インフィニット・ストラトス~彼から主人公補正が消えた話~ 作:カイナ
これは二話連続投稿の後編です。
もしも前編を読んでいないまま間違えてここに飛んできた方は前編への移動をよろしくお願いいたします。
「さあ! 第一回わくわくざぶーん水上障害物レース、開催です!」
司会のお姉さんがマイクを手にそう叫ぶと共に大きくジャンプし、放漫な胸がビキニからこぼれんばかりに揺れる。
それによってか、単にレースの開催を喜んでか観客の声援や拍手が響く。ちなみに主に男性のものだった。
「それではレースのルール説明の前に、わくわくざぶーんオーナーより挨拶をいただきます」
司会のお姉さんがそう言うと共に、彼女に促されて金髪赤眼の少なくとも見た目は若く見える男性が前に出る。青いカジュアルなスーツに身を包んでいるものの前は開けており、そこから覗く肉体は鍛え上げた男のものであり、参加者の少女が「ほぉ……」と息を吐いて見惚れている。ちなみに下の方は淡いグレーの水辺用ズボンといった格好だ。
「よくぞ来た! 水辺の麗しい乙女達よ!!」
オーナーはマイクを使うまでもなく会場内に轟く声を上げてみせる。
「まあ、この呼び名に相応しくない雑種が若干紛れているようだが……」
そう言い、オーナーはチラリと成志を見る。その時、彼の赤い瞳がキラリと光を見せた。
「まあいい。ルールに男子禁制とは書いていなかったからな、此度は不問としてやろう」
そう言ってコホンと一つ咳払い。
「では、
左手を掲げ、パチンと指を鳴らすと共に会場に用意された特設モニターが点灯する。同時に右手に持ったタブレットを操作し始めた。
「此度のレースの優勝賞品は、日本南国の楽園・沖縄での五泊六日ペア旅行券。本当は何事も始めが肝心と思い、ハワイ五泊六日ペア旅行券をくれてやる予定だったのだがな、秘書に止められてしまったわ!」
ジョークのつもりなのかフハハハハと豪快に笑うオーナーだが、オープン記念とはいえこんなプールの一レースでハワイ旅行をプレゼントしようとする太っ腹さに壱花達は唖然としていた。
「話を戻すか。この旅行だが、旅先でも我が社が経営するホテルのスイートルームを用意させる。無論、食事、観光の時に使用する専属運転手付きの車まで最高級品質を約束しよう。望むなら専属ツアーガイドなどのオプションも追加可能だ」
パッとモニターに映されるホテルは映像だけで見て分かるほどの最高級ホテル、さらにそこで用意される部屋や食事まで最高級のものを用意、さらに様々なオプションを追加できるという彼に、参加者の一般市民は次元の違いを感じていた。
「夏休み、その最後の思い出を掴み取るため存分に励み、我を楽しませてみせろ。水辺の麗しい乙女達」
その言葉を最後にイケメンに似合う笑みを見せてから、彼は後は任せるというように司会のお姉さんに向けて手をかざし、颯爽と去る。どこまでもイケメンに似合う優雅な所作に司会のお姉さんは見惚れたように呆けていた後、ハッとした顔になってマイクを握り直した。
「で、では! 再度ルールの説明です! この五〇×五〇メートルの巨大プール! その中央の島へと渡り、フラッグを取った方の優勝となります!」
「ん……泳いで渡るのは無理ね」
「ショートカットは……出来ないようにだんだん高くなってるね」
「そしてプールに落ちたら再度一からやり直し、か……」
「コースはプールに円を描くように設置されている。さらに定期的に出来ている島ごとにトラップが設置されている、というわけか」
司会のお姉さんのルール説明を聞きながら鈴、壱花、箒、ラウラが分析。清香と癒子は「「おー」」と呟いている。
「さあ! いよいよレース開始です! 位置について、よ~い……」
パァンッという乾いた音が響き、三十五名の水辺の麗しい乙女達と一名の雑種が一斉に駆けだす。同時に先ほどオーナーが優勝賞品の説明をしていたモニターの表示も切り替わる。どうやら画面をいくつかに分けてコース全体を映すようになっているようだ。
