また、宣伝が遅れましたが、活動報告に新しく内容を追加しましたので、よろしければリクエストお願いします。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=233709&uid=99940
「うぅ、今日も何とか乗り切った…」
「ははっ、まぁ良いじゃねぇか!
良い汗かいたんだし!」
「俺なんか死にかけたんだけど!?」
修行を終えて武と善逸は外に出て散歩に出ていた。
二人は特典の技を磨き上げるために道場で竹刀を使って修行をしていたのだが、善逸は泣き喚きながら武の技を躱したりして逃げ回り、挙句の果てに気絶して、気が付いたら武も倒れ伏して息が上がっていて、互いに持っていた竹刀もへし折れていた。
というのも善逸が気絶してから無意識に特典の力を使って武とガチバトルをしていたからなのであり、かなり壮絶だったらしい。
武はそう言うことを善逸に伝えても信じてもらえなかったが。
「いやだからお前もすごかったんだからな?
俺もお前の攻撃にはヒヤッとしたし」
「だからそれ何の嫌味!?
気失った後でお前が勝手に振り回したんじゃないの!?」
「だから違うんだって…?
おい、あれ」
「あれって何さ!?」
ギャーギャー喚いていた善逸だったが、武が向いた先を見る。
その先では、神社があって、立て直すためなのか工事の従業員たちやショベルなどの重機も来ていた。
「あの神社って確か…」
「あぁ、神主もいなくなって寂れてたから、ここを新しくして高層ビルを建てるって話だったな。
一応土地の人から許可はもらってるみたいだし」
「うん、けどさ…、何だろこの音」
善逸は不安になりながら耳に手を置く。
「そう言えばお前、耳が結構良かったな」
「それどころじゃないよ!
何か、あの神社の祠から嫌な音がするんだよ…!」
「嫌な音?」
言ってる間に、重機は祠を抉じ開けた。
その先の暗闇から、複数の光がピカッと点る。
それと同時に転生者の反応が見られた。
「あれは転生者!?」
「何で転生者が祠に…!」
二人は驚いてるが、それはのそっと動きだし、重機に目掛けてビームを放ち爆散させ、乗っていた従業員が吹っ飛ばされる。
それを見た従業員たちは悲鳴をあげながら逃げ出した。
「ぎゃーっ!!
今ビーム出たぁ!?」
「らしいな、というか…」
祠の向こう側から近づき、丸いロボットのようなゴーレムが出てきた。
「こいつは、ポケモンのレジスチル!」
「ね、ねぇ武!
これ、マジでヤバいんだけど!?」
「わかってる!
…というかこいつ、俺たちを見てないか?」
『ニンゲンハ、ノコラズコロス』
「ひっ、何か喋ってる!」
「こいつは、本気でヤバいな…。
善逸、急いで士郎たちを呼んでくれ!」
「わ、わかった!」
『ニンゲン、コロス』
レジスチルは前に足を踏み入れながら顔からビームを発射する。
「させるか!」
武はすぐに善逸の前に立って雨の炎を纏った時雨金時を構える。
「時雨蒼燕流 守式 六の型 春雨!』
時雨金時を下から上へと振り上げ、水飛沫が舞い上がるように壁を作ってビームを防ぐ。
『!』
「悪いが、お前の相手は俺だぜ!」
『キラメイゴー!
キ・ラ・メーイ!!』
「キラメイチェンジ!」
キラメイブルーに変身した武はレジスチルを前に臆することなくキラメイソードに雨の炎を灯して構える。
「よし、行くぜ小次郎!」
武はネックレスから小次郎を召喚して雨を降らせてから走り出す。
『オマエハ、キケン。
ココデ、コロス』
レジスチルはビームを連続で撃ち牽制する。
武はそれを避けてはキラメイソードで攻撃を反らしたりして足を止めない。
そしてそのまま飛び掛かり、レジスチルに目掛けて斬りかかるが、硬い体は刃を通さず弾く。
「くっ、やっぱり硬いな…」
『ナメルナ、ニンゲンフゼイガ』
「武ぃ!
士郎たちへの連絡は終わったぞ!!」
「悪い助かる!」
『ナカマヲヨンダナ?
ナラバオマエヲサキニケス』
「え?」
「…っ、避けろ善逸!」
武が言った直後、レジスチルのビームが善逸に目掛けて発射される。
「いーーやーーーーー!!!」
善逸は悲鳴をあげながら飛んで避ける。
『オマエハスデニロックオンシテイル。
ニゲラレルトオモウナ』
「ひっ!?」
連続で撃ち込まれるビームを、善逸は泣き叫びながら走って避ける。
「やーめーてっ!!
