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ライザーの眷属たちとのレースを終えて数日が経った。
駒王学園から帰る中で、善逸は空を見上げていた。
それも、どこか悲しそうな顔で。
「…」
「どうしたんだ善逸?
空を見上げて、何かあるのか?」
「…」
空を見上げたまま何も言わない善逸の視線を追うように、一緒に帰っていた士郎たちは空を見上げた。
その先では、雀たちが木に止まっていた。
「雀?」
「…母ちゃん、雀が好きで飼って育ててたんだ」
「お母さん?
…そう言えば善逸、親代わりだけど母親がいたって言ってたデスよね?」
「うん…」
ようやく口を開いた善逸の言葉に皆は思い出す。
善逸は元々捨て子で、その女性に善逸を拾われて育てられたと話をしたことを。
それで善逸は、自身とその母親を殺した犯人を探してることを。
すると善逸は泣きそうになりながら、電柱に寄りかかる。
「…俺さ、こんなに弱いから、ちゃんと探せるのかな?」
「だ、大丈夫だよ善逸くん!
善逸くんって本当は強いから、ちゃんと探せるよ!」
「いろはの言うとおりだぞ?
お前は怖いとか言って泣いてたりするけど、何だかんだ言ってお前も戦ってるんだぜ?」
「気休めでそう言うこと言わないでくれよぉ~」
「本当のことなんだけどな…!?」
瞬間、どこからか咆哮が響き渡り、振り返ると猿と虎と猿を組み合わせた怪物がいた。
「あれって、fateに出てきた鵺!?
けど、特典の反応がない!」
「まさか、バングレイが元転生者から召喚した存在デスか!?」
「可能性はあるな、でも何としてでもここで倒すぞ!」
『キラメイゴー!
キ・ラ・メーイ!!』
『キラメイチェンジ!!』
士郎たちがキラメイジャーに変身して、それぞれの方向から鵺に攻撃を仕掛けようとする。
しかし、それよりも早く鵺が士郎たちの動きに気付いたのか、一気に急接近してきた。
「なっ!?」
その大きな爪を振り下ろし、士郎を切り裂こうとする。
だが士郎は反射的にキラメイソードで受け止める。
「ぐっ、くぅ!」
ただ受け止めたものの、その圧倒的な力で押さえ込まれてるみたいに、その腕力が強く、士郎は防ぐのに精一杯だった。
その隙に鵺が空いてる手で士郎を切り裂こうとするが、そこを切歌が薙ぎ払い、武と善逸が士郎が防いでる手を切り裂く。
「士郎大丈夫か!?」
「あぁ、大丈夫だ。
けどこいつ、中々強いぞ!」
「しかも、かなりタフだよ!」
いろはも後ろからキラメイショットを撃ち込んでいるが、中々怯まない。
「なら、これを使うしかないデース!」
切歌がスーパーライザーを取り出した。
だが、鵺はその隙を見逃さず猛攻で攻めてくるので、メダルを取り出す暇も与えない。
「くっ、こちらに攻撃を仕掛ける隙も与えない、デスか…!」
「バングレイのやつ、よほど俺たちを潰したいのか!
ぐぁっ!」
士郎たちが吹き飛ばされてしまい、善逸は後ずさりをする。
「あっ、あぁ…!」
「くっ、善逸!」
鵺は後ずさりする善逸に向けて、大きな手を振り上げる。
そして、善逸が気絶するよりも早く、その腕は勢いよく振り下ろされた。
だがその瞬間、鵺と善逸の間に1羽の雀が飛んで来た。
そして。
「…え?」
その雀が光り、裾の短い着物とエプロンの格好の少女の姿になって、振り下ろされた鵺の腕を、手に持っていたしゃもじで一閃し切り裂いた。
善逸は、その少女に驚きを隠せず、その場に座り込んでしまう。
誰もがその光景に驚きを隠せなかったが。
「大丈夫でちか!」
「え、あ…」
「…その様子だと無事なようでちね。
さぁ、早くとどめを指すでち!」
「あ、あぁ行くぞ!」
少女は舌足らずな口調で腰を抜かした善逸を覗く士郎たちは渇を入れられ、腕を大きく切り裂かれて怯む鵺にとどめを指そうとする。
『キラメイバスター!』
「トレース・オン!」
『キラキラチャージ!』
『キラメイチャージ!』
カラドボルグⅡを投影し、キラメイバレットに付与させた士郎はキラメイバスターに装填し、他の皆もキラメイソードやキラメイサイス、キラメイショットを操作して鵺に向ける。
「食らえ、カラドボルグ!!」
「時雨蒼燕流 功式 八の型 篠の突く雨!!」
「デース!!」
『狂華・ティA魔Tto』
「ストラーダ・フトゥーロ!!」
『チェックメイジ!!』
士郎たちの攻撃が全部直撃し、鵺は断末魔と共に爆発した。
「…やっぱりバングレイが召喚したやつだったか」
「あの、君!
助けてくれてありがとうデス!!」
全員変身解除し、士郎は鵺から特典の宝石と本体が出なかったことからバングレイが召喚したやつだと判断し、切歌は先ほど助けてくれた少女にお礼を言う。
「チュチュン、当たり前のことをしたまででち。
それよりも…」
少女は未だに腰を抜かしている善逸に顔を向ける。
「あ、か…」
善逸は少女の姿を見て泣いていた。
少女の姿と、少女から聞こえる音が、とても懐かしく、もう会えないのではと、本気でそう思っていたのだから。
そんな善逸に少女は呆れながらどこか安心した表情で善逸に話しかける。
「…やれやれ、相変わらず臆病で泣き虫なんでちね善逸は」
「か、母ちゃーーーーーーんっ!!!!」
『え?』
善逸の、少女への呼び名に呆気にとられるが、善逸は外聞なく泣き叫びながら少女に抱き着いた。
「うぉお~~~~~ん!!」
「うわっと、ふう…。
全く困った息子でちね」
((((…これどういうこと?))))
あまりの出来事に、士郎たちはついていけなくなっていた。
今回士郎たちを助けてくれた少女の見た目はfateの紅閻魔です。
この作品について
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このまま続けて欲しい
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リメイクして欲しい