タイプ:くさ
日射しが強くなると花が開く。つぼみの時は大人しくうっぷんを耐え凌ぎ、花が開くといつもニコニコ。うっぷんを一気にはらすように活動する。日がかげる、夜になったりすると元の姿へと戻る。
特性フラワーギフト:天気が「日射しが強い」状態のとき、自分と味方の攻撃・特防が1.5倍になる。
「………あれ?ここどこ?」
いつのまにか真っ白なところにいたよ!あれ?ここってどこかで見たような……。
「よっ、久しぶりだな」
「あっ!おじさん!」
そうだ!おじさんに初めて会った場所だったんだった!久しぶりだねおじさん。
「おじさんて……。まあいいや、楽しんでるか?」
「うん!ポケモンになるの面白いよ!今お昼寝してたとこだし!」
「そうかそうか」
おじさんもなってみたら?
「ところでおじさん僕になんかよう?ここ前僕が来たとこでしょ?」
「あーそのことなんだがなぁ。お前、ポケモンの姿になれるだろ?」
うん。
「お前ポケットモンスターXYのポケモンって知ってるか?全部」
え?フォッコにケロマツハリマロンイベルタルゼルネアス………知らない!全然わかんないや、だって見たことないもん。
「まあそうだろうな普通。そこで、だ。俺がプレゼントをしてやろう、感謝しろよ」
「わーい!ありがとおじさん!」
中身は~♪あ、これはもしかして全国図鑑!?しかもXYのだ!おー、全部のってる。
「寝てる間だけそれ見れるようにしてやるから、よかったな。XYのポケモンになれるぞ」
「やたっ!ありがとおじさん!」
早速見てみよっと、………ふむふむギルガルドにコフーライ、あ!メガ進化だ!カッコイー!
「あと五分したら帰れよー、そこの穴くぐれば帰れるから」
◆
「(………っは)!」
あれぇ?僕何してたんだっけ?……まあいっか、それにしても結構寝ちゃったみたいだね。お日様が真上からとっくに過ぎてるし。
なんか体が重いような…………僕布団なんてかけてたっけ?あと部屋の中で寝たっけ?……気のせいかな?あ、つぼみが閉じちゃってる、外に行こっと。
布団から出て外に向かってテクテクと歩いていく。でも歩きにくい、つぼみが邪魔でよく見えないや。あ、転がればいいのかな?
ゴロンゴロンゴローン、バイーン!トテン。
落ちちゃった。でもあまり痛くはなかったよ。さあお日様よ、僕を照らしたまえー。
空から強い日射しが地面を照らしつけてる。地面に寝転がってる僕にお日様の光があたってゆっくりとつぼみから花が開いた。
やっほー!動きやすくなったぞー!それによく見える!お、あちらに人影発見!ひまわりに水をあげているみたい、こっそり近づいてみよう。ミッションスタート!
俊介side end
???side
『お水おいし~』
『ありがと~!』
「……ふふっ」
私の名前は風見幽香。太陽の日射しが熱い夏の季節の中で今こうして向日葵たちに水をあげている。最近私を討伐しようとする人間たちがこの花畑にやってくるから花の手入れが大変だわ。
私は花妖怪って名前で能力も花を操る程度の能力。弱そうに見えるけど素のスペックが高いから大抵の相手では私には敵わずいつも討伐に来た人間たちは殺られていく。
そういえば今日は変な生物を見つけた。夏に咲くことのないサクラの花びらのような姿の生物、その見た目は可愛らしくうちの縁の上で日に当たる位置に寝ていた。妖怪かもしれないけど妖力は全く感じなかったから顔にへばりついていた虫を払い取って顔を少し拭いてあげた後私の布団で寝かせておいた。
ヒョコ
「あら、もう起きたの?」
今私の目の前に出てきたのがそれだ。向日葵の茎の間からヒョッコリと少しだけ顔を出して私を見ている。隠れているつもりだったのか、私が声をかけると少しだけ肩が動いた。かわいい。
「私は風見幽香。あなたの名前は?」
「_______」
その子の声は人の言葉じゃなくて鳴き声のような物。何を言っているのか普通じゃわからないような言葉だった。
でも私にはわかった。これでもその子が「花」なのかからしれないけど、はっきりと。
「僕の名前はチェリムだよ!こんにちは風見さん!」
その子の声は普通の人間子供の声となんら変わりのない声。でも本当は_____としか言っていない。これはこの子の心の声。
「幽香でいいわよ。チェリム」
これが私とこの子の、最初の出会い。
幽香side end
俊介side
この花畑で僕が出会ったのはきれいな緑色の髪の風見幽香さん!大妖怪なんだってさ!あと幽香さんは僕の言ってることがわかるみたい、何でだろうね?
