突然登場人物が大量に増えました!!!全員に見せ場を作るのは難しそうですねこれは!!!
『みみみミーナ中佐!岬さああああん!!!!どうしましょううう!!』
通信機から悲鳴のような声が上がる。岬はすぐさま指示を飛ばした
岬「落ち着いて!防御フィールド展開!艦内に誰も侵入させないようにして様子見を!攻撃は控えて!」
ミーナ「ウィッチーズも全員待機!」
バルクホルン「ミーナ。しかし___」
ミーナ「落ち着きなさい。下手な態度を見せれば一気に立場が悪くなるわ」
血気盛んなウィッチは一度立ち上がったもののミーナに諭されて不満気に座布団に座り直した
健次郎「諸君らは何もせんでええ。ワシが話を付ける。まあ、もし話にならなければ___好きにせいあかね」
あかね「うん。……え、いいの?わたしほんとに好き勝手やっちゃうけど」
健次郎「皆まで言うな。ワシはお前にこの世界の運命を背負わせ、戦わせた。であればお前がやりたいようにやる事の責任もワシが全て背負うのが義理じゃろうが。いけ、あかね。お前のやりたいように、やりなさい」
あかね「わかった!取り合えず全員ぶっ飛ばしてれいちゃんのところに行くね!」
健次郎「ああいやちょっとだけ待つんじゃ。一応話だけでも聞いてやらんとな。ミーナくんと岬くん、君たちも一緒に来てもらえんか?」
ミーナ「わかりました」
「艦長、私も……」
岬「大丈夫。シロちゃ___副長はみんなと晴風で待ってて。何かあれば晴風への指示は任せるから」
家の中に招き入れるのも尺なのであかね達は家の裏の海岸へ飛び出した。それを視認してヘリが傍の砂浜へ着陸する。中から兵士達が飛び出し、あかね達を包囲するように展開した。お構いなしに仁王立ちするあかねの前にヘリから早歩きで降りて来た男が向かい合った
「一色健次郎博士。防衛軍本部より参りました、朝倉と申します。この度は突然の来訪___」
健次郎「申し訳ないと思う気持ちが欠片でもあると言うならさっさと本題を話してもらえんかの?ワシの貴重な時間が浪費されておるのじゃよ」
朝倉「___失礼。では本題を。示現エンジンの制御権は防衛軍本部が接収する事になりました。つきましては、あなたに知識顧問として防衛軍研究部に来ていただきます。ビビッドチームの全指揮権も防衛軍本部管理下に置かれることになりました」
健次郎「ほー。___どうした、続けてよいぞ?」
朝倉「……示現エネルギーの兵器転用は国の条例でも禁じられています。それは博士もご存じでしょう?今回それが見逃されていたのはあくまで特殊な状況下にあったからです。アローン問題が解決した今となってはあってはならないものです。違いますか?」
健次郎「おいおい、ワシと議論をしに来た訳じゃないんじゃろうが。さっさと言い分を全て言った方がいいぞ」
妙に敵意も怒りもなく朗らかに返答する健次郎の態度に肩透かしされた朝倉は一瞬言葉に詰まった後再び淡々と話し出した
朝倉「この平和は我々が管理します。あなた方には過ぎた力だ」
健次郎「時代の変換機に及んで君たちの生き方はまるでロマンが無い。汚らわしいな、軍人」
朝倉「感情だけで人は生きていけません。あなたは夢を追うことしか考えておられない。世界の手綱を握る器ではありません」
健次郎「馬鹿しか言わんな。君達は世界平和の夢すら捨てて何を追い求めておるというのじゃ?この世界は示現エネルギーにより誰もが幸せになれる平等な環境となりつつある。どこかの誰かが無駄な欲を出さん限りはな……。呆れたぞ、君達のトップにはワシ直々に一撃喰らわせてやらんといけんらしい」
朝倉「博士、あまり調子に乗った発言は控えたほうが良いと思いますよ?」
健次郎「それは君達が銃を持っているからか?数万人規模の軍事組織と、お金持ちの政治家くんがスポンサーだからか?君達はいつも間違えるな。誰かを従えることしか考えておらんからそんな道しか見えんのじゃ。」
あおい「___言いましたよね。あなた達の鉄砲は、アローンのビームより強いんですか?」
二葉あおいはとっくにブチギレていた。ビビッドチーム4人の中ではストッパー役に見える彼女も、あかねに銃口を向けた彼らに敵意以外の何物も持ち合わせてはいなかった
「抵抗するな!君達の態度いかんでは発砲が許可されている!」
あおい「それが脅しにならないって言ってるんですが!」
あおいは思い切り地面を踏みつけた。彼女の足元から発生した衝撃波が砂浜を中から吹き飛ばした
「「どわあああああ!?」」
展開した兵士達の戦列が崩壊する。吹き上がる砂があかね達に降りかかることはない
鍵による変身をせずとも、彼女達は目の前に立つ武器をもった人間を容易に制圧することができる。砂ぼこりの中から闇雲に放たれた弾丸もあおいが発生させた重力波が全て地面に叩き落とした
あかね「あ、あおいちゃんちょっと落ち着い___」
あおい「なんなんですかあの人達は!?あかねちゃんに銃を向けるなんて!!」
わかば(怖い)
ミーナ「凄まじい力ね……」
岬(おしっこ漏れちゃうかと思った)
倒れ伏した兵士達は動かない。凄まじい重圧で抑え込まれているからだ
わかば「博士。彼等は何を考えているのでしょう?このような言い方は謙虚さが足りないかもしれませんが、最早私達を力で抑え込む事は不可能だと容易に判断できる筈です。だというのにこのような無茶な態度は……」
健次郎「確かにのう。一体何が奴らに火をつけたのか___いや、あれか!諸君、空じゃ!」
あかね達は空を見た。遠くの空には複数の黒い飛翔体。赤黒い光線を発射する予兆を発している
ミーナ「___全体に通達!ネウロイに類する敵性体を確認!戦闘体勢に移行!」
発射されたビームは飛び出した芳佳が展開した巨大シールドで防ぐ。耳障りな金属音が空を埋め尽くし、複数のネウロイが空を舞っていた
ひまわり「あの形状は戦闘機だね。防衛軍が主戦力で運用してるのに似てるかも」
ミーナ「ネウロイは既存の兵器や物質に己の形状を似せる傾向がありますが……」
健次郎「ミーナくん!朝倉とかいうのをひっ捉えてくれ!尋問にかける!君達も自衛の範囲で戦闘行為を行ってくれてかまわん!この世界で自由に行動することをワシが認可する!」
ミーナ「解りました。全員晴風に搭乗!出撃準備を!岬艦長、ウィッチーズ以外の指揮は任せます!」
岬「わかりました!」
わかば「じゃ、私達は一足先に行きましょうかあかね」
あかね「うん。れいちゃんに会いに行こう」
あかねは握りしめた鍵を空にかざした。彼女を赤い閃光が包む。彼女達は空へ舞い上がった
あおいちゃんが吹き飛ばした砂浜はあとで防衛軍の皆さんが謝罪の意を込めて埋め直しました