異世界美少女にハッピーエンドをプレゼントをしたい!   作:アンチマテリアル竹輪

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この小説を開いてくださりありがとうございます。
ちなみTS要素はそこまでないです。


プロローグ的なものは読まれなかったりする

 異世界転生した時は状況確認と整理が大事だってじっちゃとばっちゃがSNSにあげてた。

 

 

 

 くっそ頭が痛いけどまず自身の情報! 

 まず前世の記憶から。

 記憶は人の名前とかが思い出せないくらいでだいたい残っている。

 自分の名前ないなった……

 

 

 

 つづいてこんしぇ! 

 アイナ4しゃい、すきなものはきいちごとぼうけん! きらいなものはなわづくり! 

 ともだちはいっぱい……できるといいな! 

 

 

 

 あーうんTS転生とはまた業が深い、

 前世で何をやらかせばこんなことになるのでしょうか? 

 さっぱりわかりません。

 

 

 

 そして周りの状況! 

 

 

 

 目の前に黒髪目隠れ幼女が頭を押さえて蹲っております。

 記憶によると今いる場所は村の外れに位置した滅多に人は来ない絶好の修行場所?らしいです。

 時刻は夕方でそろそろ帰らなきゃいけないですね。

 今世のお父さんにまた怒られるのは嫌です。

 

 

 

 目の前に黒髪目隠れ幼女が頭を押さえて蹲っております。

 

 

 

 自分の頭と頭をぶつけた幼女が泣きそうな顔で蹲っております。

 

 

 

なにやってんだアァァァァ私ィィィイふざけるなァァァァアアァァァァア!!! 

 

 

 

 あとで幾らでも自責の念で死にたくなれるのでそれは置いておいて。

 目隠れ幼女を助けるのが先だ。

 今ある知識を総動員して一刻も速く応急手当をして慰めなければならないのである! 

 

 

「うぅ、いたぁい……」

「ごめんね、いたかったよね」

 

 

 

 

 ────────────────────────────────────

 

 

 

 

 確認してみたところ幸い小さなたんこぶが出来たぐらいで、

 他に大きな怪我はなくひとまず安心できそう。

 慰めている時にいろいろと幼女の名前とか家の場所とか、その他もろもろ聞きましたごめんなさい。

 でも幼女の個人情報グヘヘとかできないほど悲惨な物だった。

 

 

 

 

 名前はノワル、両親は居らず村の外れにある家で暮らしているとのこと。

 世話係? のおじさんがいるらしいがパンをくれたら何処かに行ってしまうので、実質一人で住んでいること。家の中での生活に嫌気がさし、こっそり抜け出してきたこと、物陰で遊んでいたが暗くなってきて怖くなり、帰ろうとしたら、走ってきた私にぶつかったことなどが分った。

 

 

 

 

 あーうん、

 これは余り優しく無い系異世界じゃな。最近流行りのリアリティー路線。

 異世界ぐらい悪役倒して皆んな幸せハッピーじゃいけないのだろうか。

 でもここは夢を見る場所ではなく人が生きていく世界。何でも上手くいくわけではないらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 だが! 

 

 

 

 

 

 

 

 一目惚れした幼女くらい救えなくて何がTS転生者だろうか! 

 護らねばならぬ、これからは私が保護者だ! 

 

 

 

 

 

 

 

 

「と、ともだちになってくれる?」

「ととと、ともだち?!」

「だ、だめ?」

「ともだち、ともだちなる!ノワルとアイナともだち!」

 

 

 

 

 私、友達、守る、絶対! 

 

 

 

 

 

 情報収集してなんでこんな環境に居るか調べないと。

 でも今日はもう暗くなり始めてるし帰らないといけない。

 とりあえず明日の朝またここで会う約束をして全力でまた明日した。

 

 

 

 ────────────────────────────────────────

 

 

 

 ドアを開けると朝日が差し込んで来た。暑くもなく寒くもない気持ちのいい朝。

 朝日に照らされた家や畑、そして周りを囲んでいる山を見ていると

 なんだか見た目だけでも空気が綺麗に感じられる。実際きれいなんだけど。

 ちなみに昨日の夜はめちゃくちゃ父に怒られた。

 でもすっごく心配してくれてるのも伝わってきたのでとってもじんわり来ました。

 アイナ、夕方には帰る、覚えた! 

 

 

 

 昨日の夜もう一度情報整理もとい前世でやらかしてきた所業と、

 アイナちゃんのこれまでの思い出!を思い出していると更にいろいろな事が分かった。

 まとめるとこんな感じである。

 

 前世 高校生、男、家族は父、母、兄、

 帰宅部、ゲームで一緒に徹夜できる友達がいた。

 いろいろな物に手を出すオタクだった様に思う。

 トラックには轢かれた記憶は無く、最後は確か何時もどうりに寝たような気がする。

 

 

 アイナ4しゃい、おとうさんとふたりでくらしてるの! 

 おとうさんはもとぼうけんしゃで、とってもつよいんだよ! 

 このまえなんて、くまをたおしてきちゃったの! 

 でもむらのひとたちは、よそものっていってつめたくする……

 でもしょうらいは、おとうさんよりもっともっとつよいぼうけんしゃになってみんなをみかえしてやるんだもん! 

 

 

 

 

 そして今置かれる状況についてわかったことと、考えられることだが。

 

 

 

 

 お父さんはなんらかの要因でここに住むことになった。

 私はお父さんの子ではないかもしれない、何故かというと髪色が違うからだ。

 お父さんが茶髪で私が銀髪。お母さんがお父さんと別れてるしまった線もあるが、

 こんないい人と別れる可能性は低いでしょう。おとうさんだいすき! 

 

 

 

 

 ごほん、

 次にノワルの事なのだがよくわからない。

 多分この村の悪習的なものなのか、それとも何かもっと大きな陰謀があるのか、

 ともかくもっと情報を集めないといけない。

 

 

 

 

「今日は出かけるんじゃないのか?」

 

 後ろからお父さんの声、どうやら家の前で考え混んでしまったようです。

 

「いまからでかけるの!いってきまーす!」

 

「気をつけるんだぞ、怪我しないようにな」

 

「わかってるわかってる!」

 

 

 

 ノワルとの約束を破るわけにはいかないのです。

 アイナは急いで秘密の修行場に向かうことにします!




続きは明日の自分が書くと思うので多分続きます。
ここまで読んでくれたお礼に読み専から出世出来るかもしれない呪文かけます。
オレモ・カイタン・ダカラサ(同調圧力)

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