輪廻と遡行【魔法少女ふるで☆りか】   作:夢遊の残骸

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英霊 【視点-園崎魅音】

 

 

「みんな、はじめるよ。」

 

トランプをくばる。

 

ひぐらしのなくお外は、うるさい。

 

でも、まっしろなお部屋の中は、いつも、いつも、いつも、静かだ。

 

 

「れなのぶん。」

 

だれもいない、このお部屋の中は。

 

「さとこのぶん。」

 

まいにち、まいにち。

 

「りかちゃんのぶん。」

 

しずかで、しーんと、していて。

 

「あ、しおんのぶん。」

 

さびしい。

 

「…けいちゃんのぶん。」

 

とても。

 

とても、とても、さびしい。

 

ぎしぎし、ぱいぷの音が、する。

 

べっどは ふかふかしているのに。

 

「だいふごうにする?」

 

ここはきょうしつだ。

 

みんなと部活をしている。

 

たのしいんだ。

 

いつもどおり。

 

 

 

 

 

 

「園崎さん。あなたしか居ないんです…あなたにしか…知らない事がある筈なんです…!」

 

とらんぷをとったけいちゃんは、てふだがわるいみたい。

 

おじさんのかちかな。

 

「あなたが辛いのは分かります…私だって同じ気持ちです!たくさんの仲間を亡くした…ッ!もう、戻ってこない…ッ!」

 

おっと、れなのちょうしだね。

 

まけないよ。

 

「だからこそ…ッ!あいつらの無念を晴らしたいんです…ッ!!」

 

あぁっ、りかちゃん…しれっとあがり?

 

ゆだんできないねぇ、

 

「お願いしますッ!!園崎さんッ!!思い出してくださいッ…!!」

 

おぉ、さとこもぬけがけ。

 

こうなったら、ほんきをだすしかないね。

 

「あなたの言葉が必要なんですッ…!!」

 

うるさいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

…部屋の中が、おれんじになってきた。

 

もうすぐ、ごはんかな。

 

 

 

…ほんとは しってるよ。

 

みんなしんだってこと。

 

わたしだけ、いきていること。

 

 

 

 

 

 

すきだったなぁ、けいちゃん。

 

みんな。

 

もどりたいなぁ。

 

 

 

 

 

「…願いを叶えてあげようか?」

 

かぜがびゅーっと吹く、まどに。

 

しろくてまるいのが、居た。

 

「君の願いを一つ、叶えてあげる代わりに。魔法少女として戦って欲しいんだ。」

 

「たたかうのは、嫌だなぁ。」

 

「世界にはたくさん、魔獣が溢れている。奴らを倒すために君の力が必要なんだ。その代わりに一つ、なんでも願いを叶えてあげるよ。」

 

「ほんと…?」

 

たたかうのは、もう、いやだけど。

 

ねがいが叶うのなら

 

わたしは。

 

「…どんなことも?」

 

「勿論!寂しいならたくさん、仲間を作ればいいじゃないか!誰からも好かれるようにだってできるよ!人気者にもなれるよ!」

 

………そっか。

 

「ほんとに、なんでも?」

 

「あぁ!なんだって叶えられるよ!」

 

 

 

うーん、っと。

 

じゃあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「"みんな"といっしょに。

 

ずっと、ひなみざわに

 

いれたら、いいなぁ。

 

ひなみざわをみんなで、まもるんだ。

 

だって、わたしは…、ぶちょうだから。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…それが、君の望みかい?」

 

「…うん。」

 

 

 

まぶしい。

 

ちかちかする。

 

ねがいがかなうのかな。

 

そうだと、いいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「契約完了…っ、え。」

 

「どこに行ったんだい?」

 

「全く、わけがわからないよ。」

 

 

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