【完結】春野ムサシは勇者(ウルトラマン)である 作:渚 龍騎
光が正義だと、誰かが決めたわけではない。けれどそれは、いつの間にか勝手に定められていた。
「もうすぐだ……」
闇の中で、男は呟く。
終わりかけた世界を見つけた時から、絶望を糧に失った力を取り戻して、更なる闇を得るつもりだった。
「邪魔なのはあの
たまたまやって来た二人の巨人。だが、この計画を止めることはできない。
まるで闇そのもののような禍々しい雰囲気を漂わせる男は、ニヤリと不適に笑う。そして──今までの全てが。
「全ては、俺が真の姿を作り出すための──」
男は立ち上がる。そして、闇に向かって吼える。
「──道具だッ!」
「ウルトラマンコスモス!!」
誰もがその姿に驚愕して、声を上げた。
光り輝くコスモスの姿。「優しさ」のルナモードが、勇者たちの前に立っていた。
コスモスは手に乗せる三人に向けてゆっくりと頷く。
それは「ありがとう」とも「待たせたね」とも様々な意味が、その一つの動作に全て込められていた。
「帰ってきた……!コスモスが帰ってきた!」
コスモスは三人を大地に降ろすと、黄金の光に包まれる。
勇者たちの「未来への可能性、夢を信じる心」がコスモスにチカラを与えた。
「希望」を体現した「未来を信じる、希望の巨人」
コスモス全てのモードを超越した最終形態──フューチャーモードとなってコスモスは皆のもとに帰ってきた。
未来を信じる心こそ、栄光の化身。
青に染められた体。赤、金、銀に彩られたV字の模様。
ジャスティスの手を取り、コスモスはゆっくりと黄金のようなエネルギーを分け与える。赤く点滅しつづけていたジャスティスのカラータイマーはエネルギーが補充され、彼はチカラを取り戻す。
「帰ってきたな、ウルトラマンコスモス」
青年は彼の姿を見て、ニヤリと笑みを浮かべた。
コスモスは勇者たちとゴモラに手を掲げると、自らのエネルギーを注いだ。
包み込まれるような暖かさが身を纏い、傷ついた体が癒えていく。それだけではない。体の底から力が湧き上がってくるように感じる。
その瞬間、六人の勇者たちに眠る、華の如き爛漫さが変化する。
勇者服に彩られ、今までに溜め込まれた感情が爆発。
勇者たちは──「満開」する。
「このチカラは……」
桜の勇者は巨大な
「満開……」
青の勇者は理解したと同時に花状の砲台をサンドロスに向ける。
「これもコスモスのチカラ?」
黄の勇者は妹の隣で大剣を握り締める。
「守るために……戦う」
緑の勇者は姉の隣で胸を張り、弱い自分を切り捨てた。
「完成型勇者の力、見せてやるわ!」
赤の勇者はその闘志に似た紅蓮の刀を握り締める。
「行っくよ〜!」
紫の勇者は機械のような操縦桿を握った。
勇者たちは進化する。光の如き神秘の巨人たちによって、更なるチカラを得た。
昔は恐れた「満開システム」。今では不思議と恐怖を感じない。
この世界を守るために、その全てを振り払った。
あり得なかったはずの物語が再始動する。
神樹を守りし無垢なる
優しさと正義の伝説の
コスモスとジャスティス、ゴモラの横に勇者たちは並ぶ。
互いに視線を交わし、目の前の
勇者部の部長が彼女たちの前に出た。腕を前方にぴんと伸ばし拳を握る。
「さあ!最高最強のドリームチームの力を見せてやるわよッ!」
決して混じり合うはずのなかった勇者たち。
これは誰の力でもない奇跡。
星空に輝く、銀河の彼方。滅びかけたこの世界に、極限至高のドリームチームが結成された──!