さてレース最初はビニール製のコースを五十メートル全力疾走というシンプルだがそれ故に差が出来やすい場所、もちろんIS学園で鍛えている彼女らにとっては単純な身体能力に関するこれならアドバンテージがある。
「わっと!?」
だがこのレース、なんと妨害あり。もちろん怪我をするほど過激なものになれば最悪失格になるが、掴みかかったりしがみついたりプールに突き落とすくらいの妨害ならOKらしく、何も考えずに前に出てしまった壱花や箒達に妨害が集中し始める。
「鈴ちゃん、ラウラちゃん、先に行って!」
「ごめん!」
「すまん!」
妨害をかわしながら、小柄ゆえに身軽な鈴とラウラを先行させようと壱花が指示を飛ばし、二人もそれに従って先行。壱花と箒は妨害をかわしながらのため少々ペースは落ちるもののそれを追いかけていく。
ちなみに清香と癒子は彼女らと比べれば目立たないためか上手く他の選手に紛れて進んでいた。
「きゃああああぁぁぁぁぁっ!!」
「このっ、変態っ!!」
「へっ、この俺の邪魔しようとするから悪いんだよ!」
なお成志は唯一の男ゆえに目立つからかより妨害が出ていたが、原作で鈴やセシリアがやっていたように女子の水着のブラを奪い取って観客席に放り投げる妨害返しで対応。
しかし原作では女子同士だから大事にならないような事を男子がやっていては顰蹙を買うのは当然、観客の女性はもちろん、男性からでさえ水着のポロリというお約束アクシデントにも関わらずブーイングが飛び、観客席に投げられた水着のブラを掴んだ力自慢らしい体格のいい男性が急いでブラを取られた女子に投げ返している辺り相当である。
なんとか妨害を潜り抜けて五十メートルを駆け抜け、曲がり角を曲がった壱花と箒の目の前にあるのは第一の関門にして、基本的にプールに落ちればやり直しというルールのこのコース唯一の水コース。波が発生している、大体胸まで浸かるくらいの深さの小型プールを歩いて渡れという関門だ。もちろん泳ぎは禁止である。
「「がぼがぼ……」」
「鈴ちゃーんラウラちゃーん!?」
しかも壱花達の胸まで浸かるとなると小柄な鈴とラウラでは顔近くまで浸かることになり、なんとか壱花と箒より早めに追いついた清香と癒子がサポートしているが波が来るのもあって二人もかなり苦戦、壱花と箒も慌ててプールに飛び込んだ。
「う、く、なかなか前に進めない……」
しかし思っていた以上に波は強く、どうにか壱花と箒も仲間と合流できたもののなかなか体力を消耗してしまう。
「だが休んでいる暇はない。急ぐぞ」
しかし休んでいれば先行したメンバーに置いて行かれるし後続に追いつかれる、と彼女らは急いで走り出した。
「うおっとと」
「きゃあ!? あんた、胸に手ぇ突っ込まないでよ!」
「しょうがねえだろ、波でバランス取りづらいんだからさぁ」
なお成志は波によろけたフリをしながら女子達にセクハラを働いていた。
「さあ、第一グループは第二関門をクリアしたところ、しかしまだまだ勝負は分かりません!」
司会のお姉さんがマイクを手に実況、しかし彼女もセクハラに近い妨害行為や関門を利用したアクシデントと見せかけたセクハラを仕掛けている成志の事は気にかかるのか、隣で優雅にビーチチェアに寝ころびながら観戦しているオーナーの方を向いた。
「オーナー、あの男子失格にしなくていいんですか? あれは明らかに意図的では……」
「妨害に対して妨害し返した。波によろけた、そう言い逃れられれば言い逃れできる程度だ。失格にするには足りん」
「しかし……」
「まあ黙って見ておけ。いや黙られては困るな、実況に集中しろ」
「……はい」
くつくつと笑うオーナーに対して司会のお姉さんはどこか不服そうに再びマイクを持ち直した。
「よっと!」
一方壱花達は第二関門──落ちたらプールに真っ逆さまの揺れる足場の連続──と、第三関門──水で濡れた坂を駆けあがれ。ただし途中で滑ったらストッパーがないため滑ってプールまで落っこちる──をクリア。
六人全員協力し合っての関門クリアに観客達からは声援が届いている。無論その分目立つため妨害も熾烈になってきているのだが、それも全員が協力して対抗していた。
