もも「ごめんなさい宮藤さんリーネさん。お疲れなのにごはんつくるの手伝わせてしまって」
宮藤「いいんだよももちゃん。訓練で疲れてる時も家事は全力!それが宮藤流だから!ね、リーネちゃん」
リーネ「そうだね芳佳ちゃん。宮藤流かどうかはわからないけど、これだけの人数がいるんだからももちゃん1人だと大変だろうし。どんどん頼ってくれていいんだよ」
もも「ありがとうございます!」
ウィッチ達が現れてからしばらく後、とっぷりと日が暮れた頃あかね達はみんなで遅めの食卓を囲んでいた。久々の再開を果たし、積る話もあるだろうがとりあえず今日は身体を休めるべきだという健次郎の判断もあり小難しい話は無しにして戦士たちは美味しい食事を心から噛みしめていた
意識を失っていた芳佳もすぐに目を覚まし、少し遅れてひまわりも意識を取り戻していた。データを活かし負担を抑えた分わかばよりドッキングの負荷が軽いのかもしれない。とは言え別に回復し切った訳ではないが眠るよりも空腹を満たしたい欲求が勝ったようで無言で食事を口に運び続けている
「おいしー!!!!!!」
料理を口一杯に頬張って小柄な身体を揺らしながら歓喜の声をあげたのはフランチェスカ・ルッキーニ。陽に焼けたかのように見える生来の褐色肌に黒いツインテール、開いた口からちらりと見える八重歯が特徴的な元気な少女だ。年はももの1つ上の12歳
「いやぁ、悪いねーももちゃん。急に来たのに晩飯までご馳走になっちゃってさ」
もも「い、いえ!どんどん食べてください!張り切って作ったので!」
ルッキーニとは反対に、白い肌と長身長の彼女はシャーロット・イェーガ。シャーリーと呼んでくれよ、と気さくに自己紹介をしてくれた彼女はももが憧れの視線を向けるのも無理はない程のナイスなスタイルを持つ大人な女性であった。年齢こそあかね達の数個上なだけだが、隠しきれない圧倒的な包容力はこの若き少女達の集団の中では凄まじい存在感を放っていた
シャーリー「うーん、美味い!ももちゃんの腕もさることながら、やっぱり宮藤とリーネの作るメシが食えるってだけでも危ない橋を渡ったかいがあったってもんだよな」
ルッキーニ「ほんとそうだよねー。」
ペリーヌ「あの、基地の方はどういった感じで・・・?」
エイラ「宮藤が作戦行動中に行方不明になったことで空気が完全に死んでたのに、そこから追加で2人姿をくらましたわけだからな。一周回って火が付いたみたいな大騒ぎだよ。オマエラ帰った後が大変だろうな」
シャーリー「ま、とにかく今はこの再会を祝って食うぞ!固い話は後々!」
宮藤「そうですね!その後はみんなでお風呂に入りましょうねシャーリーさん!リーネちゃん!ね!?」
エイラ「んでお前はそればっかりじゃねーか!感謝が足りないんじゃないのかミヤフジオラオラァ!」
宮藤「エイラさんやめてくださイデデデデ!!ギブですよギブ!!」
後ろから組技を仕掛けてくるエイラの腕を悲鳴をあげつつタップする芳佳。それをみて笑いながらはやし立てるシャーリーとルッキーニ
あかね「わたしも混ざりたいなー」
もも「お姉ちゃん。久しぶりの再会なんだから温かく見守るべきだよ・・・!」
あかね「もも、なんでカメラ構えてるの?」
もも「え?いやべつに!?ただお客さんが多いから、全部記録に残しておきたいなーって!」
わかば「ひまわり、眠いだろうけどしっかり食べなければだめよ。」
ひまわり「眠い・・・しぬ・・・」
あおい「あははは・・・」
あかね「あおいちゃん、どうしたの?なんだかしんどそうだけど。」
あおい「え!?ううん、大丈夫だよ!ちょっと疲れてるだけだよ!」
あかね「そうなんだ。・・・うん、ご飯食べて早く寝よっか!」
二葉あおいの様子が少しおかしいことが、一色あかねの中で先ほどからずっと引っかかっていた。しかし、あおいが踏み込まれるのを拒絶する以上ここから先へ入っていくことはできない。少しぎこちない空気が残ってしまっているのを両者が感じていたが、周りの騒がしさですぐ気分が紛れたようでしばらくすると何事もなかったかのように仲良く話始めていた
その後意気揚々とお風呂へ駆け出した芳佳だったが、疲れからか湯舟に浸かった瞬間鼻血が止まらなくなりあえなく退場処分となり、浴場から響いてくる楽しそうな喧噪に涙を流しながら一足早く布団に入る運びとなった
あと2ヶ月で完結させるつもりでがんばっています。気持ちだけは負けてません