どっちかに決めたとこで文体がお粗末すぎるのでそのうちごっちゃごちゃになるんですけどね
「ナナ、準備はいいか!?」
バギーのアクセルを全開に踏み倒し、重たいハンドルを操るジュリウスが声を張り上げる
「もっちろん!いくよ~!」
バギーから振り落とされまいと手すりを握りしめながらナナは相棒である神機を持ち上げる
「フンッ!」
掛け声とともに放たれた紅い波動
ナナの血の力である「誘引」が発動された証だ
すでにアラガミの種類が分かるくらいまで近づいていたのだが、ナナの力に引かれる形で大量のアラガミがジュリウスバギーへ行進を始める
ヒロが運転するバギーはそれを尻目に大群の後方へと向かう
「よし!このまま撹乱するぞ!」
ジュリウスは器用にドリフトを行い、衝突必死だったバギーをアラガミの大群の先頭に位置付けた
後部座席に乗るロミオとリヴィはバギーに搭載されている対アラガミ用マシンガンや、スタングレネード、各々の神機を銃形態に変形させ応戦する
「うりゃうりゃ~!」
大量のOPを蓄積できるブラストガンの強みを生かしまるで砲撃のような攻撃を仕掛けご満悦のロミオ
「うひょ~、どこに撃っても当たるぜ!」
放たれたオラクル細胞の塊は群れの端にいたコンゴウの頭に直撃し、爆音とともに破裂し周りのオウガテイルもろとも爆散させる
「バカ、それだけアラガミが多いってことだ。気を付けるんだぞ」
お呼びですか?とばかりに物凄い勢いで滑空しながら突進してくるサリエルに、リヴィは神機を捕食形態へと変形させ攻撃する
「喰いちぎれっ!!」
ズオォォ!!と勢いよく伸びたプレデターはサリエルを頭から飲み込み体半ばでその顎を閉じ、体を喰いちぎる
上半身を失った体は血しぶきをあげながらバランスを失い急降下
地面に横たわって動かなくなったところに大群が通り、グチャグチャに踏みつぶされその形をなかったものへと変貌させた
「わー!これ楽しい!」
そんなグロテスクな戦場に合わない声音でマシンガンを乱射するナナ
撃ったそばから空になった
そして放たれた弾丸はアラガミたちをハチの巣にして確実にその数を減らしている
その様子を見てロミオは呆れた声で呟く
「これ、なかなかヤバイ光景だよな、、」
その呟きはナナのヒャッホーイ!という言葉と、マシンガンの乱射音にかき消されるのであった
「うん、数を減らしてくれてるね」
アラガミの群れを少し離れた位置で追走するヒロたち
時折マシンガンの火薬の爆発の光とともに喜々とした声が風にのって聞こえてくるが聞こえなかったことにする
しかし減ったといってもアラガミの数は依然元の半分以上は残っている
ジュリウスのバギーの物資切れもそろそろだろうし早めに突撃を行いたいところである
「シエル、、見つけた?」
助手席で双眼鏡を覗きながら群れのリーダーを探す副隊長に声をかける
「はい、、おそらく、感応種。マルドゥークでしょう」
「はぁ~、まーためんどくさいのがいるな」
後部座席で出撃の準備をしていたギルがこぼす
感応種。今はない「赤い雨」の影響で狂暴化したアラガミ
原因は不明だが未だに現れ続ける感応種
その中でも厄介な周りのアラガミを集めるという力を持つマルドゥーク
マルドゥークを倒さねば継続的にアラガミを呼び出され長期戦はまぬがれないだろう
「シエル、大丈夫?いけそう?」
「はい、この距離なら」
そう言って座席の頭の上を身軽に飛び越し神機が置いてある後部座席へと向かう
「じゃあギルお願いするよ」
「あぁ」
シエルが神機を持ち上げバギーの中央にある狙撃台に腰かけ前方をスコープ越しに覗く
その横でギルは自分の神機を手に持ち力んだ
「ハァァッ!」
ここでも紅い波動が生じヒロとシエルにあつい高揚感を与える
ギルの血の力「鼓吹」
同行メンバーの力を底上げする力だ
シエルはその力の恩恵を確認すると引き金に手をかける
揺れるバギーの上、数百メートル先の白い巨体目掛け照準を合わせる
普通の人ならここで狙撃を命中させるのはなかなかに難しい場面だ
しかしシエルは違った
彼女は幼いころから戦闘訓練をうけてきた
不安定かつ、もっと視界が狭いところでの射撃も成功させてきた
(こんな狙撃余裕です、、)
照準の少し下に巨体が映りこんだ瞬間その指を引き絞った
凄まじいマズルフラッシュを発生させ、真っすぐに標的へと向かう弾丸
