ランキング外の最強の嫁は生産職のライブ配信者とのびのびカタツムリ旅行します 作:ライドウ
前回のあらすじ
サトマルの雄たけび
イライラしている。
《第4小隊が全員負傷した!後退する!!》
《ショットガンの補給が途絶えさせられました・・・補給路の奪還を!》
「第4小隊はポイントβに後退!!βに潜伏している回復術さんたちは回復を最優先に!!ポイントαの医療部隊の護衛の第5小隊を補給路を奪還してください!!死んでも取り返して!!」
我がライバルであるハカモリの彼氏・・・ナルナルさんが指示を飛ばし、状況の改善をするために戦略の提案と、机上に広げている戦略地図の更新を急いでいる。
手伝いしているスタマヨのギルドマスターが、急いでホワイトボードの更新と補給の手配をしている。
《ちょっと、疲れたから下がる。》
「わかった、お疲れ様ハカモリ。無事に戻ってきて」
《聞いたか!!第3小隊!ハカモリさんを護りながら後退だ!!》
なおかつ、ハカモリが全力を尽くしてもあの軍勢が衰えることがない。
だからこそイライラしている。私は、理不尽と不公平というものが嫌いだ。
自分が理不尽で、不公平ならそれはどうでもいいのだが、他人がそれをしているととてもとても腹が立つ。
しかも、それが私の”お気に入り”に向けられているということが何よりも気に食わない。
《第4スナイパー部隊だ!敵が増えてきている!!ディストーさんと俺たちだけではこれ以上無理だ!!》
「了解しました!!ディストーと第4スナイパー部隊は最終防衛ラインまで後退してください!!」
何より、そして一番気に入らないのは・・・
チラリと、開いているブラウザを見てみる。
ワンダ視聴者452:クッソ雑魚くて草なんだかwww
ワンダ視聴者536:これがノーヴェルオンラインの三本柱の実力かよwwwざっこいwww
ワンダ視聴者647:向こうは環境装備すら整えられない弱小だろ?wwwこれは勝ちましたわwww
ワンダ掲示板というものを見ているのだが、それの書かれているものが非常に腹立つものなのだ。
私は一応、コウメイのジジイが率いている魔導探求学院に名前だけだが所属させてもらっている。
たびたび本部で交流したから、そのメンバーが装備が環境装備でないということを聞いたことがある。
何でも、環境装備をそろえると心が狭くなってゲームを楽しめなくなるから~という理由らしい。
実際、環境装備ではなく個人のお気に入り武器を使い冒険している彼らは常に楽しく行動している。
だからこそ環境装備を整えており、PVPと戦争を楽しんでいる奴らが許せなかった。
私もかつて、ハカモリがこのノーヴェルオンラインで名をはせる前奴らと同じことをしていた。
とにかく向かってくる弱いプレイヤーを叩きのめし、初心者だろうが上級者だろうが全員叩きのめした。
・・・しばらく同族嫌悪に陥っていると精神的にボロボロになっているハカモリが本陣に戻ってきた。
長椅子に座っているナルナルを見つけると、フラフラと近づいていきナルナルの膝を枕にして倒れこんだ。
「お疲れ様・・・」
「ん・・・5分・・・ねる。」
すぐさま安らかな寝息が聞こえだし、ナルナルは頭をなでながら状況判断をし続けている。
「・・・ここで燻っていても仕方ないか。」
いつもの杖を取り出し、戦地を見渡す。
杖を構えて、魔力を高め《検知》*1の魔法を使用する。目に見えるだけでもかなりの多くのプレイヤーが入り乱れているらしい。
今使っているこの杖じゃぁ・・正確に狙撃なんてできないわね。
しょうがない。
ストレージを開いてとっても昔に放り込んだ迷いの森入り口で拾った杖を取り出す。
”魔法樹の大杖”☆20
攻撃:100
魔補:1000%
強度:最硬
エンチャント:<魔砲身>*2
武器射程:至近
強化:済
ちょっと挑んで入り口で偶然見つけたから帰還の羽を使って手に入れたまさしく最強クラスの杖。
ハカモリの
でもこれぐらいの不利なら使っても構わないだろう。
「・・・<
補助用の魔法をいくつか一部の魔法陣が展開され、発動のタイミングを待つ。
<
魔法使い同士のPVP対戦では、これを覚えていないか覚えているかでかなりの格差が発生するのだ。
そして、私が使う魔法はただ一つ。
全てのチーターサーバー以外で唯一の習得者は私しかいない絶対的な魔法。
「
魔力の9割を消費し、その最大魔法を使用する。
この魔法は、かなり強力無慈悲。防御無視、確定クリティカルヒット。だがその発動魔力は私でさえ9割の魔力でようやく発動する。
その数値を表すならば、消費MPは90000。しかもこの魔法は、装備アイテムによる魔力軽減すらできない。
魔力をほとんど使い、片膝を付く。
ふと、さっきまで見ていた光景を見ると地獄が広がっていた。
私の放ったメギドは、私が敵と認識しているワンダギルドのプレイヤーたちにヒットする。
そして、私が味方だと認識しているプレイヤーにはメギドによく似た回復魔法が着弾する。
「はは・・・ざまぁみろってね。」
私は満足げに、そう吐き捨て意識を手放すのであった。
ちょっとリアル精神力を使いすぎたかな・・・あっ・・・・・・なんか柔らかい・・・。
・・・寝ちゃおう。
最後、クレイドルはニャントーの手によってナルナルの膝の上に頭を置かれました。
つまりナルナルは戦闘指揮をしながらハカモリとクレイドルの二人を膝枕しています。
ちくしょうめええええ!!
そういえばサブキャラに関するお話を出してるけど・・・
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正直いらない
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面白いので続けてほしい
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どっちでもいいんじゃない?