「……人も少なくなってきたな」
一度足を止め、箒が呟く。このコースは第五関門まで続いているらしく、その第五関門さえクリアすればゴールであるフラッグがある島にたどり着ける。そして今は第三関門をクリアしたところ、半分を切ったところだからか人もまばらになってきていた。
「でも私達がトップなのかは分からないし、先を急ごう」
「須藤の奴完全に見失ったからね……」
壱花達からすれば成志の優勝を阻めさえすればそれでいいのだが、何度か人混みに紛れたため当の成志が今、先にいるのか後ろにいるのかはたまたリタイアしたのかも分からない。
そしてやってくる第四関門、そこはコース自体は単純な真っ直ぐとしたコースなのだがスタッフが操作する、遊園地などのアトラクションでよくある放水での的当てゲームの砲台の巨大バージョンから放たれる放水をかわしながら駆け抜けるというものだ。
ちなみにまあまあ高さがあって真っ逆さまになったら危険という判断か、コースから落下した場合はすぐ下のビニール製滑り台に乗って下まで滑っていく形になっている。もっともプールに落ちて一からやり直しというのは変わらないのだが。
「よし、私と鈴ちゃんが外側でガードするから、清香と癒子は内側にいて」
「ならば私が先行、可能な限り囮になろう」
「なら殿は私に任せてくれ」
「「お世話かけます……」」
壱花の立てた作戦にラウラが乗り、箒が殿を守ると立候補、一般学生の二人が助けられてばかりだと頭を下げた。
そして壱花の作戦通りラウラが先行、スタッフが放水を開始するがラウラはそれをひらりひらりと回避、彼女がスタッフの注意を引き付けている隙に壱花達も走り出した。
「スタッフがこっち狙う前に距離稼ぐよ!」
「「「了解!」」」
壱花の掛け声に合わせて三人が全力疾走、箒がその後を追う。このコースは左右から放水が来るからそちらに注意を向けて、壱花達が後ろから撃たれないように気をつけるのが彼女の役割。
だからこそか、真後ろからの気配に気づくのに僅かに遅れてしまった。
「きゃあっ!?」
「箒!?」
後ろから聞こえてきた箒の悲鳴に思わず足を止めて振り返ってしまう壱花。
「貴様、それを返せ!」
「へっ、俺の邪魔すんなって言っただろうが、それを破ったお前らが悪いんだよ」
そこには他の妨害していた女子と同じようにブラを取られたのか両腕で豊満な胸を隠している箒と、彼女に睨まれながら、彼女の水着のブラを握って意地の悪い笑みを浮かべた成志の姿があった。
あまりのアクシデントとさえ言えない事態にスタッフすらも動けずに放水が止まる。
「おら、さっさと落ちろ!」
「っ、きゃああああぁぁぁぁぁっ!!」
そして成志は水着を取られて動けない箒を蹴っ飛ばし、両腕が使えず抵抗できなかった箒はコースから叩き落とされて滑り台に落下する。
「箒!」
「あんた、そこまでして勝ちたいの!?」
「俺はシャルロットを解放してやるんだよ、つまりこれは正義なんだ。ほら、お前らもさっさと落ちろよ、そうすればこれは返してやるぜ? 早くしないとお前らの大事な友達のはしたない姿が人に見られちまうかもしれないぞ?」
壱花が悲鳴を上げ、鈴が成志目掛けて怒声を浴びせるが成志は自分勝手な大義名分を掲げて正当化、箒の水着のブラを見せつけながらさっさと落ちろと強要し始めた。
たしかにプールに落下した箒は今は水中に身を隠しているがそのせいで動けなくなっている。異常に気付いた観客席のセシリアが箒のリタイアを叫びながら、弾が慌てて持ってきたタオルを手にプールに飛び込んでいるが、ただでさえ注目中のレース大会の中、上半身裸の女性をプールから出すのは羞恥的に難しい。
「オーナー! これはいくらなんでも!」
「まあ見ていろ。放水スタッフ、余計な手出しはするなよ」
「オーナー!!」
「見ていろ、と言っているんだ」
司会のお姉さんがオーナーに呼び掛けるも、オーナーはタブレットで放水スタッフにこの騒ぎが収まるまで余計な事はするなと指示を出し、静観の様子を見せていた。
