真実に至る宝石の勇者   作:ガンダムラザーニャ

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今回は武の戦闘回です。

また、今回は今の活動報告に新しく内容を追加してますので、そちらも良ければリクエストお願いします。

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=233709&uid=99940


第6話:青の宝石は恵みの村雨と共に煌めく刃となる

「まさか反応が地下水路から来てるとはな…」

 

武は一人、地下水路を通って転生者を探していた。

 

「確か、ここに転生者の反応があるんだよな…?

これは…!」

 

武は転生者の反応を見て、すぐそこまで来たので、通路の曲がり角からこっそりと見る。

 

するとその先では、緑色の小さい鬼たちが若い女性たちを連れてきて監禁していたのだ。

 

しかもすでに何人かいるのか、これから自分たちは何をされるのかと恐怖に塗り替わっていた。

 

それを周りの小鬼たちは下卑た笑みを浮かべながら見ている。

 

「あれは、ゴブスレのゴブリンだな。

…こいつは、穏やかじゃねぇな」

 

武はその光景を鋭い目つきで睨みつけると、首元にある犬と水と刀をモチーフにしたネックレスを触れる。

 

「小次郎、頼む!」

 

その言葉と共に、青い炎に包まれた燕が飛び出し、ゴブリンたちに気付かれないように飛んでいき、その頭上を八の字を描くように飛びまわる。

 

すると屋内であるにも関わらず雨が降り出して、ゴブリンたちは困惑する。

 

「よし、行くぞ!」

 

それを確認した武は竹刀を取り出して走り出した。

 

「時雨蒼燕流 功式 三の型…」

 

武は竹刀を手放し、足元に落ちようとする。

 

その瞬間、足を勢いよく振り上げて、竹刀を一体のゴブリン目掛けて蹴飛ばす。

 

「遣らずの雨!!」

 

蹴飛ばした竹刀は変形し、青い炎を纏った黒刀・時雨金時に変わり、一体のゴブリンの頭部を串刺しにした。

 

他のゴブリンたちはいきなりのことで驚いていたが、武はすぐさま時雨金時を引き抜いてゴブリンたちに突っ込んでいく。

 

「時雨蒼燕流 功式 一の型 車軸の雨!」

 

強烈な突きはゴブリンたちの体を貫通し、凪ぎ払っていく。

 

「皆早く逃げろ!!」

 

武は退路を開きながら女性たちを避難させる。

 

途中、追いかけようとゴブリンたちも追いかけるが小次郎の妨害もあって一匹たりとも追いかけることはできなかった。

 

結果、排水路の一室で武だけが残り、ゴブリンたちは怒りの眼差しを向けている。

 

その内の一匹のゴブリン、それも一際大きく巨大な金棒を持っていた。

 

「転生者の反応がお前から強く出てるってことは、お前が転生者なんだな」

 

「てめぇ、よくも俺のメスどもを逃がしやがったな…!」

 

「そういうなよ、あの様子だととてもそうには見えねぇし、何かろくでもねぇことしようとしてたんだろ?」

 

「だまれぇっ!!

俺は俺のメスを集めてハーレム作ろうとしてたんだ!

だからこのゴブスレのゴブリンチャンピオンとゴブリンどもの特典を持って転生したんだ!

それをよくもぉ!!

ぶっ殺してやる!!」

 

チャンピオンは怒り狂いながら金棒を振り下ろすが、武は避ける。

 

「はぁ、こいつは穏やかじゃねぇな。

俺は女所帯とかに縁はなかったが、少なくともお前のやろうとしてることは許せるやつじゃねぇよ」

 

武は静かに怒りながらキラメイチェンジャーを構え操作する。

 

『キラメイゴー!

キ・ラ・メーイ!!』

 

「キラメイチェンジ!!」

 

変身した山本は、キラメイソードと時雨金時を構える。

 

しかも両方とも青い炎が灯っている。

 

「…行くぞ」

 

「上等だこのガキ!