僕はしばらくここに住むことにしたよ!幽香さんのお家の回りは花畑でいっぱい、ひまわりが多かったよ!なんでって聞いたら今の季節が夏だからなんだって。
幽香さんは季節が変わる旅に花が咲く場所に移動して暮らしてるんだってさ!だから僕がここにいるのは夏が終わるまでだね。おじゃましまーす!
『じょろじょろ~!』
「そうそう、水は花の根本にあげるといいのよ」
今は幽香さんの花畑のひまわりに水をあげてるんだ!最初は届かなくてできないって思ってたけど水は花の根本にあげるものなんだってさ、知らなかった!
幽香さんは花妖怪っていう種族なんだってさ!花を操ることができるんだって!あれ?てことは幽香さんが僕の言葉がわかるのってそのせい?じゃあ他のポケモンだとわからなくなっちゃうのかなあ?
『ねえねえ幽香さん!水やり終わったよ!』
「ふふ、ありがと。じゃあお茶にでもしましょうか」
『わーい!やったあ!』
幽香さん優しい!お茶っておやつのことだよね!僕おまんじゅう好きなんだあ!
◇
『幽香さんっていつも何してるの?』
あれから時間が立って夜になっちゃった。僕のつぼみも閉じちゃってさっきみたいに力が出なくなっちゃった。
今僕は幽香さんに抱っこされながらお話中、幽香さんの顔がつぼみを少しどけなきゃ見えにくいよ。みんな僕を抱っこしながらしゃべったりするのは何でだろうね?
「そうね。いつもは花の世話をしたり妖怪や人間をいじめたりしてるかしら?」
『いじめはダメだよ?でも幽香さんって強いの?僕が見たでっかいムカデの妖怪の方が強そうだよ?』
「あら、私こうみえて強いわよ?並みの妖怪なんかには負けることなんてないわ」
『へぇ~すごいね幽香さん。僕から見たらきれいな女の人にしか見えないのにね』
「あら、嬉しいこと言ってくれるじゃない」
『だってそうでしょ?かぐや姫みたいにきれいに見えるよ』
あれ?なんか抱き締める力が強くなったような?
「輝夜って平安京の女よね?」
『そ、そうだよ』
「なら、私と輝夜のどっちの方がきれいに見えるかしら?」
え?
「うふふ、正直に言ってみて?」
え、えーと……。どっちなんだろ?どっちもすごくきれいだし、わかんないよ~。あ~でも幽香さんの方が大人っぽいから美しいって方が似合うかも。
『どっちもきれいだけど、幽香の方が美しいって感じがするよ』
「ふふふ、そう……」
あ、力がゆるくなった。なんでだろうね?
「さあ、そろそろご飯にしましょうか。何がいい?」
『ん~とね、なんでもいいよ。幽香さんの好きな物で』
これから泊めてもらうのにぜいたく言っちゃダメだもんね。でも移動するなら僕を抱っこしたままは止めてほしいかな。僕は料理できないよ?
こうして僕は幽香さんの家でしばらく暮らすことになったよ。しばらくはチェリムの姿のまんまかな?まっ、楽しかったからいいけどね。
チェリム俊介くんが大人しくくて大人みたいに見える……。ちなみに私は東方キャラで幽香さんはかなり好きな方です。一番はルーミア確定。異論は認めます。
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