ランキング外の最強の嫁は生産職のライブ配信者とのびのびカタツムリ旅行します 作:ライドウ
ロボット清楚っ子はお嫌いですです?
今回は元々登場予定の最終枠です。
次はレクリエーションタイムですね。
どうなることやら。()
緊張すると言った同期の4人。
同時接続数は既に500,000に達している。
ここまでで、イチバンちゃん、ノエルちゃん、アミちゃん、アナちゃんたちの活躍のおかげで、とても人が集まっている。
この人数では初めて配信した人は間違いなく緊張どころか、アミちゃんみたいな反応が正解だ。
「だ、大丈夫なの?ゾーン君は・・・」
「うーん、全然?」
「大丈夫じゃないのか。」
「まあ、6桁は初めてだなぁ・・・」
呆れながらコッチを見るイチバンちゃんにそう返す。
フリーの配信者だった頃は4桁が最大だ。良くて2万人を超えたのが僕の中で1番緊張した時だ、でも今はちがう。
(なんせ天下のゲーム&ライバー。その2期生の大トリ。視聴者なんて50万人張り付きと来た。)
この状況に僕はとてもドキドキしている。
元々、ゲーム&ライバーさんからはライバーをやりませんか。とスカウトを受けていた。ゲームが上手いわけじゃない。トークスキルがある訳じゃないのだが何故かスカウトされた。その理由をスカウトした人に聞いてみたら。
(ナルナルさんと同じ素質を感じた。なんて言われたらなぁ。)
みんな知らないだろうが、ナルナルさんはこの衰退しているヴァーチャル配信者時代において再びその熱をあげている人物だ。そんなナルナルさんと同じ素質があると言われて入った。
だからこそ。
(この程度の人数で緊張したら。ダメだよね!)
僕は、元気いっぱいに配信開始ボタンを押した。
==========
「諸君、私は配信者が好きだ。
諸君!私はヴァーチャル配信者が好きだ。
諸君!私は、ゲーム&ライバーが大好きだ。」
その短い、たった3文の言葉で、一瞬にしてコメント欄が静寂に包まれる。
そして彼の隣には、いつの間にか立っている4人の姿がある。
ヴァーチャル体として視聴していた視聴者たちも直立不動の姿勢へと正し、ただ黙って”彼”の演説を聞き始めた。
「存在が好きだ。笑顔が好きだ。泣き顔が好きだ。怒り顔が好きだ。真顔が好きだ。笑い声が好きだ。悲鳴が好きだ。泣き声が好きだ。怒号が好きだ。台パンが好きだ。困惑した表情が大好きだ。
部屋で、家で、出先で、ヴァーチャル空間で、ゲーム内で、船内で、地球で、月で、火星で、アステロイドベルトで、木星で、コロニーで、この宇宙全てで視聴できるありとあらゆる配信行為が大好きだ。」
両の手を広げ、何もないヴァーチャル空間の天井を見上げる彼。
釣られてみれ見れば、そこには確かに何もなかった。しかしそこには、大きく掲げられているGSAAZの紋章が段々と浮き出していた。
「視聴者たちが配信前のチャット欄でまだかまだかとソワソワし、配信開始と共に挨拶をするのが好きだ。
ASMRで耳元で囁かれそのシチュエーションを考えた時など心がおどる!
配信者が操るキャラクターの必殺技で雑魚敵を一掃しているのが好きだ。
参加型で、悲鳴を上げてダウンした煽り厨をMGでなぎ倒す時など胸がすくような気持ちだった。
銃剣先をそろえた精鋭の視聴者たちが、挑んできたアンチの戦列を蹂躙するのが好きだ。
パニック状態の配信者がチャンスだと思ったゴースティングを何度も何度も死体撃ちする様など感動すら覚える!
雑談配信の質問コーナーで自分の質問がピックアップされた時などもうたまらない。
塾されたマシュマロが取り上げられて、ワクワクしながら読み上げるとクソマロだった時の金切り声のツッコミで釘を刺すのも最高だ!
哀れな視聴者たちが泣け無しの金でスーパーチャットをしてきたのを優しい言葉と共にありがとうと言ってくる時など絶頂すら覚える!」
そこまでの言葉を言うと、彼のオーラはなりを潜め始める。
まるで何かを思い出すかのように、悲しげな表情と共にまた口を動かし始める。
「調子に乗った配信者に見るも無様にボコボコにされるのが好きだ。
最初は遠慮しがちで初々しかった配信者が、だんだんと嫌な奴に変わっていった様はとてもとても悲しいものだ。
配信者のプレイヤースキルに押しつぶされてキルされるのが好きだ。
アンチに追いかけまわされ、精神を崩壊させて辞めていく配信者を見るのは屈辱の極みだ!!」
笑いながら、いや怒ったような顔かもしれない。そんな表情で両手を前へ突き出しワナワナと震わせるかれ。視聴者たちはそれに大いに共感し顔を伏せたり怒り心頭と言った様子で震えだす者もあらわれだす。
「諸君、私は配信を・・・楽園のような配信を望んでいる。
諸君、私の演説を傾注している視聴者ROM民諸君!!
