仗助に双子の姉がいたらというもしも パート4 第五部へGO! 作:蜜柑ブタ
うぅ…、文才がない己が嘆かわしい!!
後書きに、後付け設定にもほどがある、ミナミと3人目との関係について書いてます。
※2020/03/13
誤字報告ありがとうございます。
カビの脅威が消えた。
あとは…、ブルー・ブルー・ローズが呼び出し場所にしたコロッセオに向かうだけ。
「罠だと思うか?」
「例え虎穴だろうと…、行くしかないんだ。」
「ですけど、だからって全員出て行くことは…。」
「いや、これでいいんだ。」
ジョルノ達は、ポルナレフ達と共にコロッセオに向かっていた。残るメンバーをカメから出した状態で。
「なぜ?」
「私の占い師としての勘だ。おそらく、全員が見える状態でいなければならない。そうしなければ、向こうは場所に来たところで姿を見せないだろう。」
「……。」
「ミナミ? ミナミ。」
「ん…。」
「もう、しっかりして、こけちゃうわよ。」
「……眠い。」
「お前、寝過ぎなんだよ。この旅でどんだけ寝てたと思ってんだ?」
「そんなに寝てたのか?」
「ああ、かなり寝てたな。」
「消耗した体力や傷を癒すには眠った状態で力を温存するという意味でも眠ることは大切だが……、ところで君達、ここ最近の間にブルー・ブルー・ローズを見ているかね?」
「邪視なら見た。あの赤い根っこのことだろ?」
「そっちじゃない。ミナミの身の回りに現れる方だ。」
「それは…見ていないな。サルディニア島に向かう途中の飛行機で見て以来だ。」
「………眠った状態というのは、すなわち精神が無防備な状態になることだ。……ミナミ、お前は、気がつかぬうちに、残りの力と意識を喰われているんじゃないのか?」
「……分からない。」
「おい。それマズいんじゃねぇのか?」
「どういうことだ?」
それからポルナレフ達は、承太郎から聞いていた、ミナミに身の危険について話した。
「……3人目?」
「君達は、本来なら3人で生まれるかもしれなかったらしい。」
「…そういえば……、お母さん…、お仏壇に……、造花のヒマワリの花をずっと飾ってたっけ…。」
「ヒマワリの花?」
「理由は分からないけど……、お仏壇に飾ってる花とは別に…小さな花瓶に…、造花だけど…飾ってた…。」
「理由は、聞いてないのか。」
「……聞いてない。」
「かー! 肝心なところだろ!」
「なあ…、このままだとミナミどうなる?」
ナランチャが汗って聞いた。
アヴドゥルは、首を横に振った。
「……予想が正しければ、食い殺されるだろう。3人目に。」
「そんな!」
『違ウヨ。』
「…聞こえたか?」
「ああ。」
「おい、3人目! いや、ブルー・ブルー・ローズか!? どっちでもいい、来てやったぜ! どこにいる!?」
コロッセオの中央に繋がる通路を抜けポルナレフが中央へ出る。
「待て、ポルナレフ!」
「な、なんだこりゃぁ!」
「どうした!?」
「み、見ろ! コロッセオの中央が…、花畑だ!! 青バラだけじゃねぇ、ソメイヨシノの花や、あの白い花まで!」
『見テ見テ。綺麗デショ?』
『イッパイ集メタンダヨ?』
「あ、ああ……、まさか、そんな……。」
「しっかりしろ、ミナミ!」
横からシーザーとナランチャがミナミを支えた。
「どれだけ…奪ったの? どれだけ殺したの? ねえ……。」
『ドウシタノ?』
『綺麗ナ花畑デショ?』
『ミナミ。オ花、好キデショ?』
「っざけんじゃ、ねぇーーーーよ!! てめぇ、その花をどこから奪ってきたか分かってるのか!?」
『ナンデ?』
『ナンデ?』
『泣イテルノ?』
『ネエ……、…笑ッテ…?』
「……笑えるか!」
「どこにいやがる!! 隠れてないで出てきやがれ!!」
『ドウシテ? ドウシテ?』
『ソッカ……、ワカッタヨ…。』
「?」
『安心シテ…。』
するとモゴリと、花畑が蠢いた。
そして何かが起き上がる。
巨大な……、ソレが。
ソレに邪視があり、ミナミを見る。ミナミは、泣き顔で思わず見上げた。
