仗助に双子の姉がいたらというもしも パート4  第五部へGO!   作:蜜柑ブタ

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かなり酷いかも……。


何度も書き直して、こんな展開…。難しい…!


青いバラの花が入っているナランチャが思わぬ役割を……。


ひとかけらの希望か、それとも……

 

 小さな矢の先端は、巨大な髑髏の鎮座する花畑の中に落ちた。ちなみにさっきブチャラティが空けた穴は、肋骨の左側部位辺りである。つまり落ちたのも左側辺り。ただし、斜め後ろの方。花で埋もれて見えないが、たぶんその辺りに落ちた。なにせ小さいし、遠いから。

「ええい! どこだ!?」

 花畑に先に到着したディアボロが必死に花をかき分けて矢を探している。

「さぁせるかーーー!! エアロスミス!!」

 先手必勝とばかりに、ナランチャがエアロスミスで攻撃を行った。

 だがその攻撃は躱される。キング・クリムゾンによる時間飛ばしで。

「お前達に探させた方が良さそうだな。」

 ディアボロは、そういうと、フッと姿を消した。

「あっ! 逃げやがった!」

「今のうちに早く矢を見つけなければ!」

「あんにゃろう、俺達が見つけたら横からかすめ取る気だぜ!? 先に仕留めた方が…。」

「いずれにせよ矢を見つけることが先決だ! 見ろ、空の目がもう8分の1は開いている!」

「あっ、でも止まってない?」

「矢が出たからか!? とにかくチャンスだ! 今のうちに矢を!」

「……このモッサリした中からですか?」

 隙間無くある花畑のどこかに矢が落ちたのだ。手分けして探しても難しい。

 それに……。

「もしかして、罠じゃないか?」

 その可能性があった。

 あんな簡単に矢を出したのはおかしい。何かあると。

 見上げれば、髑髏は同じ体勢のまま動いてない。なにもしてこないのが逆に怪しい。

「聞こえてるかどうかは別にして、コイツ、それほど頭がいいように思えないな。」

「確かに…、ブルー・ブルー・ローズは、子供のソレだ。歪に力だけが肥大化した。」

「止まっているうちに聞いておきますが、ブルー・ブルー・ローズについては、あなた方の方がよく知っているはずだ。行動原理や知性については?」

「本体を優先して守る。頭が良いほうじゃないな。」

「危険が大きいと判断した方へ攻撃を優先する傾向があるかもしれないが…。」

「じゃあ、空の邪視を止めたのは優先順位が今、ボスと僕達の方に向いている可能性が?」

「だとすると、ブルー・ブルー・ローズは、ほぼ自動操縦型のスタンドか。ならダメージが行かない理由も分かる。」

「3人目は肉体を失っていて、スタンドと同化したんだ。なら自動操縦型のスタンドになってても不思議じゃないか。」

「ディアボロを先に始末したとしても、今度はヘイトがこちらに向くでしょう。それなら先に矢の強奪を優先すべきかもしれません。」

「じゃあ、結論としては、やっぱ探す方向か?」

「そこだーーー!」

「ナランチャ!?」

 突然叫んだナランチャに、全員がなにごとか!?っとそちらを見ると、ナランチャがエアロスミスで髑髏の背骨付近の根っこを弾丸でぶち抜いていた。

「どうした!?」

「今! 今、矢が移動してた! アイツ地中に根を張ってて、そこから矢を運んでやがる!」

「なんで分かるんだ!?」

「分かんねぇ! なんでか知らないけど分かった!」

 その時、ナランチャの胸の心臓の上辺りに、青い小さな光が灯った。

「そうか…! 青いバラか! 君は、命のストックを…、ブルー・ブルー・ローズの力の欠片を持っているから分かったんだな!」

「なるほど、ナランチャ! 矢を外へ!」

「了解!」

 ナランチャは、エアロスミスで徐々に上へ上へと背骨に沿って弾丸でぶち抜いていった。

 すると、途中で矢が飛び出して落ちてきた。

「きたーーー!」

「拾え! 誰かが取るんだ!!」

 

「矢は、このディアボロのモノだ!」

 

