ランキング外の最強の嫁は生産職のライブ配信者とのびのびカタツムリ旅行します   作:ライドウ

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前回のあらすじ

落下。
いい夫婦な準備の良さ



#30 地下楽園の主

さっき見た巨大なミノタウロスはいつかの初心者の森の木に迫る大きさのミノタウロスだったらしく、目の前で土埃を上げて、横たわっている。

 

近くには大きなアックスが落ちており、周りの木々がなぎ倒されている当たり、相当激しく戦っていたらしい。まあでも、ゴリラが勝ってどこかに行ってしまったようだが・・・

 

ナルナル民3245:おいおい、こいつ中層最奥クラスのレイドボスじゃないか・・・

ナルナル民5321:そんなのを倒すゴリラって・・・やべぇな。

立ち見さん0001:なにこれ?本当にノーヴェル?タイトル詐欺?

ナルナル民1315:いいえ、ノーヴェルオンラインそのものです。

 

コメント欄にだんだん立ち見さんが増え始める。

あの迷いの森の攻略法と同じく、新しく発見されたダンジョンなのだ。

そりゃ視聴者も増えるよねっといったところ。でもなんだかなぁ・・・

他のゲームだとそんなに増えなかったのに・・・本当にノーヴェルのすごさが分かるね(小並感)

 

「うーん、見た感じ本当に倒されてるね。気絶とかじゃなく。」

 

「・・・」コク

 

そう何せ、ちょっと触って脈を取ったところ、完全に絶命している。

なんなら、傷や怪我の様子がない・・・ということは、殴ったことによる骨折が脳が傷ついて死んだか・・・もしくは心臓に肋骨が刺さり死んだかのどちらかだろう。

 

ナルナル民1846:本当に怖いのは、こんなのが大勢POPしてそうなところだけど・・・

 

そのコメントの通り、僕の第六感的なあれにはそこらかしこに超大型・・・それこそレイドボスクラスの敵が雑魚的のごとく沸きまくっているのだ。

 

 

「キャンキャン!!」

 

 

ふと、そんな鳴き声が僕のバックの中から響く。

バックを下ろして、そのバックを開けてみるとさっきの狼の子供がつぶらな瞳で僕を眺めていた。

 

「どうやら、いつの間にかバックに潜り込んでたみたいだね。よしよし」

 

「くぅ~ん・・・」

 

どうやらこの子供の狼も脅威を感じ取っているらしくちょっとだけ怯えてしまっている。

よしよし、と宥めながら周りの様子を見渡す。ここだと、このミノタウロスのようなモンスターが来るかもしれない、どうにかして移動したいけど、この狼を抱えて移動するって言うのも。

 

「っ・・・ナルナル!!とても大きいのが来る!!」

 

「っ!?」

 

ナルナル民2546:なんだって!?

ナルナル民6431:ハカモリがここまで言うってことは・・・最前線クラス!!?

ナルナル民9224:こりゃ、ナルナルの画面がゲームオーバーになるのか・・・?

 

コメント欄でざわめきだす。

何せ、ハカモリがヘルサイスとヘブンサイスではなく深淵剣を構えているのだ。

あの”ハカモリ”が、”本気装備である深淵剣”を最初から構えているのだ。

 

(あの渚が、ここまで最初から全力で相手するなら・・・僕はちょっとヤバいかもなぁ・・・)

 

そんなことを考えつつ、ブルブルと震えだす子供の狼をしっかりと抱え、渚が見ている方向にボクも視線を向けるのであった。

 




なお、本の噂程度だが・・・

4年も前にとある”有名な完全ダイブプレイヤー”が、ザルダトヘマスル山にて行方不明になっているらしい。彼女のカラーがいろんな意味で目立ったため・・・

後にシックスカラーネームドと呼ばれるようになったのはいろんな意味で有名らしい。
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