ヴォルクルスにスパロボ世界へ召還されました   作:池横

3 / 32
ロンドベル、襲来

いきなりだが詰んだ。ソフトリセットはどうすんだ? そもそもまだセーブしてないんだが、スタート画面に戻れるのかね?

今の僕の状況?こうだよ

 

 

 シ

ア僕隼

 力

 

ア=アムロ

シ=シーブック

隼=隼人

力=カミーユ

 

カミーユ「このぉぉぉぉ!」

アムロ「カミーユ! こいつはビームを吸収する! バズーカを使え!」

シーブック「ヴェスバーならやれるか!?」

隼人「地中に潜って動きを封じてやる!」

 

 

どうしてこうなった。

 

 

話は昨日の夜に遡る。

ヴォルクルスを連れて家に帰った僕は、ガンダム開発者の母親テルミ・ドウナイに会った。が、「な・・・・・・なぜヴォルクルスが・・・・・・サワユキ、あなたとうとう禁忌の呪文に手を出したのね・・・・・・」

前世?の僕は母親に無職であることを詰られ将来は無差別殺人でもしでかすんじゃないかと恐れられていたが、こっちでも似たようなものだったらしい。

すぐにドアを閉められると、飛んできた警察官に遠巻きに取り囲まれた。

パトレイバー程度なら大したことはない。イングラムかっこいいなぁ~とヘラヘラ笑っていたが、そのままぼーっとしていたら今度は空からホワイトベースがやってきて、さすがに僕も冷や汗をかいた。

いや、いきなりロンドベルと戦うの?!

ポポポポポゥッと小気味のいい音を立てながら出撃してきたロンドベル隊はガンダム、ゼータ、F91、マークツー、マジンガーZ、ゲッターロボと最序盤のフルメンバー。

マジでやばいと思った僕はヴォルクルスの蛇の中に乗り込み?中の胃袋コックピット(仮称)に入った。幸い魔術的なあれで操縦は念じるだけでできたが、エヴァに乗り始めたシンジ君並によたよた歩きしかできない。

あっという間に取り囲まれフルボッコ・・・・・・と思いきや、全然ダメージはない。そりゃそうだ、腐ってもヴォルクルス、分身でもヴォルクルスだ。素の能力値はもちろん、ビーム吸収とHP回復の特殊効果もついている。

落ち着き、なんだか万能感につつまれた僕はビーム(蛇の口から吐き出したブレスのようなもの)で反撃する。が、当たらない。アムロやカミーユ、シーブックといったニュータイプに当てられるはずもない。チェッと思った僕はマジンガーZに照準を合わせる。マジンガーZならあたるあたる。この時期のマジンガーZは弱いもんね。マジンガーZを落としゲッターロボを瀕死に追い込んだが、そこは歴戦のロンドベル。戦術を変えゲッターロボ2とニュータイプ三人で僕を取り囲み、完全に動けなくなってしまった。

そして冒頭に戻る。

うーん、詰んだな。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。