野郎共やっちまえ!!」

 

チャンピオンの号令と共にゴブリンたちが襲い掛かる。

 

「…時雨蒼燕流 守式 七の型 繁吹き雨!!」

 

瞬間、武は時雨金時で水溜まりから水を回転するように巻き上げ、周囲から襲い掛かったゴブリンたちを弾く。

 

「時雨蒼燕流 特式 十一の型 燕の嘴(ベッカタ・ ディ・ローンディネ)!」

 

技を続けるように、キラメイソードでゴブリンたちを連続突きしようと繰り出すが、目の前でチャンピオンが現れ、キラメイソードごと腕を掴んだ。

 

「なっ!」

 

「弱っちいんだよクソガキがぁ!!」

 

チャンピオンが武を叩き潰したが、その瞬間に水の塊になって弾けた。

 

「何だと!?」

 

「時雨蒼燕流 功式 九の型…」

 

「っ!?」

 

どこからともなく聞こえる武の声に驚くチャンピオン。

 

だがその瞬間にチャンピオンの背中を大きく切り裂く。

 

「うがぁっ!?」

 

「うつし雨!!」

 

チャンピオンはそのままバランスを崩し、何体ものゴブリンを下敷きにしながら倒れる。

 

「ぐっ、くそぉ!

おいお前らっ、さっさとこいつを殺せ!!」

 

指示を送るも、ゴブリンたちの動きが鈍く、まるで力が落ちてるように遅くなっていた。

 

「ど、どうしたんだ!?

早くやれ!!」

 

「遅い!」

 

言ってる間に、武は瞬く間にゴブリンたちを切り捨て、残りは転生者であるチャンピオンだけになった。

 

「バカなっ、何でお前なんぞに俺のゴブリンどもが遅れを!?」

 

「お前は俺のこの炎を見て何かわからねぇか?」

 

武はわかりやすいように小次郎と時雨金時とキラメイソードに灯る青い炎を見せる。

 

その炎はどこか水を思わせるような青い炎だった。

 

「お前、その炎にこの雨はまさか…!

り、リボーンの雨の炎!?

ということはまさか…!?」

 

「そうだ。

最初に小次郎に雨を降らせて予め動きを鈍らせてたんだ。

雨の炎の特徴は鎮静だからな」

 

「ぐっ、このクソ野郎がっーーーーーーー!!!!!!!!」

 

チャンピオンは怒り狂い、武を殺そうと金棒を振り上げる。

 

「時雨蒼燕流 功式 八の型…」

 

『キラメイチャージ!』

 

武は落ち着いた様子でキラメイソードを操作して構え、チャンピオンに向かって走っていき飛び込んでいく。

 

「死ねぇ!!!!」

 

「篠突く雨!!」

 

『チェックメイジ!!』

 

チャンピオンの金棒が振り下ろされるよりも早く、武の攻撃はその大きな体を大きく切り裂いた。

 

「ぐほぁっ…!?

そ、そんな馬鹿な!」

 

「悪いな、お前はここまでだ」

 

チャンピオンが倒れ気を失うと同時に特典の宝石を採掘する武。

 

「これは…、ハズレだな。

けど、あの人たちを逃がしてやれて良かった」

 

宝石を調べて自身に関する情報がなかったことに残念に思うが、同時にゴブリンに捕まった女性たちを逃がせたことに、武は喜ぶのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よいしょっと!

ふう、ここまで来れば見つかるよな」

 

あの後、ゴブリンの転生者と思われる男を地下水路から運びなるべく人に見つかりやすい場所に寝かせた。

 

そこで、走ってきた士郎たちを見つけた。

 

「あれ、武?」

 

「おっ、皆!

目的のは見つからなかったけどこっちは終わったぞ!」

 

「俺たちもだ。

目的のは見つからなかったがな」

 

「そっか。

…まだいろはに会ってないんだな」

 

「あわわわどうしよう…!

いろはちゃん大丈夫かなぁ…」

 

「仮にも同じキラメイジャーデス。

そう簡単には負けるはずがないデース!」

 

「そうだな。

じゃあ、急ぐぞ!!」

 

士郎たちはいろはの元へと向かう為走ってその場を後にした。

この作品について

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