あかねちゃんは昔クリスマスケーキ(ホール)にマヨネーズをかけ、ももにガチギレされたことがあります。というどうでもいい話を今思いつきました
エイラ「3秒後4時の方向!」
未来予知で敵の軌道を読み切ったエイラが叫ぶように指示を出せば、後方に続いて飛行している2人が瞬時に反応して武器を構える
サーニャ「……今!発射!」
ルッキーニ「ぶっこめー!」
サーニャの放つロケット弾が煙の尾を引きながら飛翔し、追従するようにルッキーニの正確無比の射撃が続く。吸い込まれるように円盤型ネウロイが弾道上に飛び込み、直撃を受けて爆散した。悲鳴のような金属音を上げながら墜落していくネウロイの身体が崩壊していくのを横目に見てミーナは小さく安堵の溜息を吐いた
ミーナ「随分手こずったけど、全て落としたわね」
シャーリー「ま、本命が残ってますけどね」
ウィッチ達の視線の先には、防衛軍の総力を挙げた攻撃を受けながら物ともしないような羽の生えた巨大な怪物の姿があった。ただ、先程から殆ど攻撃を仕掛けて来ないのが不思議だった。実際、監視者は隔離したビビッドチームに意識の殆どを裂いており、実力差がありすぎる低次元生命体の攻撃など毛ほども気になってはいなかったのだが
一応時間稼ぎとして出現させた円盤ネウロイが全て撃墜されたと同時に、健次郎はディメンションゲートの反応が4つ発生した事に気付いた
ウィッチ達は新たな敵かと一瞬身構えるが、温かな気配を察知し安堵の笑顔を浮かべた
健次郎「早いお帰りじゃな」
『ヒーローは遅れすぎないものだからね』
異空間から飛び出してきた4つの影。その内の3つは、元の次元に戻れたことを確認すると分裂して元の1人ずつに戻った。だが、そのうちのたった1人。黒いマフラーを風にはためかせる彼女だけは、もう別れることは無かった。元の姿よりほんの少し背が伸びて大人びたように見える彼女は、強い決意と覚悟を秘めた眼をしながらも不敵に笑った
「四人四色の心を重ねて、魅せるは素敵なブラックナイト
夜空に託した夢物語、今こそ叶えてみせましょう!
我はカラード・ブラックパレード!邪悪な者よ、恐れ入れ!私はここに帰って来たぞ!」
自信に満ち溢れた黒い騎士。勇気と悲しみを背負って立ち上がる彼女の力は、欠けた記憶と心を取り戻したことでかつての最盛期を取り戻したと言えるだろう。ビビッドフォースと戦っていた時とは比べ物にならない力の波動が彼女から放たれていた
ブラック「ふー……すっきりした。全部戻って来たわ」
『力を取り戻しましたか……。しかし、ならば思い出したでしょう?元のあなた達も、我々に抗う事はできなかった』
ブラック「リベンジの機会が得られるとは思わなかったわ」
二コリと笑うとブラックは思い切り右手を振り下ろした。虚空から出現した巨大な黒い拳が唸りを上げて監視者を殴りつけた。それは先の戦いでビビッドチームに対して使った物と比較にならない程大きいもので、流石の監視者も少しダメージを受けたようでグラリと身体を傾けた
ブラック「世界崩壊の最中、背中から刺されたあの時とは違う。今度は正面からやらせてもらう」
『成程、伊達ではない……。ならば総力戦と行きましょう!』
空が割れて、大量のネウロイが噴出する。それは先の戦いでブラックが呼び寄せたネウロイとは数も質も桁が違った
シャーリー「今更数で攻める気か?愚策だな」
バルクホルン「同意だな。いくらでも相手してやるぞ!」
ここにはウィッチがいる。ビビッドチームが揃っている。晴風の主砲が空を向き、防衛軍の兵士達も味方に銃を向けてしまった自分達に贖罪のチャンスが来た事にやる気を燃え上がらせていた。これまでで最大規模の侵略に対して、誰も彼も決して怯えは無かった
長官『防衛軍本部から来た援軍を全部投入する!数で攻めて来るならば、我々全員で相手になろう!』
長距離から飛来した砲弾とミサイルの雨が、出現したネウロイを爆風と運動エネルギーの暴力でぶん殴る。特殊な装甲で身を守られていると言えど、圧倒的質量を無視できる程頑強な装甲を持つネウロイは少数だ。
魔法も示現力も持たない人間達ができる事をやり、侵略者の出足を挫いていた。その間にウィッチ達とビビッドチームは合流した
宮藤「皆さん!戻りました!」
坂本「お前達よく戻った!一色、奴の相手は真正面からでは少々荷が重い。策はあるのか?」
あかね「作戦!?ええっと、あの……取り合えず、みんなでカラスさんをぶん殴りに行きましょう!」
坂本「___はっはっは!成程!ああ、いい作戦だ!それで行こう!」
ミーナ「ちょ、美緒!?」