「予測済みだぜ!!」

 ミスタが銃弾を、そしてアヴドゥルが炎をディアボロに放つ。

「愚かな! 我がスタンド、キング・クリムゾンの前では貴様らの攻撃など無意味よ!!」

 時間飛ばしそれらの攻撃を全て回避する。

 次の瞬間、ビンッと緑の網目状の何かにディアボロとキング・クリムゾンが当たった。そしてエメラルドのようなエネルギーが四方八方から飛んできた。

「なんだとぉおおお!?」

「花京院か!」

 

「遅くなってすみません。」

 コロッセオの一番上から花京院が現れた。

「……ダメ押しだ。」

「フーゴ!」

 花京院の後ろからフーゴが現れた。

 そしてパープルヘイズがディアボロを追撃。パープルヘイズのウィルスを恐れてディアボロは、網にかかった状態で身を捻りその拳を避けた。

 

「矢を掴めーーー!」

 花京院とフーゴがディアボロを止めている間に、落ちてくる矢を掴もうと皆が手を伸ばす。

「我がキング・クリムゾンは、結果だけを残す!」

 ディアボロが時間飛ばしでハイエロファント・グリーンの結界から脱出し、他の者達より上の方からキング・クリムゾンの手を落ちてくる矢へ伸ばし、矢がキング・クリムゾンの右手に刺さる。

「やったぞ! 矢は我がキング・クリムゾンを貫いた!!」

「しまったーーー!!」

「いえ…、やはり罠だったようですよ。」

「えっ?」

「ハハハハハ! ……?」

 次の瞬間、刺さったまま矢を握りしめていたキング・クリムゾンの手を突き破ってブルー・ブルー・ローズの赤い根っこが生えた。

「なぁあにぃいいいいい!?」

 ディアボロの右手がダメージのフィードバックで破壊された。落下したディアボロは、花畑に落ちた。そして根っこを生やした矢が宙で髑髏の方へ根を伸ばす。

「やはり、矢は3人目の手中にある! 物質同化型かつ、自動操縦型のスタンドであるブルー・ブルー・ローズは、最初から矢を奪われないよう細工していた!! 最初から奪われる心配が無いからドッシリ構えられたんだ!」

「チャリオッツ!」

 ポルナレフがシルバー・チャリオッツを出し、髑髏に絡む根っこと同化しようとした矢から伸びている根を切断した。その瞬間、スタンドを通って死の衝撃が脳を直撃する。

「ぐっ…。」

 ポルナレフがよろめきかけた時、切断された矢から生えた根っこが矛先をポルナレフに向けた。

「ワオオオーン!」

 それをイギーが砂の壁で防ぐ。ベキベキメキメキっと、砂の壁に根が食い込む。

「砂、借りますよ。」

 ジョルノが、ゴールド・エクスペリエンスで砂の壁を殴った。

 砂の壁は、草食の昆虫へと変化し、赤い根っこに群がった。草食の昆虫たちは、赤い根っこを喰らい尽くそうとする。しかし喰ったはしから、昆虫の腹を突き破ってブルー・ブルー・ローズが生え昆虫が死に絶えていく。そして死んだ昆虫を触媒に根っこは増殖し、他の者達に襲いかかった。

 触ると危険だが、根っこが細かく、そして虫となってアチコチに移動していたためあっちこっちから根っこが襲いかかってくる。直に触ると危険だと判断しスタンドで根っこを破壊していく。一瞬でも脳に死の衝撃が襲いかかるとするが、気合いを保っていればなんとかなると変な意味でコツを掴み昆虫の死骸を触媒にした根っこは全滅。

