ヴォルクルスにスパロボ世界へ召還されました   作:池横

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妹よ

会長にムカついて飛び出したものの、妹のいるティターンズ部隊はどこにいるかさっぱりだ。

暇つぶしに連邦軍部隊を虐めようとしても、もはやロンドベルすら相手にならない僕を見かけると皆逃げ出す。やれやれ、まるで給料泥棒だな。公務員は嫌いだ。あと高級取りも。ティターンズは地球人のエリート部隊だし、妹は日系人だから東京に行けば出てくるんじゃないかなと思って、東京へ向かってみた。

ムカつくエリート大学とか、公務員の施設とか、大企業のビルとか、片っ端からアストラルバスター! ふぅ、気持ちいい・・・・・・すっとするね。他人を見下すことしかしらない連中に天罰を下してやった。特に東京に住んでるような奴は嫌な人間ばっかりだ。東京大空襲は下町ばっか焼いただけだけど、僕は世田谷も焼くぜ!

悪の金持ちの財産はすべて焼き払うべきだ。

そうやって東京のあちこちの家を焼いて回っていると、とうとう連邦軍もやってきた。しかも今回はロンドベルとティターンズの合同作戦らしい。犬猿の仲の両者が手を組むとは、そんなに僕を滅ぼしたいのかな?

まっ、今の僕には束になろうが相手にならないけどね~。

まずはロンドベルを蹴散らして、妹にいい格好でも見せようかな。

「貴様ぁっ! 人が一杯死んだんだぞ!!」カミーユが激怒しながら突っ込んでくる。おお、ウェイブライダー突撃か。とうとうニュータイプレベルがそこまで上がったのか。しかも熱血も使ってくるとは。ま、どうせ大したこと――がっ!?

な、なんだ、6000近く持ってかれたぞ・・・・・・?!

「荒んだ心に武器は危険なんです!!」さらに、ウッソがトップボトムアタックで特攻してきて、初めてHPが10000を切った。ヤバい!! さらにビルバインやゲッタードラゴンがこちらに飛んできている。

 

マジでヤバいので僕はティターンズの方へ突進した。こっちはせいぜい強くてもバウンドドッグぐらいだ、ビーム吸収でダメージは食らわない・・・・・・!!

しかし、はるか遠くからファンネルが飛んできた。なんだ、このダメージ量!? 魂でもかけてるのか・・・・・・!? それに距離が遠過ぎ・・・・・・いや、今はそれより脱出が優先だ!! 僕に底力はないんだから、次まともに食らえば死ぬ・・・・・・!ボソンジャンプでティターンズのモビルスーツ部隊を通り越し、なんとか僕は戦線を離脱した・・・・・・

 

 

 

 

「逃がした・・・・・・! あんなのに、肉親の情けをかけたっていうのか、あたしは・・・・・・!?」

ヨシコ・ドウナイはゲーマルクのコックピットの中で計器を思いっきり拳で叩きつけた。

あのとき、追撃のファンネルを放っていれば奴は確実に墜ちていた。なのに、自分は無意味に前進行動を取っていた。まるで接触して説得しようとするかのように。

「バカな・・・・・・有り得ない」

動揺を押さえつけるためオレンジ色の髪を引っ張る。

「ヨシコ・・・・・・ヨシコ! 聞こえているのかい!」

「・・・・・・ライラ大尉。申し訳ありません。取り逃しました」

「そんなことを聞いてんじゃないんだよ! あんたは大丈夫かって言ってんだ!?」

「ゲーマルクにダメージはありません」

「ニュータイプの癖に、下手なごまかしをするんじゃないよ! 頭痛やら吐き気やら、起こってんじゃないの?」

「ライラ姉さん・・・・・・子ども扱いは止してと言っているじゃないですか」

「冗談じゃない、あんたがガキじゃなかったら世界中みんなガキだらけだよ」

「ふっ・・・・・・おかしな人・・・・・・」

伝法な口調でしか優しさを表現できない不器用なライラに、ヨシコは例えようもない愛情を覚え、悪魔の機体が去っていった空を言いようもない憎しみの目で見つめた。

 

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