ランキング外の最強の嫁は生産職のライブ配信者とのびのびカタツムリ旅行します 作:ライドウ
前回のあらすじ
おお、愉悦愉悦www
アイディアが浮かばん…
神殿攻略組からの連絡で既にボスを倒して宝物庫前まで攻略が済んだらしい。
そそくさと、海岸のあと片付けをしたあと、選抜メンバーを連れながら宝物庫の奥にすすむ。
「わぁ…!」
「これは…」
上位チャット▼
ナルナル民4269:こいつは綺麗だ。
ナルナル民5543:透き通ってるな。
ナルナル民3246:めっちゃキレイ。
ライブカメラも持ってきたために、コメント欄のみんなもその秘宝の美しさに見惚れる。
その秘宝を詳しく言うなら、水の球体だ。ゴポゴポと音を立てながら光を放っている。
ふと僕は手を伸ばしてみる。
ズアッ!!
僕の右手が水の触手のようなものにからめとられる。
「?!」
危険を察知し、ライブカメラの追従を解除する。近場にいたプレイヤー達が僕を捕まえて引き離そうとするが、次の瞬間には吹き飛ばされた。
「ナルナル!?」
「ハカモリ…ッ」
怖い。なぜだかそう思い左手を伸ばす。
あとちょっとで、ハカモリが掴もうかと言うところで。
僕の視界が【黒く染った】。
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ポタポタ…
顔に水滴がかかっているみたいだ。
それで目が覚めて、まずはステータス画面を開く。
パーティ状態はまだ続いているし、向こうも戦闘状態と言う訳でもないみたいだ。
「あーあー。ハカモリー!聞こえるー?」
《 ナルナル!?無事なの!?》
「うん!無事だよー!」
その後その”ゲート”の説明をする。
どうやら僕たちがさっきまで秘宝だと思っていた水の塊はただのゲートのようで、触れようとすることで本当の宝物庫に移動できるみたいだ。
実際僕の目の前には金銀財宝、宝剣の類やかなりの貴重品がゴロゴロと転がっている。
《 よかった。私達もそっちに行くね》
「分かった!すっごい気持ち悪いから気をつけてね!」
カメラの追従を再び稼働させるとライブカメラがワープしてくる。
コメント欄のみんなは心配してくれているので大丈夫だよーと手を振る。
どうやら僕が無事だとわかったようで安心している人が多く見受けられる。
(別に危険なんてなかったのに、なんで危機察知が反応したんだろう。)
カメラに向かって手を振りながら、そう考える。
これだけなら危機察知は発動しないはずだ。だけどついさっき、引き込まれる際に危機察知が発動した。
(…もしかしたら、やばかったのかもしれない。)
僕は生まれつき、色々ととんでもないものを見てきたり会ってきたりしている。
だから今回のももしかしたらそういうものだったのかもしれない。
(まあ、いいか。)
無事だから。何も無かったから、そんな考えは気持ち悪そうに顔をゆがめているハカモリが来たことでゆっくりと消えてゆくのであった。
不穏な気配がしたけど何ともなかったよ!
ヤッタネなるなる!