 ところが。

「矢…、矢が消えた!? ナランチャ、矢はどこだ!」

「そ、それが…。」

「なんだ!?」

「まさか根っこごと壊しちゃったとかないわよね!?」

「違うよ! 移動してる! 矢がコロッセオの中を移動しているんだ! コロッセオの周りの通路とかその辺り!」

「なんでそれを早く言わない!」

「ね、根っこぶっ壊してる最中に根っこになってた矢が飛んでちゃったんだよ! たぶん…。」

「頭悪いって言ったの前言撤回する。コイツ(ブルー・ブルー・ローズ)、意地が悪い!!」

「こうやって消耗させて、一網打尽を狙ってるのか!?」

「確かに、矢を狙っている限りは僕らの消耗は激しい…。ならいっそのこと…。」

「させねーよ?」

「さすがに僕だって分かってますよ。ミナミを狙うことが一番ヘイトが向く上にミナミが今いる位置を考えると…。」

 ジョルノが髑髏の胴体…、特に肋骨の辺りを見上げた。

 肋骨の内部に心臓みたいに固まった根っこが見受けられる。たぶん、そこにミナミがいる。

「あそこに到達する前に、間違いなく死にますよ。」

 よじ登ること考えるとどう考えても死ぬ。気合いで死の誘いを吹っ飛ばせても触る都度、衝撃が来たら精神が消耗してやがて死に至るだろう。

「本体(ミナミ)を狙ったとしても、矢を狙ったとしても、どっちみち殺すってか?」

「けれど、なにか突破口があるはずです。ブルー・ブルー・ローズの進化が不完全ならば余計に。」

「その突破口がさっきから見つからねーんだろ?」

「空の目は…、変わりなし…。」

「残りの体力から考えても、もう時間は無いぞ。」

「あのさぁ…。」

「どうしたの、ナランチャ?」

「…感じる。」

「はっ?」

「助けを…呼んでる…、気がする…。」

 ナランチャがまるで導かれるように、髑髏の方を見た。

「そこにいるのか?」

「ナランチャ?」

「……そうだよな。…こんなこと、望んじゃいないよな。望むわけがないんだ。」

 ナランチャが、フラフラと髑髏に近づく。

「おい、ナランチャ!?」

「いや、待つんだ!」

「様子がおかしいぜ!?」

 

「今…助けに行くからな。ミナミ。」

 

 ナランチャが髑髏の下半身に手を触れた。

 直後、ブワッと周りから、髑髏から赤い根っこが飛び出し、ナランチャを包み込んだ。

「ナランチャーーー!」

「近づくな、危険だ!」

「で、でも!」

「おそらく、この中では、彼だけなんだ。まだ3人目に制御を奪われる前のブルー・ブルー・ローズの力を持っているのは!」

「それがどういう関係が!?」

「ミナミが望んでいない。コレが鍵だったのだ!」

「どういうことだ?」

「これほどの規模の強力無比のスタンドが、いまだに大きな動きを見せないのはなんだ? 抵抗しているからじゃないか? 本体であるミナミが。」

「だから、ナランチャなら、ブルー・ブルー・ローズの内側から、ミナミを救い出してブルー・ブルー・ローズを倒せると?」

「可能性はある。」

「アイツに賭けるしかないってことかよ! 俺達はなにもできないのか!?」

「いや、コチラはコチラで、矢を奪えばいい!」

「けど、探知ができるヤツがいない状態で…。」

「あっ! そうよ! 私…。」

 トリッシュが、ポケットから青いバラの花を取り出した。ほんのり花の部分が光っていて、光の粒子のようなモノを発している。バラの花の向きが変わる。ひとりでに。

「これで分かるんじゃないかしら!?」

「よし、決まりだ! トリッシュ、その青いバラを手放すなよ!」

「分かってるわ!」

「あっ! 空の目が!」

 ハッとして見ると、空の目が開くのを再開していた。

「ナランチャが内側に入ってきて焦ったか!? 時間が無い! 急げ!」

 トリッシュが青いバラを握りしめ、光が導く咲きに矢があると信じた、その時。

 

 

 グオオオオオオオオオオ!!

 

 

 ジッと動かなかった髑髏が突然動き出した。

 うなり声を上げ、ギロリッと下を見て、左手を振り下ろす。

「散開!」

 四方八方に散開し、その攻撃を避ける。

「うぅ…、おのれ………、ハッ!? うわああああああああああああ!!」

 右手を押さえてやっと起き上がったディアボロだったが、迫ってきた巨大な影に気づいた時には、その手に潰されていた。

 

 

 

 




ちなみに、命のストックとして青いバラの花を消費した者は、ナランチャのようにはなりません。(シーザー、アヴドゥル、イギー、花京院)
また、3人目がブルー・ブルー・ローズを掌握する前の力である必要もあるので、ヴェネツィアで青いバラの花を持っていたのは、ナランチャと、お守りとして持っていたトリッシュのみです。

ディアボロは、とりあえず退場……に見せかけて?


最初にコレ書いたとき、フーゴを出すのを忘れてて、慌てて書き加えました。
ウィルス感染覚悟でなら、根っこを死滅させて矢を奪えるかな?
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