「にしても箒の胸はホントにでかいよなぁ」
「あんたマジで変態ね!」
「そんなに見られたくなきゃさっさと落ちろよ、そうしたら返してやるって言ってんだろ? まあ下手な事したらこの水着はコース目掛けてテキトーに投げるけどさ、そうしたら見つかるのに少し時間がかかるかもしれないぜ?」
箒のブラをまじまじと見始める成志に鈴が怒号を上げるも成志は悪びれることなく水着を返してほしかったらリタイアしろと繰り返すのみ。しかも要求に逆らうなら水着はコース目掛けてテキトーに投げて失くしてしまうという脅しまで追加してきた。
「マジで許さない……」
すると壱花が静かに呟き、放水スタッフの一人を睨みつける。と、まるで彼女の無言の命令に従ったようにその放水スタッフが成志目掛けて放水を開始。
「わぷっ!?」
「たああぁぁぁっ!!」
放水に成志が怯んだ瞬間壱花が突進、まるで無手の状態から敵の刀を奪い取る剣術の奥義──無刀取りのごとく彼の手から箒の水着のブラを奪い返すとそのまま成志を掴み上げた。
「皆、後は任せたよ!」
「ちょ、壱花!?」
そして自分の身体もろとも成志をコースから叩き落とす。それはまるで某世界一有名な探偵がそのライバルたる犯罪界のナポレオンとも呼ばれた男を自らもろとも滝に叩き落としたがごとく。
投げ落とすような格好で放り出したためか成志と壱花は別の滑り台に着地、そのまま壱花は一直線にプールへと滑るように落下。
「うわあああぁぁぁぁぁっ!?」
対して成志は頭から逆さまに滑り台を落ち、そこからまるでスキーのジャンプ台のように持ちあがった形状の滑り台から投げ出される。その時成志は己の下半身から何かが脱げるような感触を覚えたのだが、頭から投げ出される衝撃のせいでそれを気にする余裕はなかったのだった。
「ばぶっ!?」
頭から水に落ちた成志はごぼごぼと口から泡を吐いてもがき、溺れそうになりながらなんとか幸い近くだったスタート地点に顔を出す。
「クソが、ふざけやがって、今度はあいつの水着を上だけじゃなく下まで奪い取って大恥かかせてやる……」
呪詛を吐くように恨み言を呟きながら、その壱花を探そうとスタート地点に上がって立ち上がる。
『きゃああああぁぁぁぁぁっ!』
すると周りから悲鳴が上がり、成志はなんだと辺りを見ながら少し置いて自分の下半身が妙にすーすーとしている事に気づいて視線を落とす。
「なんじゃこりゃああああぁぁぁぁぁっ!!??」
そこで成志はやっと、滑り台の辺りで何かに引っかかったのか自分が穿いていた海パンが脱げて素っ裸の状態になっている事に気づくのだった。
「───、フ。ふはは、ははははは! はははははははははははははははははははははは!! 女の水着を剥いて恥をかかせていた男が、最後には己が剥かれて赤っ恥! これぞまさしく因果応報というやつよ!」
司会のお姉さんがポカーンとしている横でオーナーがビーチチェアに寝転がりながら高笑い。
笑いすぎて苦しくなったのか、起き上がって脇に準備しておいたテーブルに用意していた特製トロピカルジュースをストローで飲む。
「いや全くあの雑種の道化振りは……想像以上よ。後で社内誌につけておこう、オーナー腹筋大激痛と」
まるでこの展開になるのを予想していたかのように、オーナーは頬杖をついてクックッと笑い続けていた。
「箒、水着取り返してきたよ!」
「す、すまん……」
「うん。セシリアもありがとう」
「いえ、礼を言われる程のことでは」
一方壱花はリタイアを宣言して今はセシリアがタオルを被せて庇っている箒の元に泳ぎ、箒にブラを渡してからセシリアにもお礼を告げる。
そして箒が水着を着直したのを確認してから、壱花はスタート地点を見る。その付近では流石に素っ裸になるのは恥ずかしいのか成志が水中に身を隠して頭だけ出して、こちらを恨めし気に睨みつけている姿があった。
「どうする?」
「放っときましょう」
「これで少しは懲りればいいんだが」