『──ハァッ!』
『──ダァッ!』
二人の戦士が同時に吼える。
それが、戦闘を再開した合図となった。
二人の戦士と一体の怪獣が大地を踏み締める。大地が揺れ、地震に似た震動が巻き起こる。
「□□□□──ッ!!」
四国中の大気がサンドロスの絶叫により揺さぶられたかのような大音響。ビリビリと地鳴りのような振動が体全体を揺すり上げる。
その咆哮には、怒りがこもっていた、
『勇者部ファイトォ!!』
勇者たちの叫びが、怒りをかき消す。
抑え切れぬ感情が溢れるように留まることを知らず、恐怖を殺して、「希望」を懐き、戦場で舞い踊る。
コスモスとジャスティスは一瞬でサンドロスの背後に回り込み、同時に跳躍。サンドロスの上空を飛び越えると同時、頭部に向かって垂直の蹴り。着地したコスモスがサンドロスの腕に弾かれ吹き飛ぶ。
ジャスティスに向けて火炎弾が放たれる。しかし身の丈以上に伸びた大剣が凪られ、火炎弾は真っ二つ。
火炎弾の間を駆け抜け、二人の勇者が突進する。
「いくよ園ちゃん!」
「任せてゆーゆ!」
次々と放たれる火炎弾を回避。サンドロスに数多の紫電の槍が放たれる。いくつかが念力によって弾かれるが、それは悪魔で前座――友奈を確実にぶつけるための作戦。
もう既に火炎弾を溜め込もうと、花のような腕から念力を飛ばそうとしてももう遅い。
桜の煌めき、空気が弾け飛ぶ。
振り払った腕が友奈を叩こうとして、数百もの蔦が絡め取った。
「東郷先輩!」
「敵軍に、総攻撃を実施す──!」
美森の感情を感じ取った砲台からアサガオの花が咲き、ウルトラマンの光線にも匹敵するであろう光の銃撃が火炎弾諸共相殺。
飛び上がったコスモスは宙で回転。その勢いのままサンドロスの頭に踵を叩き込む。
ジャスティスが駆け抜けて、咆哮と共に突き出される豪腕。サンドロスの体の一部を粉砕した。
勇者たちは後のことなど省みず、牽制すらもなく放たれる攻撃は全てが一撃必殺。この世界を守るがために、己の命を注いで戦っている。
『──!』
ジャスティスの体が紙くずのように吹き飛んでいく。背中から大地に叩きつけられ、サンドロスは追い打ちを掛けようとしている。
突き出された腕からは、空間が捻れるほどに強力な念力の弾が見える。
放たれる寸前、
ジャスティスが振り返った先──コスモスが頷く。
放たれたコスモスの最強の光線──コスモストライクがジャスティスを守った。
視線を戻すと、サンドロスの口内に燃え盛る獄炎が溢れる。
束の間、全ての物語がゆっくりと流れた。
獄炎が溢れ出し、口が四つに裂ける瞬間がスローモーションで視界に映じる。舞い散る炎の中、コスモスとの視線が合った。そして、彼は弾かれるように飛び出した。
サンドロスの口をがっしりと掴み、火炎弾はあらぬ方向へと飛んでいく。
ジャスティスは
ドンと辺りの土を巻き上げ、ジャスティスは肩を荒く上下させるコスモスの前に駆け寄る。そして、そっと手を差し伸べた。
『私たちは、ウルトラマンだ』
『……ありがとう』
ジャスティスの手を受け取り、コスモスは立ち上がる。
『──ハァッ!』
『──ダァッ!』
両者は吼える。
大地を駆け抜けて、二人は同時に腹部を蹴り抜き、二撃目──腕を強く捻り込む。耳を聾するほどの破裂音と共に超音速で突き出された拳が、サンドロスを吹き飛ばす。
「ゴモラッ!超振動波だッ!」
どこから聞こえたわけでもなく、感じ取った勇者たちは一斉に横に広がった。