坂本「既に我々の常識では測れんレベルの話だ。それに、これまでこの世界を引っ張ってきた者が言うのなら任せても間違いはあるまい」
シャーリー「敵来ますよ!話はとりあえず戦いながらで!」
坂本「うむ。通常兵器の効きが悪い大型ネウロイを優先して撃破するぞ!」
ストライクウィッチーズは4つのチームに分かれてネウロイの撃破に当たる。あかね達4人は手を取り合ってビビッドフォースへと変身し、れいの___カラードブラックの横に並んだ
ブラック「来たわね」
フォース「うん、やろっか」
ビビッドフォースが両拳を軽く握りしめて構える。ブラックパレードが首元のマフラーをひらりとはためかせた
眼前に立つのはあまりにも巨大な敵。生命の到達点、進化の最終形態を自称する高次元生命体。ビビッドフォースの後ろにはたくさんの友達と、絶対に守りたい世界がある。そして横には心強い仲間がいてくれる。負ける気はしなかった
フォース「問答無用でぶっ倒すしかない感じ?」
ブラック「そうね。あれは自分の中の答えを決して変えない。いや、変えられない。支配欲を芯に据えて生まれた怪物だから。対話で答えを得ようなどと考えてもいないわ。力でへし折るしかない!」
フォース「んじゃ、思いっきりやろう!」
ブラック「お先にどうぞ。カバーするわ」
ビビッドフォースが両手にハンマーを握って飛び出した。サイズこそネイキッドインパクトより小ぶりなそれだが、内包するエネルギ-量は桁違いに大きい。一振りで地殻変動を引き起こすポテンシャルを秘めているハンマーを力強く目の前の空間に叩きつけた
凄まじい轟音が辺りに響き空間にヒビが入る。本来空振りに終わる筈の攻撃エネルギーが空間にヒビ割れを起こしながらジグザクに進み黒い巨体目掛けて伸びていく。触れればあらゆる防御を無視して対象を粉々に砕いて亜空間へ吹っ飛ばす攻撃なのだが、おめおめと喰らう監視者ではない。不格好な翼が動き、黒い風が吹き荒れてヒビ割れはかき消されてしまう
監視者の6本の腕がビビッドフォースに向けられ、それぞれの指先から赤い光線が発射される。カラードブラックが割って入り、マフラーを手で持って前に向けて振り回した。勢いに乗って瞬時に巨大化した黒いマフラーがビームとぶつかる。受け止めるのではなく、受け流す。ビームの束をそっくりそのままお返しした
『小癪な!』
巨人のアローンと同様、物理的干渉の大半を無視する特殊な身体を持つ監視者だが自分が放った攻撃を当てられれば当然痛い。見た目に大きな損傷はないが、一発喰らわせてやったとブラックは満足気に笑った
ブラック「あなたも神様気取ってるけど、この次元に生命体として具現化した以上死の概念からは逃れられない。痛い目見てもらうわよ」
『できるものならやってみればいい!』
不格好な翼が広げられ、尖った黒い羽が矢のように放たれ2人をハチの巣にせんと襲い掛かる。2人は武器を振り回して風圧で羽を叩き落し、監視者目掛けて真っすぐ飛んだ
お話の中に登場させることはできませんでしたが、閉じ込められた空間から脱出させる為のドッキング形態も名前と簡単な設定だけは用意していました。
ビビッド・マジカルストライカー
あかねと芳佳のドッキング形態。ビビッドレッド足部分がストライカーユニットを模したロケットに変化している。自分を中心に周囲の味方を回復する特殊空間を展開し、場所と距離を問わず狙った場所に強力無比なエネルギーシールドを作り出すことができる。決して破れないシールドをブーメランの要領で投擲したり、殴りつけたりなど遠近両方で十分な戦闘が可能。肉体的損傷以外にも彼女自身が『傷ついている』と認識したものなら目に見えない精神的な物や生物無機物すら問わず全てを癒す効果があり、破壊を目的とする侵略者に対しては強力なカウンターとして機能する
ビビッド・ロイヤルハリケーン
ひまわりを起点に、わかばが風を、ペリーヌが雷を全力で発動させながら合体した嵐を呼ぶ高貴なる合体形態。次元を歪める程の暴風で相手の自由を奪い、空間を消滅させうる力を秘めた雷で対象を攻撃する。生半可な存在では彼女の前に立つことすら叶わない
ビビッドブレイク・ペネトレート
リーネとあおいが手を取り合った姿。規格外の巨大なキャノン砲を装備した重装甲戦士。無限に近い射程距離を誇る精密射撃と、視界全ての敵を巻き込める広範囲爆破の射撃を高レートで連射しつつ、必要とあらばそのキャノン砲がハンマーへと姿を変える。見た目こそ人が携行できるギリギリのサイズだが、その実惑星1つ内包する質量を秘めており鈍器として振るった時の破壊力は筆舌に尽くしがたい