成志も助けるべきかと問う壱花にセシリアと箒がフンと鼻を鳴らして返答。壱花も流石に今回の事は腹に据えかねるのかそれに対して文句を言う事もなく了解、三人は選手である壱花と箒はリタイアしたこともあり、ステージを離れてプールから上がるのだった。
「第一回わくわくざぶーん水上障害物レース、優勝は……相川清香さんでーす!」
「あ、あはは……どうも……」
表彰台らしいお立ち台の上に上がって、フラッグを手に照れ笑いする清香に他の選手や観客からの拍手が送られる。ちなみに成志は滑り台に引っかかっていた水着を返された後、流石に男が女の水着を無理矢理脱がせるというのは問題だったか、筋肉質な赤毛の男性──この施設の警備リーダーらしい──に事務室に連行され、説教を受けているらしい。
「結局鈴ちゃんとラウラちゃんも落ちちゃったの?」
「流石に相手が柔道銀メダルってなったら相手が悪いわよ」
「レスリング金メダルという話だ。相川や谷本を先に行かせての相討ちが精一杯だった」
壱花が成志を自分諸共叩き落とした後、第四関門をクリアして先に進んだ鈴達を待っていたのは先のオリンピックでレスリング金メダルと柔道銀メダルを取ったという木崎・岸本の武闘派ペア。第五関門手前で乱闘になり、なんとか鈴とラウラが隙を突いて清香と癒子を先に行かせたが体格差はいかんともしがたく、結局諸共にコースから叩き落としたらしい。
そして基本的に代表候補生メンバーに守られていたため体力に余裕があった清香と癒子は二人協力して第五関門をクリア……とはいかず、癒子が己の身を犠牲にして清香を先に行かせ、どうにか清香がフラッグを奪取、優勝を勝ち取ったという経緯だ。
ちなみにこのレースが始まる前にしていた約束の通り、清香は癒子と一緒に沖縄旅行に行くつもりらしい。
「此度のレース、無粋な邪魔が入ったがとても楽しませてもらった。しかしその邪魔によって皆の気分に水が差されたのもまた事実」
するとオーナーが突然話し始めた。
「よって、此度のレースに参加した全ての乙女達にこのわくわくざぶーんの年間パスポートを進呈しよう! 我が許す! 皆、心ゆくまで我が庭で遊んでゆくがいい!」
成志のセクハラ騒動の詫びとして、成志を除く全ての参加者にわくわくざぶーんの年間パスポートの進呈が決定。参加者からわあっと歓声が上がる。
その盛り上がりを以て第一回わくわくざぶーん水上障害物レースは幕を閉じるのであった。
なんとなく水着回を書きたくなったので書いてみました。
そして自分でもまさかと思う登場五反田兄妹。本作では壱花は中学からISの事前学習が行える女子校に入学したので五反田兄妹とは会う事はなかったという設定だったんですが、鈴が事情あって壱花と同じ中学に入れず、原作通りの中学に行った結果弾と出会い、そこから原作通りに壱花、鈴、弾、蘭の繋がりが出来たという設定が思いついたのでそうなりました。
そしてなんか思いついたので後半は原作でもあった水上レース、やっぱり敵役として成志も登場してしまいました。原作でもあくまで「お前空気読めよ」的な威圧で男性参加希望者は退けられてただけで、その辺空気読まないコイツならごり押しで参加してきそうだな的な。
沖縄旅行を手にしてどうするかって考えたら自分勝手な理屈でシャルロットを解放してやるとかそういう方向なら説明つきそうだからそれでやってみましたが。
なおラウラ達も予想していましたが、本作のシャルロットは別に原作のようにデュノア家で駒のように使われたりはしておりません。むしろ原作では敵意を見せていた義母ロゼンダは溺愛しているのは今までのゆかひきコラボ特別編で見ての通り。
成志のやってる事はただ原作知識を絶対視してそうに決まってるっていう自分勝手な思い込みで、仮に成志が優勝してシャルロットを口説いてきてもシャルロットは冷めた目をしてお断り入れて、また成志が身勝手に逆ギレして問題を起こすことになります。
ちなみに沖縄編は特に書く予定ありません。相川と谷本が楽しんでいるのを描写外で想像してください。
では今回はこの辺で。ご指摘ご意見ご感想はお気軽にどうぞ。それでは。