空気が震動。大気が悲鳴を上げ、稲妻のようなエネルギーはサンドロスに向かって伸びていく。
山をも消し飛ばすその威力はたとえサンドロスであっても直撃すれば、即座に消滅させられる。まさに問答無用。だがしかし、サンドロスに超振動波が届くことはなかった。爆大なエネルギーの塊は行く先を失い、山を消し去り焦土と化した。
────闇だ。
サンドロスの体が一瞬で闇に包まれて消えた。
嘲笑いながら忽然と姿を消した。どこに消えたのか見渡しても見えない。
途端、辺りが闇に包み込まれる。誰の姿も見えないほどに真っ暗な視界。一つの密室で全ての光を遮ったかのような暗闇。1m先の景色さえも見えないほどの暗闇に、風は恐怖を抱く。
「何も見えない!」
友奈の声が聞こえる。姿は見えない。
ふと上を見上げて、二つの青い光と四つの目のような光が、闇の中で動いていることに気がつく──それは、コスモスとジャスティスの光だった。
「みんな上を見て!コスモスとジャスティスの周りに集まって!」
風の声を聞いた勇者たちは、それぞれコスモスとジャスティスの周りに集合する。
勇者たちは無言で手を取り合い、円を描くように陣を組んだ。
もう彼女たちには会話は必要なかった。この生と死の狭間にいるからこそ、彼女たちの心は一つとなり、意志が通じ合っている。
故に、言葉は必要ない。あるとすれば、互いの名を呼ぶ時のみ。
精神、神経を研ぎ澄ませ、あらゆる音、あらゆる気配に全てを尖らせる。
聞こえるのは自分と誰かの呼吸。己の鼓動。ゴモラが鳴らした喉の音。
そして、鈴のような凛とした何かの音。
何かが闇の中で閃く。
「──!」
気がついた時、コスモスとジャスティスの体が切り裂かれ吹き飛んだ。
彼らの姿に一瞬驚愕して正面に向き直る。目を見開いた。
闇の中で一瞬、キラリと煌めく。
本能的にそれは危険な物だと知らせた。だが、あまりにもそれは速く。認識した時には勇者たちは吹き飛ばされていた。
「これじゃ何も見えない!」
夏凜は見えない敵に腹を立てる。
闇に潜む魔獣は”視覚”を必要としない。闇を纏いし魔獣であれば、全ての闇は己のものとしている。気配を消し去ることなど簡単なことだ。
花のように開いていた腕は死神の如く、鎌のように変化している。
光の命を刈り取る鎌は、無慈悲にも無防備な勇者たちに振るわれる。
「──くっ!卑怯なのよ!正々堂々出てきなさい!」
風はどこかに潜む闇に向かって叫び散らす。
一体の相手に複数で掛かる相手が何を言っている?
樹や夏凜は言わずして、心で思った──しかしその思考はすぐに振り払う。
今はどうにかして、この逆転された状況を変えなければならない。
光は無い。相手は自分たちの居場所がわかっている。
最悪な状況。暗雲低迷の状況を打破しなければ、自分たちに勝ち目はない。まさに乾坤一擲の大勝負。
どこからか火炎弾が放たれ、すんでの所で回避。すぐさま飛んできた方向に攻撃を仕掛けるが、既にサンドロスはどこかへ消えている。
樹は覚悟を決めた。
「みなさん動きを止めてください!!」
樹の声には「覚悟」があった。この状況を打破する作戦を持っている。自信に満ち溢れた叫びだった。その声に、皆は樹を信じてピタリと動きを止めた。
樹は背中のアーチから
瞳を閉じる。この闇に視界は不要。視界に頼らず、己の神経で
「東郷先輩」
「……ここにいるわ」
それは幸運だった。そっと樹の手が握られる。
美森がいるのであれば、この作戦はきっと。否、確実に成功へと導かれる。
