが俺も何が起こったのかわからなかった…。頭がどうにかなったのかと思った…幻覚だとか幽霊だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……』
うん、自分でもよく全部思い出せたと思ったよ。今僕たちは少し移動して「きりかぶ」に座って向き合ってる。とりあえずわけがわからなかったから落ち着こうと思ってこうしたんだ。
「もう一度聞くわ。さっきの強い妖力の原因は貴女かしら?」
目の前で女の人はもう一回おんなじセリフを僕に言ってくる。とりあえず返事をしなくちゃ失礼だよね、でもよく考えたら僕しゃべれなかったんだった。
どうしようか、このままだと僕が無視してるみたいですっごくつらい。でも僕はしゃべれないし……あ!そうだエスパーだ!そういえば今の僕はエスパーだったんだ!
サーナイトはエスパー/フェアリータイプ。つまりサイコキネシス以外のエスパー技はたくさん使えるはず、だったら超能力だってできる。テレパシーって言う方法でならしゃべることができる!さっすが僕、自分でもびっくりだよ!
『たぶん言う通りだと思うけど……どちらさまですか?』
よく考えたら僕この人の事なーんにも知らなかったんだよね、っていうか誰この人?僕の知り合いに金色の髪の人なんていなかったと思うけど、たぶん。
「あらごめんなさい。私は八雲紫、スキマ妖怪ですわ。して貴女は?」
???よくわからないけどとりあえずこの人の名前は紫さんというらしいね
、幽香さんの時も思ったけど妖怪なのになんでこんなにきれいなのかな?人の姿まんまじゃん。僕がさっき会ったのも妖怪なのになんで?…まあそれはおいといて、あいさつにはあいさつで返すのが基本だよね!
『僕は佐藤俊介、サーナイトっていうポケモン。ちなみに僕は男だよ』
「え?」
『え?』
「ちょ、ちょっと待って、貴女男だったの?」
『うん、今はこんな姿だけどちゃんとした男の子だよ』
っていうかやっぱり女って思ってたんだね紫さん。でもテレパシーでしゃべってることには驚かないのかなぁ?
『それでさ、紫さんは僕に何かようなの?』
「え、ええ。急に強い妖力が出てきたものだから気になったのよ。貴方のような方だとは思いませんでしたが」
そう言いながら口を少し隠す紫さん。ふーん、たぶん妖力ってのが出たのは僕のサイコキネシスが原因なんだろうなあ、ってことはエスパータイプからは妖力っていうのが出てくるのかな?……まいっか!………あれ?
『本当にそれだけなの?見に来るだけなら僕と話す必要もないんじゃあ……』
「その通りよ。できればついでに貴方に式になってもらいたくて来たわ」
……式?式ってなに?たしざん引き算?
『……式ってなにするの?』
「うーん、基本的に言えば私の従者の事よ。私の命令に従って色々としてくれればいいわ、私の夢の実現のための手伝いとか」
『あんまりおもしろそうじゃないね。ん?……紫さんの夢ってなんなの?』
「……馬鹿にしないかしら?」
『ううん!しないしない!人の事をそう簡単に笑ったりしないよ僕は』
そう言うと紫さんは少し笑った。いやほほえんだって言った方がいいのかな?
「私の夢は妖怪と人間が共存できる世界を作ることよ」
『へ~』
「……貴方もやっぱり馬鹿らしいと思うかしら?」
『いやいやいや!全然思わないよ!すっごくいい夢だと思う、妖怪と人間が一緒に暮らせたら平和だろうしね』
「そう、いい返事ありがとう」
『ところでさ、あなた「も」ってどういうこと?前にバカにされたことあったの?』
「……ええ、何人かの高名な妖怪に訪ねたけれどいい返事を聞かせてくれたのはほんの一握り。ほとんどの妖怪たちに馬鹿にされたわ」
『で、でも何人かはいい返事をくれたんだよね!ここらへんの妖怪たちはどうだったの?』
「そうね……花妖怪は微妙な返事だったし。鴉には馬鹿にされたわ」
幽香さん………。
『……大変だったんだね、紫さん』
「ええ、でも貴方の返事は嬉しかったわよ?」
『えへへ……ありがと、僕も応援するよ紫さん。さすがに式になるのはできないけど何かあったら相談にのったりはできるから!』
「ふふ……ええ、ありがと」
紫さんも笑顔になってくれたし、めでたしめでたしだね!あ、聞きたい事がかった!
『ねえ紫さん』
「何かしら?俊介」
あ、俊介って呼ぶことにしたんだね。最近名前を呼ばれてないから「しんせん」に感じちゃった。
『紫さんってなんで妖怪なのに人の姿なの?紫さんの能力かなにか?』
「いいえ違うわ。私のは「境界を操る程度の能力」ですもの」
『そうなんだぁ、じゃあ僕の能力はたぶん「ポケモンの姿に変える」程度の能力なのかな?』
「そういえば最初に思ったけれどポケモンって何かしら?種族かなにか?」
『うーん、種族の一種だと思うよ。ポケモンっていうのはポケットモンスターを縮めて言ったものでね、種類はなんと700種類くらいあるんだ!』
「そ、そう。なら貴方の今の姿もその一つということなのね。……他の姿も見せてもらってもいいかしら?」
『別にいいよ!』
紫さんから少し離れて次々に姿を変えていく。サーナイトからチェリム、ミカルゲ、ヘラクロス、デオキシス、ゴクリン、ユレイドルになって最後にもう一回サーナイトに戻った。
『どう?』
「…し、正直驚きで空いた口が閉まらないわね。それに禍々しいものからとてつもない力を感じる姿のもいるのね。それで何ができるのかしら?」
とは言っても口はしっかり閉じてる紫さん。デオキシスって伝説のポケモンだけど正体わからないんだよねぇ、ウイルスのDNAがどーたらこーたらとからしいけど。
『できることと言えば影に入ったり空飛んだり天気変えたりすり抜けたり高速で動けたりすることができるよ。人間にはなれないけど……あ、そういえば紫は妖怪なのになんで人の姿なの?』
「うーん……。妖怪が人の姿ってのはいくつかあるわ。元からの姿だったり、人化の術を使ったり薬だったり、色々な手段があるのよ」
『へえ~、じゃあさじゃあさ。僕にその術かけてよ!それかその薬ちょうだい!』
「あら残念。私は持ってないわよ、それに人化の術は時間が立つと元に戻るのよ」
『そ、そんなぁ~』
ガクッ。人の姿になれたら話が楽になるのになあ……。
『うん、じゃあその薬を探すことにしようかな。教えてくれてありがと紫さん』
「ええ、困った時は私も頼らせてもらうわね俊介」
紫さんはスキマ?を開いてその中に入ろうとする。
『あ、ところで紫さんって元からその姿なの?それとも薬飲んだの?』
「フフフ、秘密よ」
スキマを閉じてどっか行っちゃったみたい紫さん。にしてもスキマってあれだよね、パルキアもおんなじことができる気がするよ。
感想評価等お待ちしております。それと期末テストが明日という危機、もはやどうしようもありません。でも小説を書いたので後悔なんて今さらです(*´ω`*)=3ムフン