そういえば、このヴォルクルスはヴォルクルス(下半身)だったな。
そもそもこいつの目的はなんなのだろ? ルオゾールの言うとおり完全復活がしたいのかねぇ。
僕は僕に害が無ければなんでもいいけどね。
ルオゾールは黙ってこちらの考えを伺う姿勢を見せている。
仕方ないので、ヴォルクルスの求めに応じて仮契約を結び召喚されたが連邦軍に攻撃され今ここ、と話した。
主人公設定中にヴォルクルスにキレられたことと僕が無職だったこと、母親に逃げられた事等、あまり格好がつかないことは話さなかった。
ルオゾールは「ヴォルクルス様直々に選ばれるとはなんたる尊き方よ」と尊敬の念を露わにしたので悪くない気分だ。
とにかく、契約の途中「なぜか」仮契約で終わってしまったためヴォルクルスの狙いは分からないと伝えると、やはり完全復活の御為に尽くしましょうぞと答えられた。
まぁ、やることもないしとりあえずそれをやりたいことリストに加えますかね。
で、方針が決まって具体的にどうするかと言えば、まずはルオゾールが地底世界の信徒に地上で分身復活を告げて教団の志気を上げ、復活の為にヴォルクルスが封印された神殿への破壊活動を活発化させるらしい。いずれ僕にもそれに加わってほしいが、まだ教団自体も戦力が整わず、地底世界にヴォルクルスが戻ればラングラン王国が全力で討伐しに来るから混乱している地上にいてくれという話だ。その間に力を蓄えてほしいそうだが、今のヴォルクルス(下半身)はデカすぎるし色々ゲリラ活動には不向きだ。そこで、ルオゾールが分身をヴォルクルス細胞に戻し、その細胞を練り込んだオリハルコンで作ったゴーレムを僕に献上してくれた。
こいつは僕の思うとおりに変形できる優れものだ。
ルオゾールはいいやつだな、おっさんだが俺の忠臣として評価してやろう。
そうほめると、ルオゾールは恐縮し、去っていった。
ルオゾール視点
ゴーレム等という地底人ならだれでも使えるような魔術を知らず、使えず、喜ぶ・・・・・・
そしてあの大きすぎるプライド・・・・・・
まるで甘やかされた幼児がおもちゃの人形を与えられたかのよう・・・・・・
傲慢さとゴーレムへの執着から、私はガテゼルクが何らかの方法でヴォルクルス様の復活を成し遂げたのではないかと考える。
ガテゼルクも雑魚の癖に自らを神と思い込み、ゴーレムに囲まれて満足げにしていたしな・・・・・・最期は呆気なく魔装機神の操車に瞬殺されたが。
恐らくヴォルクルス様復活の衝撃で記憶を喪失し、その上で地上人に憑依したのではないか。
・・・・・・まぁいい。今は奴にもよく踊ってもらおう。
いずれ殺す。