ネェル・アーガマ艦内
ティターンズのエースパイロット達は、ロンドベルに出向扱いでネェル・アーガマに乗り込んでいた。これはティターンズに大気圏内で使える母艦にろくなものがないためである。いくら破壊神ヴォルクルス撃滅のためとはいえ、エリート意識の強い彼等のほとんどはロンドベル隊員とは仲良くせず、身内で固まって食堂の一角を占拠し屯していた。しかし、ライラとヨシコはロンドベル隊員と同じテーブルで食事をしていた。これは、ライラはティターンズではなく連邦軍通常部隊の影響が濃く、ロンドベルに含むところがないためで、ライラに引っ張られるようにヨシコも連れてこられた。
ライラ「ジュドーはよく食べるねえ。ヨシコも見習いな!」
ジュドー「おばさんもジュース飲むの早いね!」
ライラ「おばさんじゃないっての!」
プル「わ~怒った~!」
ヨシコ「・・・・・・」
ライラは気さくな姉御肌であり、シャングリラ・チルドレンの面々からは親戚の明るいおばさんのようで親しまれていた。
しかしヨシコはライラ以外の人間とは余り打ち解けることが出来ない、要するにコミュ障だった。
プルツー「・・・・・・シャチコ・ドウナイって、ヨシコの家族なのか?」
自分と似た雰囲気を感じたのか、プルツーが話しかけてきた。
ヨシコ「う・・・・・・うん」
ジュドー「やっぱりそうだったんだな。 似てると思ってたぜ」
ヨシコ「・・・・・・うん」
プル「シャチコさんすっごく強いんだよ! ジュドーの次くらい! ・・・・・・シャチコさんがいれば、こんなに皆死なずに済んだのに・・・・・・」
ビーチャ「ロンドベルのモビルスーツパイロットは、お前らみたいなニュータイプ以外はほぼやられちまったもんなぁ。じゃなかったらティターンズの連中なんて受け入れるかっての」
ジュドー「おいビーチャ!!」
ビーチャ「あっ、わ、わりぃ・・・・・・」
ライラ「いいさ、別に。急にお仲間になろうって方がおかしいんだ。信頼は戦いの中で育む、それがパイロットさ。な、そうだろヨシコ!」
ヨシコ「う、うん」
ライラ「・・・・・・アンタそれしか言わないねぇ!」
もじもじするヨシコの頭をくしゃくしゃするライラをみて、シャングリラ・チルドレンの生き残りは笑った。そんな打ち解けた雰囲気の中、突如警戒警報が鳴り響く。
ビーチャ「な、なんだ!?」
ライラ「ヤツがやってきたのかい!」
ヨシコ「うん・・・・・・間違いない・・・・・・あいつだ・・・・・・!!」
プル「うう・・・・・・すごく気持ち悪い・・・・・・」
プルツー「今までとは比べ物にならないプレッシャーだ・・・・・・」
ジュドー「いくら強くなったって、俺たちには勝てない! いくぞみんな!!」