「目を見るな!!」
「ぁ……。」
『『ワタシ』が、守ッテ、アゲルカラ。』
次の瞬間、ミナミの周りからブルー・ブルー・ローズが生え、横にいたシーザーとナランチャを吹っ飛ばした。
「やべぇ!! 逃げろ!」
「ミナミが!」
支えを失い倒れたミナミをブルー・ブルー・ローズが包み込む。その塊となったミナミを、ソレが手を伸ばして掴んだ。
そしてそのまま自分の口の辺りへ運び、飲み込む。
赤い根っこの塊だったソレが、みるみるうちに形を変えていく。
巨大な髑髏。赤い根っこが絡まった異形。
『集マッテモラッテ、アリガトウ。』
巨大な髑髏…、ブルー・ブルー・ローズがまるで歓迎するように両手を広げる。
『アノネ。『ワタシ』は、確カニ3人目ダッタカモ。デモネ。本当は、ミナミの方ガ弱カッタ。』
ブルー・ブルー・ローズは、語り出す。
確かに自分自身は、かつて腹の中にいた3人目であったが、本当は、ミナミの方が二人よりもずっと弱かったのだと。
まともに生きられないほど、魂が弱く、すぐに死んでしまいそうだったのだと。
けれど、秘められた力があった。3人とも。
ミナミが、“生《せい》”を司り、自分が“死”を司っていた。
まるで対局のような関係だったが、それが功を奏した。
秘められた力が、対局の力が引っ張り合い、二人を一人にしたのだと。
結果、自分が消えて、ミナミが産まれた。
3人いたことを知っている母だけが消えた自分のことで心を痛めていたけれど。
けれど、そのことを怨んではいないと語る。
ただ…、ミナミに幸せでいて欲しかったのに。
なのに、ミナミは苦しんでいる。
悪いのは、誰? なにが悪いの?
『アア……、悪イノは……、コノ世界ナンダッテ…。』
『悪イノは…、ミナミの周リニイル、人間達……。』
『集マッテモラッタノは、確実に死ンデモラウタメ。』
『ミンナ、ミンナ…。死ンジャエ。』
『ソウスレバ…。ミナミを守レルカラ。』
「い…歪だ…! こんな幼く、歪に成長した魂が!」
「コイツは…。」
「おい! そんなことして、ミナミが笑うと思ってんのかよ!! それでもう泣かないって、本気で思ってんのか!?」
「無駄だ! コイツは本気で…!! そう信じているんだ!!」
「承太郎…、3人目の目的が分かったぞ…。これは、一方的な“加護の愛”だ。歪に成長した魂が、精神が、最悪な形で本体を守るために導き出した災厄だ!!」
「ああ! 空が!!」
トリッシュが空を指差す。
夜が明け始めた空に、巨大な邪視のようなモノが、まだまぶたを閉じた状態でそこにあった。
『永遠の……安息を…アゲル。』
空の邪視が、少しずつ目を開けようとしていた。
書いてると、最初のプロットからどんどん離れていくのは、私の癖……。
3人目は、すでにブルー・ブルー・ローズの意識と一体化完了。
ミナミを飲み込んだのは、残りの力を手に入れるのと、守るためです。
話が通じない相手ほど、厄介な怪物もいないかなって…。
ブルー・ブルー・ローズについての後付け設定は。
ミナミ→『生《せい》』
3人目→『死』
それぞれ二人が対局の力を持った一卵性で、ミナミの方が実は魂が弱くすぐに死んでしまいそうだった。
しかし潜在能力が引かれ合い、二人は融合。結果、一方が消えることに。
そして、対局の力がひとつになったのが、ブルー・ブルー・ローズとなる。
3人目の意識は成長せず潜在状態でいたが、近年ミナミがスタンドに気づいたことでブルー・ブルー・ローズが防衛本能によって意識を出し、それに引きずられて覚醒。
本来なら、ミナミは生きててもスタンドを1回使ったら死ぬほど魂と精神が弱かった。
青いバラの花が1回きりの生を与えるのは、ここから来ている。
後天的に邪視を宿したのは、ミナミを害するモノを憎む3人目の意識から生まれたモノ。
結果的に双子で産まれたものの、ミナミ(と3人目)と仗助は、顔立ちこそ似てても、実は二卵性関係。(一卵性、二人と、ひとりで計3人)
すっげー、後付け設定…。泣けてきた…。