仗助に双子の姉がいたらというもしも パート4  第五部へGO!   作:蜜柑ブタ

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前回、あんな脅威度を出したのに、あっさり終了です。


ポルナレフ達も来てたので。


オリジナル展開です。


オアシスは砂に埋もれ、カビは燃える

 

 地面に飛び込んだオアシスの使い手、セッコによりどんどん足場が溶けていく。

 ミスタとジョルノがヘリコプターを墜落させるか、本体であるチョコラータを叩く側に回り、ブチャラティが地中のセッコを相手にすることになった。

 

 ヘリコプターは、スピードはないものの、確実にコロッセオに向かっている。

 それを下から銃で撃ち抜けない距離まで逃げられたが、ジョルノが力を貸し、発射された銃弾を木に変えることでヘリコプターを拘束することに成功した。

 

 

「見ろ! アレを! 木が! 木がヘリコプターを捕まえてるぜ!」

「物質を生命に変えるというジョルノ・ジョバァーナの能力か!」

「ワオオオーン!」

 

 ブルー・ブルー・ローズの呼びかけによってローマに来たポルナレフ達は、ローマの街を走りながらそれを目撃した。

 カビの性質はローマに入った段階で一般人がやれているのを見て気づいた。なのでこれ以上被害が広まらぬよう本体を探していたのだ。

「これほどに悪質で邪悪なスタンドは、見たことがない! これはもはやDIO…もしくはそれ以上の残忍で邪悪な人格のなせる技だ!」

「ワンワンアオーン!」

「どうした、イギー!?」

「…どうやら敵は、もうひとりいるようだな。そっちに行きたいのか?」

「ワン!」

「下には行くなよ! カビにやられるからな!」

「ワン!」

 分かってるぜ!っと言わんばかりに鳴いたイギーは、別方向へ走り出した。

「アオオオーン!!」

「あっ? 犬?」

「あ、お前は!」

「ワオーーーン!」

 イギーがセッコに向けてザ・フールを出した。

「い、犬のスタンド使い!?」

 セッコが、地面を柔らかくした時の弾力の反動を利用して素早い拳を振るった。

 ザ・フールに命中した途端、その拳が入り込む。砂状のザ・フールの中に。

「うげげ!? す、砂!?」

「ワン!」

 次の瞬間に、ザ・フールの前足によるアッパーカットがセッコの顎に決まった。しかし片腕をザ・フールに固められていて吹っ飛べない。そのまま地べたに戻され、ドゴっボゴっ!と下からの攻撃を受け続けた。

「加勢…、感謝する!」

「ワン!」

 どうってことねーよ!っと言わんばかりにイギーが鳴いた。

「ご…ごの! どぢくしょーーがーーー!!」

「ワン!?」

 次の瞬間、殴られ放題だったセッコを中心に、周囲の地面が急速に柔らかくなり崩れ始めた。

「スタンドを解除しろ! 下に行ったらカビが!」

「うぅうう!!」

「ギャハハハ! このまま下に…。?」

 しかしイギーは落ちなかった。ギリギリ四本足で、砂で出来た柱に足を乗せている。その砂は、溶けて崩れた地面から出来ていた。

「ワオオオーーーーン!!」

「ゲゲ!? 溶かした地面が…、集まって固まる!? コイツ…小型犬のくせになんてスタンドパワー…!? ハッ!?」

 顔と手だけ出した状態で、ザ・フールの顔の形に固まった地面に囚われてしまったセッコの横顔に、ブチャラティの足が近づいた。

 セッコは、これから起こるであろうことを想像してしまい、大汗をかいた。

「ワン。」

「ああ、分かっているよ。」

「ひぃいいえええええええええええ!! 助けて、チョコラーターーーーーーー!! うぇ!?」

 悲鳴を上げるセッコに、黙れとばかりに、イギーが尻を向けて屁をこいた。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

「ハッ!? せ、セッコ!? やられたのか!?」

 セッコの悲鳴を聞いたようなチョコラータ。

「くぅううううう! 私の可愛いセッコが…! 許さん! 許さんぞおおおおおお!! お前ら全員皆殺しだーーー!!」

 

 

「おい、アヴドゥル。この惨状を作った本体をヘリごと爆破ってのはどうだ?」

「うむ、手っ取り早いな。だが爆発では生き残る可能性がある。」

「なら、逃げられないよう徹底的に閉じ込めてから炙りましょう。」

「ガキのくせにえげつねーなぁ、お前。」

「えっ? これで終わり? あっけねーなー。ま、こんなもんか。残りの罰は、地獄で裁かれりゃいいか。」

 

 

「………………………………………………………………………………………………えっ?」

 そんな声がしたのでチョコラータが窓から見ると、ジョルノ達が知らない奴らとそんな話をしていた。

「カビで木を腐らされる前に、僕の生命を作り出す能力が早い!」

 建物の床に手を置いたジョルノが、さらに木を生やし、拘束しているヘリコプターをさらに雁字搦めにして扉も窓もすべて覆う。

「わああああああああああああ! 待って、待ってええええええ!!」

 チョコラータが割れた窓の隙間から腕を出して喚く。

 しかし熱と光を感じてそちらを見て激しく後悔した。

 アヴドゥルが今まさに大爆炎の塊を放とうと、マジシャンズ・レッドに炎を作らせていた。アヴドゥルの怒りを体現したような…、まさに太陽のような、ヘリコプターのへの字も残さんと言わんばかりの炎だった。

 医者目線で見ても分かる。アレ喰らったら灰も残らんヤツだと…。

「地獄まで燃えるがいい。」

「ヤダッバァアアアああああああああああああああああああ!!」

 そして爆炎がヘリコプターを包み込んだ。

 

 そうしてローマを襲っていたカビは、消えた。

 

 

「さて、あとは、コロッセオに向かうだけだな。」

「おい…、いいのか? こんなあっさりで?」

 

 

 

 

 




しかし、書いてなんですが、ザ・フールでオアシスが溶かした地面を操作できるのか?っという今更な疑問が……。
まあ、死線を潜ってイギーが成長したってことにしましょうか…。

もし無理だというご意見がありましたら、書き直しします。
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よくよく書いてみたら、アヴドゥルの炎を操る能力って、実は純粋なスタンドとしては、トップクラスに強いんじゃなかろうかと思った。燃料を積んでいる乗り物に炎って、まさに独断場だろうし。
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