ランキング外の最強の嫁は生産職のライブ配信者とのびのびカタツムリ旅行します 作:ライドウ
赤の勇気、登場
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終焉とは、終わりである
されど、それは新たな始まりでもある。
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誰もいない中層と呼ばれる場所の平原。
いつもの黒服に狐面のハカモリと、100人の色とりどりな装備を着込んでいるプレイヤーたち。
見物人
«これは、圧巻だな・・・»
見物人
«これを1人で相手取るとか馬鹿だろwww»
見物人
«いや、わからんぞ・・・なんせ黒の終焉なんだからな»
カラス
【ハイハイハイ、現在オッズはハカモリ5:100人5買うなら今だよっ!!https...】
見物人
«それでもハカモリに緊張してる様子はないな・・・»
なぜハカモリがこんな事をしているかと言うと、全部カラスPが仕込んだことなのだ。そのカラスPも金儲けのためなのか独自のサイトを開いて賭け事までしてる。
えっそれは違法なのでは?って、カラスPだからね!仕方ないね!一方、ハカモリは・・・
(敵の数はちょうど100、うち振り分けは前線職50、後衛職20、回復職15、特殊職が15か・・・まずは回復役から潰す・・・いや、特殊職もめんどいし・・・・・・)
冷静に敵軍を観察していた。
ちなみに今のハカモリはナルナルに早く会いたいがために請負人モードになっている。早く行かないと
そして・・・
「それでは、これより!黒の終焉『ハカモリ』VS挑戦者100名の決闘を行う!!デュエル・・・スタァート!」
スタートと同時にハカモリは高く跳躍し群衆に向かって筒のようなものを投げる。その正体はPVP勢なら御用達の”スタングレネード”である。
「たっ、対閃光防御!!」
誰かが大急ぎで指示を出すが、ギリギリまでハカモリが隠し持っていたスタングレネードはその指示が通る前に炸裂した。
見物人
«いっ、一瞬だが100人もいる相手の動きをスタグレひとつで止めた!?»
見物人
«しかもそれだけじゃねぇ!!自分は飛び跳ねて相手が見上げる事でスタグレの被害を拡大させてやがる!!»
見物人
«これ一昔前に流行った手法じゃねぇか!!»
コメント欄があまりの早業に騒ぎ出す。
そしてハカモリは安全に回復と特殊職のいる後方に降り立つ。そして素早く懐から小型ナイフを大量に取り出し、回復職と特殊職のプレイヤーに向けて回転しながら投げた。
(全部命中、面倒なのは片付け・・・っ!!)
ほぼほぼ初期装備の剣士がハカモリに向かって飛び込んでくる。しかもその動きは、人体を無視した動きであり、無茶苦茶な突貫のように見える。しかし、ハカモリはこれだけで気づく
(コイツ、チーターかっ!!)
何分、人気の高いノーヴェルオンラインそりゃもちろんチーターだっている。だがチーターにはチーター専用のサーバーがあり普段はそこにいるはずなのだが・・・
(ここにいるってことは純粋な挑戦者!?)
「みんな今だ!!俺が引き付けてる間に回復職と特殊職のヤツらを!!」
そう言ってほぼ見えないような剣戟を放ってくる。
ハカモリは自慢の反射神経でそれをかわすが狐面が持っていかれてしまう。(まあスキンだから全然問題ないのだが・・・)そして、チーターの言う通りに他のメンツは全滅してる回復職と特殊職を引きずって移動させ、復活アイテムを使いだした。
(こいつ相手だとヘブン・ヘル、深淵だと大きなスキになる、なら!!)
チーターが切りかかると同時に、またスタングレネードをチーターの目の前に投げ捨てる。超至近距離で光られたらさすがのチーターも怯み、距離をとって閃光防御し、直後にスタングレネードが光った。
見物人
«すげぇ!!チーター界最強の初期さんを防いだ上に凌ぎきりやがった!»
見物人
«えっこれ、いいの!?»
カラスP
【ノーヴェルの運営と相談して1人だけならと許可頂きました!】
見物人
«わぁ鬼畜。»
見物人
«うーんこの»
そしてハカモリは冷静にインベントリから、もう1つの隠し球を取り出す。ノーヴェルの中で最も隙が少ない代わりに火力が出ないとされている双剣・・・その中でも最強の攻撃力を持つと言われる武器を装備する。
「っ・・・それは『
(さすがに筒抜けか・・・)
現在ハカモリが相手をしているチーター・・・”初期さん”は、チーターでありながら情報屋でもある。チーターサーバーで真っ先に最新コンテンツを確認し、それをレビューと共にブログに載せる。しかもその情報は正確な上にネタバレなども考慮しているため、普通のプレイヤーなどからも人気なのである。
「手は抜かない・・・迎えに行くために」
「なら、その予定はキャンセルでお願いします。貴女をそこから動かしませんので・・・」
そして、初期さんはハカモリに斬りかかった。
もう少し続くんじゃ