君たちはいったい何を望んでいる?」
その言葉に視聴者たちの視線が一斉に彼へと集う。
だれだろうが、男だろうが女だろうが子供だろうが大人だろうが、若者だろうが老人だろうが。
出た彼が紡ぐ言葉の続きを待っていた。
「さらなる配信を望むか?」
その答えは沈黙。
確かに配信はしてほしい、しかし配信者に一番気を使ってほしいのは我々ではなく配信者自身の体の調子だ。
「面白味のかけらもない、ただ作業と化しているクソのような配信を望むか?」
その答えは、殺気。
確かにそれは配信である、しかし配信している以上視聴者を楽しませる必要がある。
ただ面白みのかけらもない作業と化している配信など
「視聴していて楽しく、聞いているだけでも面白い、楽園のようなライブを望むか?」
その問いは、―――――――――――
「
「
「
「
▼上位チャット
ゲーム&ライバー視聴者:
ゲーム&ライバー視聴者:
ゲーム&ライバー視聴者:
ゲーム&ライバー視聴者:
ゲーム&ライバー視聴者:
ゲーム&ライバー視聴者:
そして、彼はニヤリと大きく口を歪ませ・・・
「よろしい、ならば
高らかに宣言した。
===========
「改めまして、視聴者ROM民諸君。初めまして、ゾーン・ビルヒストックだ。階級は少佐。GL大隊の大隊指揮官だ。」
美形の軍服を着たイケメンがそう自己紹介をする。
それだけで、視聴者たちにカリスマの暴風が襲い掛かる。
▼上位チャット
ゲーム&ライバー視聴者:少佐殿!!
ゲーム&ライバー視聴者:あのカリスマあふれる演説好きです!!少佐の部隊に入隊させてください!!
ゲーム&ライバー視聴者:熱い演説でした!!少佐殿!!一生ついていきます!!
ゲーム&ライバー視聴者:GL・・・GAME&liver!?センス良すぎで草
ゲーム&ライバー視聴者:設定凝りすぎだし、中二病だしカッコ良すぎやばい。
ゲーム&ライバー視聴者:世が世なら本当にどこかの軍隊の指揮官だったのでは?www
ゲーム&ライバー視聴者:わかる。
「ははは、そうほめるな。恥ずかしくなるだろう。」
黒い軍服でありながら、どこか安心感を彷彿とさせる。
照れながら微笑むと、多くの女性視聴者たちがドキッとする。
何気ない一つ一つに視聴者がひきつけられる。
「好きなことは、シュミレーションゲーム。嫌いなことは死体撃ち。最近のハマりは戦艦自作シュミレーター*1で戦艦を作ることかな。」
▼上位チャット
☆ 大地 アナ:ガタッ
☆ ナルナルさんは見ている:ガタッ
ゲーム&ライバー視聴者:ナルナルさん!?そういえばナルナルさんは戦艦好きだっけ・・・
ゲーム&ライバー視聴者:戦艦が出たときのナルナルさんほどかわいいものはない。
ゲーム&ライバー視聴者:ナルナルも結局男の子。まあ、男の娘なんですがね。
ゲーム&ライバー視聴者:アナさんも草
ゲーム&ライバー視聴者:二人とも座って。
「あ、そろそろ終わらないと。この後はレクリエーションだ!みんな引き続き視聴を頼むな」
▼上位チャット
ゲーム&ライバー視聴者:いかないで
ゲーム&ライバー視聴者:少佐殿!!まだ時間があります!!
ゲーム&ライバー視聴者:少佐殿のチャンネルを登録したであります!!
ゲーム&ライバー視聴者:少佐殿ぉ!!
名残惜しそうに手を振った後に、彼・・・ゾーンは、配信停止のボタンを押した。
============
「ふぅ・・・」
ホームに来ていた視聴者たちも休憩へと一度現実世界に戻る。
スルト背後から4人分の衝撃がゾーンを襲う。
「おっ!?」
「ゾーン!かっこよかったよ~!!」
「ふふふ、柄にもなく高揚しました。」
「すごいな~・・・」
「流石ですリーダー!」
GSAAZのメンバーがそう言いながら抱き着く。
ゾーンは恥ずかしがりながらも全員の頭をなでるのであった。
はい、元々入れる予定だったゾーン君です。
えっ、ゾンビ要素がないじゃないかって・・・名前名前、”ゾーン・ビ”ってあるでしょ。
あとゾーン君が言ってないだけで一応アンデットだからね?(設定が)
ちなみに
ゾーン君
-
少佐殿!!
-
パルパルパルパル
-
うーん・・・