僕が会長と結んだ条件は以下の通り。
一、僕はネルガルに対しゴーレムの研究を許可する
二、僕はネルガルに対し自己修復技術を提供する
三、ネルガルは僕に対しボソンジャンプ技術を提供する
四、ネルガルは僕に対しゴーレムの追加装甲を提供する
五、僕とネルガルはお互いこの取引を秘匿する
それぞれ一と二、三と四はセットだ。
正直ただゴーレムを研究させてもネルガルの技術者が得るものはほとんどないだろう。それぐらい未知なる技術だしね。だから、その成果を確実に得るために一つくらいは確約させたってわけだ。それが自己修復技術だ。まぁ、HP回復の小くらいはナデシコにつけられるんじゃないか?あとEN回復中とか。いずれにせよナデシコと敵対するつもりのない僕には関係ない。もし戦うことになっても、避けられない戦艦には負ける気がしないね。
そして三のボソンジャンプ技術だが、これは追加のブースターのような物にしか取り付けられない。つまりそれを覆う装甲も必要だ。だから四が付け加えられている。ブラックサレナはカッコいいしね。装甲自体にもヴォルクルス細胞を這わせればさらに強くなるぞ。
五はまぁ、大人の事情ってやつだ。ネルガルは一応連邦側だしね。ロンドベルが僕のことを探しにここへ来ても、連邦高官に鼻薬を嗅がせて追いやったらしい。やれやれ。
ネルガルの技術者が僕のゴーレムをいじる間、僕はもちろんゴーレムの中にいた。母に撃たれてからまだ外に出たことはない。
ゴーレムはもともと術者の思うように形作ることができる。追加装甲に合わせて外郭を変え、合わせて内部ももっと住み心地よく間取りを変えた。いずれは仲間を搭載したいものだ。召喚術が使えるのだからそういった戦艦の役割もできるだろう。もちろん家具はネルガルに最高級のものを運ばせた。これは貸しだよと会長が冗談めいて言った。僕は貸しを作るのは嫌いなので、ビーム吸収の技術も気前よく分けてやった。すると会長は真顔で握手してきた。別に大したもんじゃない、僕はビーム使わないからネルガルがそれを装備しても何ら問題ないし。
そしてできたのがこれだ。
ドラゴレム
HP:21000
EN:480
運動:160
装甲:4800
移動:11
特殊能力
ヴォルクルス細胞
ボソンジャンプ
ディストーションフィールド
分離(追加装甲)
アストラルバスター:1~8:5600
ネルガル製追加装甲を装備し、ドラゴンのような形をしたヴォルクルスゴーレム。
ちなみに強化パーツとして高性能照準器をもらった。これで多少は命中率がましになるだろう。
ネルガルの会長はビーム吸収技術を渡して以来、もう僕が何をしても文句を言わなくなった。