仗助に双子の姉がいたらというもしも パート4  第五部へGO!   作:蜜柑ブタ

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ブラック・サバス戦。


あと、オリジナル展開な戦いかも?


でも清掃員のお爺さんは死ぬ……。


影のスタンド

 歩道をピョコピョコとちょっと出ては引っ込み、一メートル程度の間を開けて前でまた出てくるを繰り返すブルー・ブルー・ローズ。

 やがて広い学校らしき場所に来た。

 生徒達がチラホラおり、門の所にいるミナミに視線が集まる。

「あの。」

「へ!? は、はい? なんですか?」

 近くにいた男子生徒に聞いた。

「ジョルノ・ジョバァーナって生徒さん、ここにいる?」

「ジョルノ? ああ、いますよ。アイツになんか用で?」

「ええ、とても大切な。どこへ行けば会えるかな?」

「さあ? アイツ今日授業に出てないからな…。」

「そう…。じゃあどこかで待ってれば帰ってくるかしら?」

「そうですね。」

「じゃあ、待つわ。ありがとう。」

 そしてミナミは待つことにした。

 それからしばらくして鐘の音が鳴り、授業が終わったことを告げる。そして寮に住む生徒達と実家暮らしの生徒達が別れて下校し始める。

「……遅いなぁ。」

 なにかあったのだろうか?っと、自分の勘が告げる。

 

 ジョルノに会えると思いちょっとホッとして気が抜けたミナミは、自分の容姿が悪目立ちすることを若干忘れていた。

 なので遠目で見つけたジョルノが自身のスタンドで学校の塀を越えて別の場所から寮に戻ったことを知らなかった。

 

 ギャング組織・パッショーネに入団するための試験で、ライターの炎を24時間消さずにいなければならないという試練を受けていた。

 なので炎を消さないために必死である。だからミナミと接触を避けた。なんで自分をここまで追ってきたのかその理由を考える余裕は無かった。

 

 ギャングスターになること。それがジョルノの夢だから。

 

 やがて生徒達がいなくなり、日も徐々に落ち始めた時間帯。

 さすがに帰ってこないジョルノについて不信に思った

 そして校門から中を覗くと、ピョコッと地面からブルー・ブルー・ローズが出てきていた。

「…そっち?」

 ミナミは、自身のスタンドの導きに従い学校内に入った。

 人目を避けて寮らしき場所に入り、ある一室の前に来た。

 扉の向こうに人の気配がある。ジョルノだろうか?

 とりあえずノック。

 しかし、直後ガチッと鍵を掛けられた音がした。

「ちょっと! 待ってよ! 用件が済んだらすぐ帰るから!」

 

『……しつこいのは嫌いなんだ。』

 

「誰が好き好んで置き引き犯をストーカーなんてしないわよ!」

『悪いが、今は誰とも会いたくないんだ。できたら明日にしてくれよ。』

「明日死んでも知らないからね!」

『…どういうことです?』

「じゃあね。もう知らないから。」

『ちょっと待ってください。』

 扉の向こうから声が聞こえる。扉のすぐ向こうにいるのだろう。

「話してもいいけど、ここを開けて。あなたに直接戻さないといけないから。」

『なにを?』

「いいからここを開けて。それですぐに終わるから。そしたら私はアナタの前から消える。」

『…アナタは変な女だけど悪い人じゃない。けれど、僕も僕で色々とあるんだ。ここを今開けるわけには…、?』

「どしたの?」

『なんだ…コレは? 文字?』

「えっ?」

 

 直後、ビュオオオオオオオオオオオ!っという凄まじい風が扉の向こうから聞こえた。部屋の中でガタンだのゴゴン!だのと酷い音が聞こえた。

 

「ジョルノ!?」

 

「ミナミさん!」

「えっ、康一君!? まさか康一君が…。」

 文字と音。これが意味することが、正しければ、これは、康一のエコーズAct2の能力だ。文字の擬音を張り付け、その擬音の現象を起こす能力だ。

 そして…、走ってきた康一の横には、エコーズAct2が浮いていた。想像は当たったらしい。

「ミナミさん、無事!?」

「えっ? どういうこと? っていうか、ジョルノ? だいじょうぶ!?」

「早くココを離れよう!」

「えっ…えっ? で、でもまだ…。」

「いいから!」

「あっ!」

 ミナミは、康一に手を掴まれ引っ張られていった。

「待ってよ!」

「ミナミさん、ダメだ! アイツに…ジョルノ・ジョバァーナに近づいたら…。」

「理由はどうあれ、返さないと寝覚めが悪いのよ!」

 ミナミは、康一の手を振り払ってジョルノの部屋の扉を開けた。

 中は豪風によりちょっと小物や小さい家電、本などが飛んでしまっていて汚くなっていたが、そこにジョルノの姿は無かった。その代わり、窓が開いていた。

 慌てて窓の下を見ると、二階下の通路に降りて階段から降りようとしていたジョルノが、清掃員の老人に水を掛けられてしまったのか濡れていた。

「じょ…。」

 なぜかぼう然と立ち尽くしている様子を訝しみながら名前を呼ぼうとしたとき、見かねたのか老人がジョルノが手にしていたライターを点火した。

 その瞬間、黒いスタンドが出現し、影へと身を隠したのを見た。

「今のは…。」

「ミナミさん!」

「康一君…いま…。あっ…。」

 少し目を離し視線を戻したとき、あの黒いスタンドが老人から魂を引きずり出し、口の中の矢らしき物で貫いたのを見た。

 

