僕、ポケモンになったよ!   作:滝温泉

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まだ四話なのに感想評価をくださりありがとうございます!正直なところかなり嬉しかったです。


僕、エネコとして暮らすことになったよ!

「ピクッ、ピクピクッ」

 

平安時代の日本、ここはとあるお屋敷。それもかぐや姫が住むお屋敷である。そのかぐや姫の部屋には一人の着物を重ね着した美しい美女、輝夜と一匹の桃毛の可愛らしい子猫、エネコがいた。

 

エネコ(佐藤俊介)が輝夜に飼われることとなってから約一週間、エネコはお屋敷で苦労することなく暮らし時には輝夜やおじいさんおばあさん、お屋敷に遣える女中や兵士に毎日のように可愛がられ、時折外にでるや町の人々や子供たちに撫でられていた。

 

そんなエネコは今輝夜の部屋で_________

 

「ほーらニャー子。ここがいいの?それとも、ここかしら?」

 

「ウニャー、ゴロゴロ♪」

 

絶賛愛撫でられていた。

 

 

俊介side

 

「ニャ~ニャウン(あ~気持ちいい。もっと撫でて撫でて~)」

 

やあ、佐藤俊介だよ!今僕はこのお屋敷のお姫さま。かぐや姫に撫でてもらってるんだ!あ、ちょっと待って、喉気持ちいー。

 

このお屋敷での毎日は最高だよ。ご飯は猫の好物のネコマンマ(みそしるとごはんを混ぜたもの)もでるし、おやつに木の実ももらえるもん。

 

かぐや姫やおじいさんたちも毎日可愛がってくれるし、外に出てもみんな優しいんだ。遊んでた子供たちとボール(けまり)で遊ぶし、エネコばんざいだね!

 

でも問題もけっこうあるんだよね~。

 

僕はこの町に来てからずーっとこの姿、エネコになったままなんだけどそろそろ他のポケモンにもなってみたいな~って思って来たんだ。

 

この町のみんなは僕のことを「かぐや姫のペットのエネコ」として相手してくれるから、僕は他のポケモンになれない。一日のあいだで一人の時間も多くないしね。だから別にここの暮らしに不満があるわけじゃないんだよ?

 

あとね、猫の姿だと嬉しいことがいっぱいありすぎるんだ、猫にとっての。僕戻れなくなっちゃいそうで怖いよ。

 

みんなは優しい顔で僕の頭を撫でてくれたりのどをくすぐってきたりする。それが凄く気持ちいい、かぐや姫は一緒にお風呂に入って体を洗ってくれたりしてくれたし、かぐや姫のペットの証としてスカーフをくれたんだ。しかもかぐや姫の手作り、すごくきれいなんなんだ!

 

それとねこじゃらし、ねこじゃらしが大好きになっちゃった!本当はエノコログサって言うらしいんだけどね、呼びにくいし僕は今まで通りねこじゃらしって呼ぶことにするよ。

 

それでこのエネコの姿の時だけ僕はねこじゃらしに反応しちゃうみたい、なんでだろ?やっぱりネコだからかな?あと僕の尻尾にも反応しちゃって時々自分を追いかけてぐるぐる回っちゃったりするんだ、みんなは笑顔でそれを見てたみたいだけどね。

 

あとは……かぐや姫がつけた名前かな?僕男の子なのに、ニャー子っていう名前をもらったよ。そりゃあ姿からみたらメスネコだと思うかもしれないけど、僕は男の子なわけだしやっぱり男の子みたいな名前がよかったな……。でも可愛がってもらえるし、別にいいよね!

 

ここで問題!僕は今なにをしているのでしょーか!

 

答えはお屋敷の外を散歩しているでしたー!

 

わかったかな?僕は今日はお屋敷の中じゃなく外を出歩いているのさ、まあ毎日中で遊ぶだけでもまいっちゃうしね。お、あんなところに一人の女の子発見!なにか持っているもよう、早速何してるのか確認してみよう!

 

「ニャー(ねえなにしてるの)?」

 

「ほわあっ!?」

 

あ、こういうのなんて言うんだっけ?……忘れた!

 

その女の子は僕の鳴き声にびっくりして飛び上がっちゃった。ついでに持っていたのは縄だったみたい。飛び上がっちゃった時に落ちちゃったからくわえて拾ってあげるね、むぁい!

 

「あーびっくりした……。あ、ありがとう」

 

女の子は落ち着いて僕の持っていた縄を受け取ってくれたよ!いいことをするって気持ちがいいね!

 

「って、輝夜のところの猫じゃない。久しぶりね」

 

あ、君は確か!藤原さん家の娘の妹紅ちゃん!確か藤原さんがかぐや姫と結婚の話に来たときに庭で遊んだよね!けまり楽しかったよ!あ、頭気持ちいい。

 

「ニャアン(ところでこの縄どうするの?何してるの)?」

 

ペシペシと前足で叩いてじぇすちゃーで妹紅ちゃんに聞く僕。妹紅ちゃんは僕が何をしてるのかわからないようだったけど何秒か考え込むとひらめいた顔をしたよ。僕の考えが伝わったのかな?

 

「ほらほら~捕まえてみて?」

 

そう言いながら縄をくねくねと動かす妹紅ちゃん。

 

止めてー!そ、そんな動きを見せられたら僕、僕変になっちゃ、ウニャー!

 

結局、妹紅ちゃんが何してるのか聞き出せなかった。でも縄遊びは楽しかったよ!またやってもらいたいな!

 

………あれ?僕なにしてたんだっけ?まいっか!お腹も空いたし、早くかぐや姫のとこにかーえろっ!

 

スカーフが風に揺れて、とってもいい匂い♪

 

俊介side end

 

 

妹紅side

 

ふう、楽しかった。見つかった時は輝夜のとこに侵入しようとしてたのがばれると思ったけど、なんとか誤魔化せたわね。

 

「……また会えないかしら?」

 

また今度遊んでみたい。お父様が輝夜に求婚した日の時みたいに、私の寂しさを埋めてほしい。

 

……あ、そういえば私こんな縄だけでどうやって侵入するつもりだったんだろ?まいっか。

 

 

妹紅side end

 




若干あほっこ?俊介くん。
早速平安京でペット生活確定かな?でももう少ししたらそれも終わっちゃうかも?

今日は作者である私もポケモンの大好きなポケモン、エネコになった俊介くんの日常編でした!
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