───音が響いた。
伸びきった糸が切れる音。輪ゴムを弾いた時のような音。
その音は敵の居場所を伝えている。
樹は
「後ろ……!六時の方向に敵がいます!!」
瞬間。美森は「了解」と言わずに振り返った。アサガオの燐光が闇を照らす。
振り下ろされる鎌。それが誰かを切り裂く直前。美森の放った光線がサンドロスに直撃した。
「そこに敵がいる!!」
一瞬の光が、全員に敵の位置を知らせる。
姿を闇に溶け込ませて、逃げようとするサンドロスを四本の豪腕──紅蓮の刀が振り下ろされる。
「逃がすかッ!」
「任せて〜!」
尋常ではない量の槍が雨の如く降り注ぎ、鋭く岩のように硬い
「ゆーゆ!」
「了解ッ!」
攻撃を中断し、逃げようとするサンドロスに向かって友奈は跳躍。距離は完璧に把握している。故に、狙いはバッチリ。
「勇者ッ!パァァァァァァンチッ!!」
怒気を伴った咆哮と共に拳を突き出した。
神が凱歌を歌う。歌が閃光を撒き散らす。そしてこの瞬間──。
直進する裁断の
凄絶な音に夏凜たちは反射的に耳を塞ぐ。それは正義の鉄槌。友奈の咆哮のようでもあった。
────闇が晴れていく。
真っ暗だった視界が晴れ、太陽の光が射し込む。
そして、正面の敵を睨み風が絶叫した。
「まだ生きてるの?!」
ぽっかりと空いた穴。それは確実に致命傷だった。だがサンドロスは倒れることなく、そこに立っている。
異形の形をした顔。四つに裂けた口から紅蓮がちらりと溢れている。
まだ戦闘を続行するつもりだった。
それだけの執念。ゾクリと背筋に悪寒が走る。
今から溜め込まれる火炎弾など、簡単に避けられる。そうしないのは、
コスモスとジャスティスは互いの腕を交差させる。二人の溢れるようなエネルギーが一瞬煌めくと、引き絞った。同時にゴモラの角が閃いた。
「ゴモラッ!超振動波だッ!」
二人が腕を突き出す――ゴモラが体を広げる。
コスモスとジャスティスの放った光線が絡み合い、二人の勇者は『クロスパーフェクション』を、ゴモラは『EX超振動波』を撃ち放った。
サンドロスに回避はもうできない。あの体では火炎弾を放つこともできなかっただろう。
クロスパーフェクションとEX超振動波の、最強の必殺技が全てを凌駕して、四国中に狂ったような暴風を巻き起こす。
木々を根本から吹き飛ばし、勇者たちは互いの手を取り合って堪えた。
黄昏の闇は引き裂かれる。
二つの最強の光線が撃ち止み、サンドロスは爆散する。
勝者が決定された──。
未来を信じる心を持つ勇者たちが、闇を纏いし魔獣を打ち払った瞬間だった。
「勝った…!勝ったんだよね!」
喜びを隠せぬ友奈は思わず、その思いを口に出した。
「やったわ友奈ちゃん!」
友奈と美森は互いに手を握り合う。
その喜びは皆そうだった。
樹は風の胸に飛び込み、溜まっていた涙を流す。そんな樹の頭を風は優しげな笑みで撫でた。
「よくやったわ樹」
姉妹の姿に眉を寄せ、笑顔で見つめる夏凜と、「イッツんはかわいいね〜」と天真爛漫に笑う園子。
闇が引き裂かれ、徐々に空が顔を出す。
時間が経つごとに、先ほどまでの戦いが嘘のように闇が消えていく。
この世界に現れた混沌は打ち払われた。
飛び散った炎が辺りを燃やし尽くそうとして、時が止まっている。
それは、未来を示す予言だ。
全ての闇。
模倣された闇の戦士『ダークロプスゼロ』
そして、闇を纏いし暗黒の魔超獣『サンドロス』
払ったのは八人の勇者たち。
神樹を守りし花の勇者。