『これは、選ばれし魂ではなかった。』

 

 黒いスタンドはそういうと、老人を投げ捨てた。

 ジョルノがその老人を受け止めて声を掛けたが、老人は死んでいた。

『お前も、再点火したな。チャンスをやろう! 『向かうべき二つの道』を!』

 黒いスタンドが今度はジョルノに手を伸ばした。ジョルノは飛び退き、手すりの上に逃げた。

 すると黒いスタンドは、ジョルノの影に触れ、それを掴み、ズルズルとまるでシーツでも引っ張り上げるようにジョルノからスタンドを引きずり出した。

「あれは!?」

「なにかマズい状況だ! 早くここを離れないと…。」

 やや遅れて窓の下を見た康一がそう言う。

「でもジョルノが…。」

「今はミナミさんの身の安全が第一だよ!」

「ねえ、どうしてそこまでして…。」

「う、ぉおおおお!」

「ジョルノ!」

 強力な力で首を押さえつけられたジョルノのスタンドが、黒いスタンドの口から飛び出している矢を掴むと焼けるように崩れるようにジョルノのスタンドの手にダメージが行っていた。

「本体を探して! ブルー・ブルー・ローズ!」

 その瞬間、通路や手すりから鮮血色の植物の根っこの姿をしたミナミのスタンド、ブルー・ブルー・ローズが出現する。

 ブルー・ブルー・ローズは、黒いスタンドの本体を探すのではなく、黒いスタンドに巻き付いてジョルノから離させようとする。だが相手はまったく気にしている様子が無い。

「パワーがアイツの方が強いんだ! ブルー・ブルー・ローズじゃ太刀打ちできないんだ!」

「本体は…、本体は…どこ?」

 ミナミは、目をつむりブルー・ブルー・ローズの広範囲に出現できる能力を探知してみる。

 すると、約5キロ先にある建造物内に本体らしき反応を見つけた。

「あんな遠く!? じゃあ遠隔操作型!? でも青いバラが出てないってことは、繋がってない…。つまり自動操縦型!」

 これは割と最近になって判明したことだが、ブルー・ブルー・ローズは、傷つけた相手から寿命を奪えるが、自動操縦型などの、本体との繋がりが皆無なスタンドからは寿命を奪えない。つまりあの黒いスタンドが自動操縦型なら、ブルー・ブルー・ローズじゃ倒すことはできないのだ。本体そのものを直接叩く以外には…。

「でも…。」

 ミナミは、ドッと汗をかく。

 ブルー・ブルー・ローズで無意識に命を奪ってきた。だが自分の意志で全てを奪い尽くしたことはない。

 ミナミが迷っていると、ブルー・ブルー・ローズが同化したことで脆くなっていた通路の手すりが崩れて、ジョルノが身体ごと落下した。それに引っ張られる形でジョルノのスタンドも落下したのだが、ジョルノのスタンドを掴んでいた黒いスタンドは、急に手を離し影の中にぼう然と立った状態になった。ジョルノの身体は下に生えたブルー・ブルー・ローズがクッションになってダメージは無かった。

「あれは…?」

 自動操縦型には特性はある。

 それは、単純な行動しか出来ないことだ。ロボットのように。

 そしてスタンドには、決定的な弱点があるものもいる。ジョルノのスタンドを押さえ込んでいて急に手を離すのはおかしい。

 そういえばあの黒いスタンドは何か言っていなかった?

 『再点火』。

 そういえばジョルノは火が消えたらしきライターを持っていたが、それを死んでしまった老人が生きているときに点火し直した。

 もし、それがあの黒いスタンドが出現する条件なのだとしたら……。

 さらに、今あの黒いスタンドは、影の中に立っている。光に照らされている場所には移動しようとしていない。

 これらのことから……、あの黒いスタンドの正体は、ライターの火から生まれた影そのものであり、影であるため影の中でしか活動できないと見た。

 だから弱点は……。

 閃いた瞬間、それに反応したブルー・ブルー・ローズが伸びて影を生み出す。

 すると影の中に引っ込んだ黒いスタンドがその影の中を移動しているのだろう、その瞬間に、ブルー・ブルー・ローズが消えて黒いスタンドが光に照らされたレンガ造りの路面に放り出された。

