機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ラフタの妹に転生をしちゃったので奮闘をする。   作:桐野 ユウ

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模擬戦

火星にある鉄華団の基地、レフタ・フランクランドはこの基地に帰ってきていた。相棒であるケルディムサーガは新たな姿ケルディムサーガイングラスという機体に生まれ変わっており彼女は調整を行っている中獅電の一機は改装工事を行っていた。

 

それはシノが搭乗をするために阿頼耶識搭載機へと換装をしているところである。

 

「そうそうそのままそのまま・・・・・・はーい」

 

レフタの指示でコクピットブロックが換装されていき獅電の一機がシノ用に調整を行っていた。一方で外では獅電やランドマンロディを使った模擬戦が行われる中ケルディムサーガイングラスが動いてその模擬戦の中に入りこんだのだ。

 

「あれ?」

 

レフタはケルディムサーガイングラスが動いてそのまま一機のランドマンロディを倒したので苦笑いをしていた。その理由は簡単だ自身の姉が自分の機体に搭乗をしているんだなと。

 

「ラフタネェ・・・・・・また勝手にケルディムを動かしているし」

 

「あはははは・・・・・・」

 

『ラフタさんはいつもそうなのか?』

 

「まぁ私とラフタねぇは似ているからね、ハロ達もラフタねぇを一度乗せてからは何度も乗せているからね」

 

レフタはとりあえずラフタを止めないとなと思いスピーカーを使う。

 

『ラフタねぇ!!いい加減ケルディムから降りて!!』

 

『いいじゃないの?ほらあんたたちかかってらっしゃい!!』

 

そういってケルディムサーガイングラスは挑発をするように指をくいくいとさせてランドマンロディ二機がケルディムサーガイングラスに突進をしてきた。

 

一機のランドマンロディは殴ってきたがケルディムサーガイングラスはかわして足を出してこけさせるともう一機の手をつかんでそのまま背負い投げをしてもう一機の上に落とした。

 

「「『わお』」」

 

『ふふーん勝利のV!!』

 

ケルディムサーガイングラスはVサインをしたのでレフタたちは苦笑いをして見ていた。さて現在バルバトスとグシオンは改装をするためにタービンズに運ばれたのだ。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

『レフタさん何をしているのですか?』

 

「あぁこれ?今ラフタ姉さんが搭乗をしているケルディムサーガイングラスとランドマンロディの戦闘記録を見ているのよ」

 

『戦闘記録?』

 

「そういえば姉さんはモビルスーツの戦闘記録をとっていてそこから鉄華団がどこが悪かったのか指摘をするんです」

 

『そうだったのか・・・・・・』

 

「まぁ増えているのは新兵だけどMSの方は少ないからね・・・・・・あ、ごめんけどジュリエッタとヴィタール君は姉さんたちに渡しておいて」

 

「お姉ちゃんは?」

 

「私はオルガ達とすこーしだけお話をするから(笑)」

 

レフタはじゃあといいそのままオルガたちがいる場所へと行く、一方でオルガとビスケットの二人は社長室で色々とチェックをしていた。

 

「レフタ姉さんが持ってきてくれたMSの獅電が6機か・・・・・・だがそれを動かす奴を作らないといけないからな・・・・・・」

 

「本当だね、MWなどはいいんだけど・・・・・・」

 

二人が考えていると扉が開いてレフタが入ってきた。

 

「あら二人ともいたのね?」

 

「レフタ姉さんじゃねーか」

 

「どうしたんですか?」

 

「二人とも忘れていないわよね?」

 

「「え?」」

 

「ほら私がタービンズに行く前に渡したドリル」

 

「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」

 

二人は顔を真っ青にしていた、そうレフタに渡されたドリルを全員やっていないのだ。レフタ自身はうふふふふと笑いながら放送をすることにした。

 

『鉄華団の古株の皆は大至急オルガがいる場所へ来るように、いいわね!!』

 

レフタはうふふふふと笑いながら皆が来るのを待っていた、それから数分後ユージン達が入ってきたがレフタの姿を見た後にオルガ達の方を見て察した。

 

「さーてユージン、シノ、昭弘に三日月?私がタービンズに行く前に渡したドリルはどうしたのかしら?」

 

「いや・・・・・・あの・・・・・・その・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

レフタはニコニコと笑っているがオルガ達は冷汗を止まる気配がない、そう現在レフタは黒いオーラを纏っているため彼らは苦笑いをするしかないのだ。

 

「・・・・・・そう私が出したドリルを全くやっていないというのね・・・・・・」

 

「レフタ姉さんその俺達も色々と忙しくてな・・・・・・けっして忘れていたわけじゃないんだ」

 

「ほ、本当だぜ!!なぁ!!」

 

全員が首を縦に振っていたのでレフタははぁとため息をついていた。まぁ忙しいのはわかってたしまぁ仕方がないかと諦めることにした。

 

「まぁ今回は不問にするわ。けれど次はナイカラネ?」

 

「「「「イエスマム!!」」」」

 

レフタの黒い笑みを見て鉄華団の男たちは震え上がる。彼女は部屋を出てMSデッキの方へと戻ってきた。ケルディムサーガイングラスが元の位置に戻されており模擬戦は終わっているんだなと思い見ていると。

 

「レフタあああああああああああああああああああ!!」

 

「ふごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

勢いよく抱き付いてきたラフタにレフタは倒されるのが恒例となっており鉄華団の知っているメンバーはいつものことかと思い見ているが知らないメンバーは驚いている。

 

「あ、あの!!あれは!!」

 

「あーあれはラフタ姉さんとレフタ姉さんのいつもの恒例行事っスよ」

 

「そうそうだから僕たちも気にしないようしているの」

 

「きーこーーえーーてーーるーーわーーよーーーライドにタカキ!!」

 

「「げげ!!」」

 

レフタの声が聞こえてライドとタカキはそそくさと逃げていく。

 

「ラフタねぇ!!離れて!!」

 

「いいじゃないの姉妹なんだから」

 

「そういう意味じゃなーーーい!!あの二人だけをとっちめないといけないのよおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

レフタは叫ぶがラフタは離さずにすりすりをしているのでくああああああああと叫ぶ。その様子を雪ノ丞たちは見ている。

 

「やれやれ騒がしくなったな・・・・・・本当に」

 

「そうね・・・・・・あの子たちレフタさんに会いたかったからね」

 

雪之丞とメリビットの二人はその様子を見ながらレフタとラフタの姉妹を見ていた。

 

「それにラフタさんはレフタさんと一緒にいれなかった反動でしょうね。あんなに積極的に妹にくっつこうとしているのは」

 

「おそらくな・・・・・・あの恒例行事もな」

 

「恒例行事になってしまっているのですね(笑)」

 

「だろ?(笑)」

 

二人は笑いながらレフタとラフタの姉妹を見てなごんでいた。




次回 レフタ達が火星へ戻ってから数か月が立ち三日月は換装が終わったバルバトスを取りにタービンズに向かった。

一方で基地ではレフタがケルディムサーガイングラスに搭乗をしてロングライフルを構えていた。ほかのMS部隊も出撃をして攻撃をする。

次回「襲い掛かってきた敵」

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