狙撃弾とはいえ大型のアラガミを一撃で沈めることは不可能だろう
だが彼女が撃った弾はただの狙撃弾ではなく「ブラッドバレッド」という改造が施された弾丸だった
マルドゥークの意識は完全に先頭のバギー、ナナへと向いている
そして放たれた弾丸は寸分の狂いなくマルドゥークの頭部へ命中し炸裂した
着弾後、炸裂した破片は麻痺属性を有しており余るほどの効果をもって巨体の動きを封じた
これはシエルがヒロと共同で作成した自信作
ただの麻痺弾ではなくナナが調理、というか配合、に失敗した作品の余りを用いるというエコさもありつつしっかり効果を発揮するという素晴らしいブラッドバレッドだ
さすがナナ印といったところか、巨体は一歩も動けなくなりその場でひどく痙攣しているのがスコープごしに確認できる
「隊長、目標の麻痺、確認しました」
「オーケー、さすがだねシエル。じゃあこれから全速力でマルドゥークのところに突っ込んで討伐。その後周囲のアラガミを掃討。いいね?」
「「了解」」
迷いなく帰ってきた返事に頼もしさを感じながらヒロも後部座席へと飛び移り自身の神機を手にする
手にした相棒の感触を確かめ声を張り上げる
「突撃開始!」
ギルの「鼓吹」の影響もあってか昂った気持ちとともにバギーを飛び降りマルドゥークへと疾駆する
マルドゥークは動けずにいるのでジュリウスバギーを追いかけまわしているアラガミたちに置いて行かれ、今や一頭でその荒野に佇んでいた
確実に狙える射程圏内へと入るとシエルは普通の狙撃弾を放ち牽制する
ようやく麻痺から解放されたマルドゥークに衝突する狙撃弾
マルドゥークは直接攻撃を受け標的を正面の動くバギーから、後方の鬱陶しい輩へと変え振り向いた瞬間
「ゼアァァ!!」
地面を力強く蹴り常人ではありえない高さまで跳躍したヒロが神機を振りぬいた状態でいた
彼我の距離、約十メートル
マルドゥークは当たるはずがない斬撃を無視してその堅剛な前足でヒロを払いのけようとした瞬間
「ガァッ!?」
飛来した紅い斬撃に顔面を引き裂かれた
思わずたたらをふむマルドゥークに追撃をかけたのはギルだった
先ほどとは変わって槍形態の神機を構え疾駆していたギルがこの隙を逃さずにチャージスピア固有の技、チャージグライドを発動させた
「ハァァァア!!」
さらにそれもただのチャージグライドではなく、赤紫のオラクルの棘を伴いマルドゥークへと突き刺さった
そう、これらはブラッド隊員がなせる業「ブラッドアーツ」だ
思わぬ猛攻を受け、柔らかい腹に無数の穴をあけられたマルドゥークは2人を睨み遠吠えをあげる
「アォォォォォォォン!!!」
赤黒いオラクル細胞がマルドゥークを取り囲み大きな渦巻きを生み出しマルドゥークを活性化させる
またマルドゥークに感応してジュリウスバギーを追いかけていたアラガミたちがヒロたちのほうに向かい始めた
「あいつらが来る前に終わらせるぞ」
ギルは槍を握り直しヒロへ声をかける
その目線の先は油断なくマルドゥークへと向いておりいつでも対応可能といった様子でいた
「そうだね、すぐに片付けるよ」
大勢のアラガミがこちらへ着くまで残り僅か
大型と小型の乱戦はなるべく避けたいヒロたちはここで一気に決めに行く
「もう一度行くよ!」
ヒロが声を張り上げ前のめりに倒れるか倒れないかの角度でマルドゥークへと走り始めた
後ろに続きギルはまたチャージを開始し隙があればいつでも打てる構えだ
怒りの眼光を受けるヒロだが怯むことは一切なくマルドゥークの懐へと一気に飛び込む
二度はやられまいとマルドゥークは真上へ跳躍し、その口から人を飲み込める以上の大きさの火球を真下に発射した
ヒロはそのまま走り抜けることでやり過ごす
後ろに着弾した火球は轟音と熱波を発生させた
「あちちち、、」
黒焦げになった地面が飛散しいくつか頬をかすめるが気にしている余裕はない
上から降ってくる白い巨体に押しつぶされないように急いでその場を離れる
着地したマルドゥークはそのまま転がりすぐにヒロを攻撃する態勢に入った
前傾姿勢になり右前足のガントレットを開放し赤橙に発光させた
次に来る攻撃を予想できたヒロはシールドを展開し防御の構えをとる
マルドゥークはそのまま右前足を振り上げ、そして地面を抉りとり先ほどよりも大きな火球を繰り出してきた