武助けてくれーーっあがっ!」
しかし言ってる間に、ビームの衝撃を浴びて、善逸は気を失ってしまう。
「善逸ぅ!!」
「サテ、ツギハオマエダ」
「くっ!」
武は構えながらレジスチルと間合いを取る。
正直な話、この相手は武一人ではキツい。
先ほどから雨属性の雨を降らせて鎮静の力で体の防御力は低くなってきてるはずなのに、一太刀浴びせた時点でまだ硬かった。
このまま士郎たちが来るまで地道に雨の炎で下げ続けるかと一瞬考えたが、あることを思い出して少し笑みを浮かべる。
『…ワラッテルヨウニミエルガ、ナニガオカシイ?』
「いや、悪い。
そう言えばさっきお前は善逸を気絶させたなってな」
『ダカラナンダ?』
「お前があいつを気絶させて俺を倒した後で殺すつもりだったかもだけど、それは間違いだったって話だよ!」
『ナニガ…!?』
言い切る前に、何か強い衝撃が走り、レジスチルは体を見るとまるで刃物を無理矢理叩き付けたような細長い跡があった。
さらに振り返ると、そこにはキラメイイエローに変身し、キラメイソードを居合のように構えた善逸がいた。
『オマエハ…!
ナゼダ、カンゼンニキヲウシナッテタハズ…!』
「…」
「善逸は気絶してると、俺もヒヤッとするくらい強くなるんだよ」
『クッ!
ダガ、イクラツヨクテモ、オレノカラダハキレナイ!』
レジスチルはすぐに向きを変えてビームを放つが、消えるように避けて別の場所に移り、居合の構えに入る。
「…」
『キラメイチャージ!』
キラメイソードを操作し、強く握り呼吸を行うことで、体から電気が走る。
「雷の呼吸 壱の型改・咲式 霹靂一閃・旋…」
さらに電気が激しく走り空気が揺れる。
「六連!!」
『チェックメイジ!!』
言葉と共に足場が抉れ、それに凄まじい戦慄を覚えたレジスチルはビームを撃つ。
しかしその瞬間に一瞬体を回転させる構えをした善逸が消えて、同時に体に強い衝撃が走る。
更にまた別の方向から衝撃が走る。
しかも一発一発が当たる度にかなり強くなってるのを感じる。
それに雨の炎の雨で徐々に防御力も下がってきてるからどんどん罅が入ってる。
そして6回目の攻撃で、今度こそレジスチルの体が大きく切り裂かれて、貫通した。
善逸が技を放って貫通するまで、一秒も満たなかった。
『ガハァ!?
コンナ、コンナコトガ…!』
「…」
ドスンと、その体は大きく倒れ気を失ったレジスチルに、善逸はキラメイチェンジャーを翳して宝石を回収する。
同時にレジスチルの体は崩れ、中から時代的に古そうな服装を着た男が現れる。
「この人、古そうな服着てるな。
もしかして封印される前はその時代の戦争とか目の当たりしたから、さっき人間を殺すって言ってたのかな」
「…はっ!
あれ、もう終わってる…!?」
「おっ、気が付いたか善逸!
さっきはありがとな、おかげでこいつは倒せたからな。
とどめとかお前すごかったぜ!」
「えぇ!?
俺が気絶してる間に倒したんじゃないのぉ!?」
「違うって!
…とにかくこの人を運ぼうぜ」
「えっ、この人まさかさっきのレジスチルの!?
…うん、わかったよ」
善逸と武は男を運び、士郎たちと合流して、その後大河たちに引き渡した。
後でわかったが、男は元々飛鳥時代に転生してたらしく、戦争を目の当たりにして殺戮をしてたところを、その時代の転生者に封印されたそうだった。
それで善逸たちに倒され、この時代のことを教えてもらい、かつてよりも穏やかになったことを聞いて安心したからか、世の中を見て回ると言って旅に出たそうだ。
時雨蒼燕流 守式 六の型 春雨:水飛沫が舞い上がるように壁を作る剣技。一時的ながら即席の盾としての役割を持ち、さらに雨の炎の効果で敵の攻撃威力を著しく低くすることができるため防御力は高い。
雷の呼吸 壱の型改・咲式 霹靂一閃・旋:霹靂一閃の応用技。技を放つ時に体を回転させる。敵との距離と回転数に応じて威力がかなり増す。六連だと、霹靂一閃・六連よりも凄まじく威力が上がるため、硬くて斬れない相手に有効。
この作品について
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このまま続けて欲しい
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リメイクして欲しい