光に認められし、
彼方から呼ばれた正義の勇者。
未来を信じ、希望を掴んだ勇者たち。
全ての闇は打ち払われた。
憎しみ、恨み、憎悪、恐怖。全ての負の感情を糧とし、己の力として、今まで溜め込んだ。過去の己を超え、あの英雄を殺すために、進化を遂げる。
そのためには、奴らが邪魔だ。
数日前。ムサシが倒される少し前のこと。
ムサシは風たちに暗黒の巨人について話したことがある。
ムサシたちの住んでいる惑星ジュランに現れた謎の巨人。
コスモスとムサシを遥かに凌駕する技と力。闇と力にたいする異常な執着。
ヤツから感じた恐怖と絶望。
「じゃあその巨人が、今回の元凶?」
「恐らくは……」
理由はわからない。なぜジュランに現れたのか、この世界でカオスヘッダーを解き放ったのか、その目的は不明だ。
「圧倒的だったよ……」
荒々しく獣を髣髴とさせながらも、それはまさに「天才」だった。
本能的に動いていたとしても、戦闘のプロだ。
力に任せた攻撃は簡単に躱される。それどころかヤツには攻撃が無駄のように思える。それほどまでに圧倒的だったのだ。
「破壊」──やつからはただそれだけを感じた。
「私たちは……勝てるんでしょうか……」
珍しく友奈の表情から笑みが消える。
その表情を、忘れることはないだろう……。
光を遮って、一つの闇が音速で飛ぶ。
一瞬。コスモスとジャスティスが声を上げて大地に倒れた。
勇者たちは驚愕しながらも臨戦態勢をとる。
一つの闇の柱が屹立し、それは街の中心に降り立った。
街の中にクレーターが生まれ、辺りの建物を吹き飛ばす。
「今度はなに!!」
風は声を荒げて闇の柱を見つめた。
天にまで昇る闇。その圧倒的な存在感は、勇者たちに恐怖を与える。
それは憎悪の塊。憎しみの権化。破壊の象徴。
闇の中で、破壊が吼える。
「□□□□──ッ!!」
それは「破壊」。絶望を植え付ける。
獣の如き咆哮は、勇者たちにビリビリと恐怖を与え、背筋にゾッと悪寒が走る。
その瞬間、勇者たちの本能が生命の危険を察知する。
戦ってはならない、と誰かが吼えた。
逃げろ、と武器を持っている手が震える。
まるで悪魔に出会ったかのように、ただ怖い。
恐怖が今までの勇気と歓喜を支配していく。
闇を振り払って、その暗黒の姿が露わになり、夕陽のオレンジ色の光を反射する。闇のような暗黒に染められた体、深紅の瞳と闇に入ったライン。
なんてことだ。ジャスティスが驚愕する。
『あれは、暗黒の破壊神……!』
ムサシとコスモスを倒した、
優しさと正義の巨人。
そして、花の勇者たち。
最後の敵は、暗黒の破壊神──。
もしも、この戦いで勇者たちが勝利すれば、全てが変わる。正義と悪の物語は、
鍵は二人の戦士。
導くは花の勇者。
破壊神に立ち向かう──希望を懐き、夢を描いて。
お気づきかもしれませんが、次で恐らく最終回なんです。
かなり無理やりなんですが、最後までお付き合いお願いいたします。
▽ダークザギ
▽創造神を模して作られた対ビースト用最終兵器『ウルティノイド・ザギ』進化を遂げるために暴走を始め、その姿は破壊神と変貌する。獣を髣髴とさせる荒々しい凶暴性の反面、狡猾な知恵を持った最強の破壊神。
『ウルトラマンネクサス』に登場したザギとは全くの別人であり、更なる力を得るため、この世界で計画を進めていた。
戦闘能力はウルトラシリーズの中でもトップクラス。並のウルトラ戦士が戦っても傷一つすら付けられないほどに凶悪であり、強力な敵である。