ヒロは予想通りの攻撃を、余裕をもって構えていた盾で受け止めた
「いや、熱いって!」
火球を盾で受け止めた瞬間にそのかかとを地面にグッと沈ませ耐える
端から漏れ出す炎に服を軽く焼き切られながら火球を受けきる
この隙を逃さずギルがチャージグライドを発動
後ろ脚に直撃かと思われたが、二度も同じ技を喰らうまいと即座に跳躍してそれを躱すマルドゥーク
「チッ!」
舌打ちを鳴らしてマルドゥークを見上げ落下に備える
マルドゥークは下に見える厄介な人間たちを焼き払うべくその口腔に高温の炎を蓄えた
上からの広範囲攻撃ヒロとギルに避けるすべはないと思われた
実際避けることは厳しかっただろう
マルドゥークはその獰猛な口の端を吊り上げ今にも溢れそうな炎を吐き出そうとした
「私のこと、忘れてないですか?」
その瞬間思いもよらぬ方向から狙撃弾がマルドゥークの口内目がけ放たれた
直撃した弾丸はマルドゥークの口の中で小爆発を起こし、炎を誘爆させた
「!?」
思わぬ攻撃に空中で体勢を崩し落下を開始する
そして落下地点には武器を構え迎撃準備万端のギルとヒロがいた
「「終わりだッ!」」
同時に振りぬかれた剣と槍はクロスの斬撃を形どり、身動きの取れないマルドゥークへと襲い掛かる
マルドゥークは死の直前、己を斬り刻むであろう刃の輝きを見ていた
落下の速度と上方向へ振りぬいた速度が合わさり一切の抵抗なくマルドゥークを四つの肉塊へと変貌させた
「目標の沈黙、確認しました」
うまく連携することでほぼ危なげなくマルドゥーク討伐したヒロたち
しかし息つく間もなく襲い来るのはマルドゥークが呼び出したアラガミたちだった
「群れのリーダーを倒した。あとは小型アラガミを駆逐するだけだよ」
通信からヒロの声が聞こえるとジュリウスバギーは進む向きを180度回転させ正面からアラガミの群れへと突っ込んだ
「ロミオ!ナナ!リヴィ!行くぞ!」
「「「了解!」」」
向かってくるバギー、突然のことに対応できないオウガテイル数匹を、ひき殺しながら進む
さらに後部座席から飛び出すのは3人のゴッドイーター
飛び降りざまにバスターブレードを担ぐロミオはその大きな刀身を振り上げコンゴウの顔面を粉砕する
続けて飛び出すナナはそのピンクのハンマーを大きく振りかぶり、ロミオと同じようにシユウの頭、いや上半身を粉々に砕いた
攻撃直後で隙だらけの2人はに襲い掛かろうとしているのは、6匹あまりのドレッドパイク
しかし2人は焦りもせずニタリと笑う
「まったく世話の焼けることやら、、」
そんな言葉とともに自身の武器ヴァリアントサイズをもって、死神の鎌のごとく一薙ぎでそれらを沈黙させるリヴィ
「ナイス!リヴィ」
「リヴィちゃんありがとう!」
リヴィの援護があると踏んでいた2人は余裕で体勢を立て直し感謝の言葉を白髪の少女に送る
「2人とも、無茶はしすぎるなよ」
そういってバギーを止め2人に声をかけるジュリウス
「あとは細かいのだけだ、存分に暴れるぞ」
各々神機を構えなおしアラガミへと向きなおす
彼らが発する雰囲気に圧倒され思わず後ずさるオウガテイル
しかし後ろに行っても群れのリーダーを倒した人間がいる
圧倒的な窮地に立たされた彼らは本能に従い喰らうしかないのだった
「ふぅ、どうやらこいつで終わりみたいだね」
おそらく群れの最期の一匹であろうコンゴウ
コンゴウが両腕を大きく振りかぶり、その背中のパイプから空気砲を射出した
それをヒロは跳躍することで回避し、さらに着地で曲げた膝の勢いを用いて前方へ駆け出す
攻撃をよけられたことと、まさかの突撃に動揺し対応できないコンゴウに、ヒロは勢いを殺さずすれ違いざまに真一文字に一閃
上半身と下半身を分かたれたコンゴウ、その中にあるコアごと破壊され即座に霧散する
完全に沈黙した
「おっつかれー!さすがだねー」
アラガミの群れの中心だったところでブラッド隊は集結した
「隊長、これからどうしますか?」
「うーん、この先に食べ残しがあってもおかしくないからそれを確認したら帰還しようか」
「了解です」
各員がアラガミのコアを回収しバギーへと持ち帰る
そうして先ほどと同じメンバーがヒロ、ジュリウスが運転するバギーに乗り込み、アラガミの進行方向だった方面に進んでいった
これから起きることなど、もちろん誰も知らずに
次でオリ主を登場させれそうです