『ギャアアアアアアアア!!』

 黒いスタンドがジュージューと光に焼かれ悶え苦しむ。ジタバタと暴れていると近くの影に触れたためそのまま吸い込まれるように影の中に消えた。

「ああ、惜しい!!」

「今のは…、あなたが?」

 ジョルノがブルー・ブルー・ローズの上からどきながら窓を見上げる。

「ーーハッ!? ミナミさん、横だ!」

「あっ!」

 影を伝って黒いスタンドがミナミを掴もうと手を伸ばしてきた。

『再点火したな!? チャンスをやろう! 向かうべき二つの道を!』

「Act3!!」

 康一がエコーズAct3で黒いスタンドを重たくし、ミナミを掴むのを防いだ。

「ごめん、康一君! 舌噛むから口閉じて!」

「えっ? うわわ!?」

 ミナミは、康一を抱えて窓から飛び降りて綺麗に着地、ジョルノのいる光りの方へ走った。

 影から出てきた黒いスタンドが、ミナミの影を掴む。しかし…。

「私を狙ったのは…、不正解だったね。」

 掴んだ影と入っていた影がブルー・ブルー・ローズへと変化して光りが黒いスタンドを襲う。

 苦痛の叫びを上げる黒いスタンドが影に逃げ込もうとすると。

「Act3!!」

 康一が重たくして拘束し。

「関係のないあの爺さんを巻き込んでしまったのは僕の行動が原因だ…。だが……。」

 凄まじいラッシュをジョルノのスタンドが放ち、拘束されて動けないでいる黒いスタンドを襲いボロボロに砕いた。

 そして黒いスタンドは、塵になって消えた。

「ミナミさんのスタンドが物質同化型だったのが功を奏した。まさか影まで無機物判定だなんて…。ミナミさん?」

「…ごめん……、無理…しすぎた…。」

「ミナミさん!」

「どうしたんだ!?」

「彼女のスタンドは本体である彼女の身体に負担が大きいんだ!」

「…そうなのか。」

「……君は、この人を知らないのかい?」

「知らないもなにも、昨日ちょっとしたことで出会ったっきりだよ?」

「そういえば、置き引きされたって言ってたなぁ。……知らないならそう伝えるよ。それより、早く矢のことも伝えなきゃ! またあの町のようにスタンド使いが増えて犠牲者が増えるなんてことがあったら…。」

「待ってくれ。まさか電話でどこかに電話を?」

「そうだよ。何か問題でもあるの?」

「それは…困る。」

「どうして?」

「さっきやっつけただろう? スタンドを…。」

「君はどうやら知らないらしいね。あれは自動操縦型だ。ああいうタイプは、本体に全然ダメージがいかないんだ。それにスタンドがやってることも本体は何も知らないし、何も感じてない。」

「それは本当? 僕らがすでにスタンド使いだと言うことも?」

「しつこいなぁ。例えなにか感じたとしても、せいぜい右手が重くなったってぐらいにしか感じないよ。僕らがスタンド使いだなんて知らないんだ。」

「……つまり本体はまったくの無傷?」

「だからそう言ってるだろ?」

「…分かった信じるよ。でも電話はやめてくれないかい? 敵は個人じゃない。組織なんだ。電話なんてしたらどこからバレるか分からない。危険だ。」

「!」

 

 

 その後、ライターの炎を消さないよう注意しながら、ジョルノは気絶したミナミを運ぶため、タクシーを手配してくれた。(助けて貰ったお礼にということで代金も肩代わり)

 タクシーが来るまでの間、ジョルノは自分の夢がギャングスターであることを語ったものの、無関係の老人を巻き込み死なせてしまったことを心から悼んでおり、その姿と眼差しに、康一は、かつて出会ったジョースター家の黄金の精神を見出したのだった。

 ジョルノが去って行った後、ミナミが目を覚ましたが、ソメイヨシノの花を返し損ねていたことを知って、やっちゃった!っと頭を抱えて叫ぶのであった。

 

 




康一は再点火を見てないが、ミナミの方が見てるので攻撃対象に。
でもブルー・ブルー・ローズは、影をも物質同化で消し、ブラック・サバスを光の下に引きずり出す。

このネタ辺りの時間軸では、ミナミ、少しだけブルー・ブルー・ローズを操作する術を見出しているような、ないような……?
でも相変わらず負担は大きい。


なお、この後、カプリ島に行く船でのイベントは、カットで、カプリ島までミナミが追いかける予定。
もしくは、出港時に無理矢理乗ってくるとか?
まだ決めかねている……。

ところで、ジョルノの目って何色?
ジョナサン似で翡翠か、ディオ(人間時代)似で青か(だったっけ?)。もしくは金色?

アニメ画像見る限りでは、緑っぽい…。
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