ランキング外の最強の嫁は生産職のライブ配信者とのびのびカタツムリ旅行します   作:ライドウ

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前回のあらすじ

ナルナルの拳、斧、牙がここに揃った!



ちなみに狼の子は今回で名前が決まります。




広げすぎた風呂敷…(ボソッ)



#59 魔王と一撃熊

あのオオカミに、柴井という名前をつけてライブ配信を開始する。目の前には既に召喚間際の魔王がいる。

 

「やっほーみんなー、見てる人は急いで助けて欲しいなぁ…なぁんて…」

 

▼上位チャット

☆ 金星イチバン:なんすかこの状況!?

ナルナル民4259:嘘だろ二の魔王”ナンデルギルア”が召喚されたってPOPでてるんだけど!

ナルナル民1650:ちょっ、急いでログインする!!

 

視聴者たちが大慌ててログインの準備をするが恐らく討伐戦には間に合わないだろう。ちょっと調べて見たところ、ナンデルギルアはレイドボスのような戦闘形式ではなく専用のルームに1チームで入って戦う形式のボスのようなのだ。しかも開始してしまったら終わるまでは入る事は出来ない。

 

詰まるところ絶体絶命の大ピンチなのだ。

 

=====

 

「くぅっ…」

 

視聴者たちの頑張り虚しく、僕だけでナンデルギルアとの戦闘が始まってしまいルームがロックされてしまう。

コメント欄は邪魔になるから始まる前に閉じたけど、多分今頃阿鼻叫喚の嵐なんだろう。

 

いつもは頼りになるハカモリ…渚もいないし。今僕に出来ることは避けることだけだった。

 

そんな避け続ける僕に痺れを切らしたのか、ナンデルギルアが大規模な魔法を使ってくる。

 

「山田くん!!」

 

すぐさま山田くんを呼び出しその大斧で魔法を防いでもらう。防いだと同時に山田くんが左腕をナンデルギルアに振り下ろすがすぐさまかわされてしまう。

 

「柴井!」

 

隙で動けない山田くんを、柴井たち群狼でカバーさせる。ナンデルギルアは鬱陶しそうに槍を振り回しているが山田くんは愚か柴井達にすらヒョイヒョイとかわされ続けている。

 

(だけど、結果的に今のままだとジリ貧だ…)

 

僕自体のスタミナもそうだが、山田くん、柴井たちの体力ももう既にそこそこ削られてしまっている。

温存で熊吉には待機してもらっているが…

 

「ええい、犬っころガ!!鬱陶しいワ!!」

 

「「「「「ギャンッ!!」」」」」

 

柴井たちがまとめて吹き飛ばされ、体力メーターが0となり自動的にストレージに戻される。

その隙をついて山田くんが大斧を振り下ろす!

が、

 

「小賢しイ!!消え去レ!」

 

大質量のビームが山田くんに向かって発射され、山田くんもストレージに…そしてナンデルギルアは武器を持たない僕を見る。

けれど、僕の指示なしで出てくる一撃熊の熊吉に殴られてしまう。

 

「がぁっ!?痴れ者がア!」

 

すぐさま体勢を立て直し、ナンデルギルアは槍を奮ってくるが熊吉は素早いフットワークでそれをかわす。

しかも避けている最中でも、熊吉は重い一撃を与え続けている。

 

「オノレェッ!!フザケルナ!!たかが熊公ごトキにこの我がァっ!?」

 

あっという間にナンデルギルアの体力ゲージが残りひとつとなり、残っている体力ももはやミリだった。

そして熊吉は僕の方をじっと見る。

 

「…っ!任せた熊吉!!配信者のペットらしく派手にお願いね!」

 

「ガオ!!」

 

ボクが熊吉にそういうと熊吉は待ってましたと言わんばかりに吠える。

咆哮を上げたまま四足歩行で走り出し、ナンデルギルアが目の前に捉えた途端。

 

「ばあぉおぉぉぉぉっ!!」

 

勢いと力に任せたアッパーカットをナンデルギルアに叩きつけた。

 

「さすが熊吉!!さすがだよぉっ!!」

 

「もっふ!」

 

やり遂げた熊吉はとても満足そうに座り込むのであった。




くま吉大活躍
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