仗助に双子の姉がいたらというもしも パート4  第五部へGO!   作:蜜柑ブタ

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タイトル通り。



ナランチャとシーザーは、ギャイギャイ(大人げなく)喧嘩してりゃいいって感じで後半を書きました。


恥知らずのパープルヘイズ要素、一部有り。(トリッシュが歌手になったとこ)


※2020/03/18
もうちょっと続くって最初書きましたけど、ありゃウソになった。


最終話  それからのこと

 そして、歪なる不完全なブルー・ブルー・ローズ・レクイエムは、完全なるレクイエムである、ゴールド・エクスペリエンス・レクエイムによってゼロへと戻された。

 

 歪に成長・進化した流れをリセットされたのだ。

 

 歪なレクイエムが無差別に喰らってきた命を吐き出し、正しき輪廻へと命を戻す。奪ってきた命の器は、もうない。だからそこから奪ってしまった命を次に生まれる命の糧に回すしかなかった。

 

 3人目の東方の子もまた歪なる成長をリセットされた。だが消えてはいない。

 

 消えて無くなることは、ゴールド・エクスペリエンス・レクエイムが許さなかったのだろうか。それともレクイエムではない、より大きな力の存在がそうさせたのか。正しく成長し、罪を償えという啓示なのか。

 

 コロッセオで起こった空の邪視や、巨大髑髏の姿は、ローマにいた人々が見ていた。優しい光がコロッセオから発せられ、空の邪視を消し、巨大な髑髏も消えた。

 

 まるで最初から、そこで何も起こっていなかったのだという風に、人々はそこで起こった異変を忘れ日常を取り戻していった。その場であの戦いに参加していた者達を除いて……。

 

 

 

 

 

「混乱の終息は早かったが……、情報収集する上では不便だったな。」

 イタリアのSPW財団施設で、承太郎が言った。

 SPW財団の医療機関に、ミナミは現在隔離状態である。超常現象研究科と協力して、ブルー・ブルー・ローズ・レクイエムの影響が残っていないかとか、3人目の存在がどうなったとか、調べているのだ。

 捨て身でブルー・ブルー・ローズの内側に行ってきたナランチャも一応検査は受けた。結果から言えば何の問題も無かった。

 イタリア全土を恐怖に陥れていた邪視の存在も、嘘みたいに消えた。被害者がほぼ全員死んでいるので、謎の死病だのという噂や、都市伝説みたいに残ったが、やがて忘れられてしまうだろう。

 だが、だからといってすべてが丸く収まるわけじゃない。

 まず騒動の発端になった矢についてだ。

 レクイエムとなったことで、矢の所有者はジョルノとなった。矢の研究のため、矢を未来のために使うという約束で矢は、ジョルノが所有しつつも、SPW財団の超常現象研究科と共有することになった。

 次にボスを失ったパッショーネの統率についてだが……。

 

「ジョルノ。お前がやれ。」

 

 ブチャラティがジョルノをボスの座に上げることを提案した。

 理由を聞くと、これまでのジョルノからブチャラティは、自分より黄金のような夢と精神を持つジョルノこそ、新生パッショーネの後釜にふさわしいと考えたのだとか。

 ジョルノは、出会った当初からただ者じゃ無かった。それは、これまで行動を共にして来た者達は誰もが理解していた。

 ブチャラティは、麻薬を憎み、ジョルノはギャングスターになりたい。形こそ違えど、組織を変えるという共通の目的を持った二人は協力することにしたという話をした。

 ブチャラティを推す者もいたが、結局は納得し、ジョルノをパッショーネの新たなボスの座へ座らせることになった。

 ブチャラティは、ナンバー2となり、ミスタがナンバー3となった。(※2や4関係はイヤだとミスタ自身が散々ごねた)

 トリッシュは、今更普通の生活に戻るのも…っと零していたが、ブチャラティに学校だけはちゃんと行けと怒られ、渋々帰されたが(※ディアボロの悪影響がないよう身の回りに注意を払うため遠からず近からず見守り役はつけて)、その後のことを語ると、意外なことに歌手としてデビューを果たして、学業と両立しつつ、あっという間に地元では知らぬ者はいないアイドルとなった。ブチャラティ達に会うことは、ブチャラティが反対したものの、結局は大切な交友関係と言うことで押しに負けて許して貰えた。もちろんギャング抗争などに巻き込まれないよう徹底的にそこは注意して貰ったうえであるが、スパイス・ガールの使い手でもあるトリッシュは、すっかり強かな女になっており、そこらのギャング程度じゃ勝てないレベルだった。いっそ入団します?なーんて冗談めかしてジョルノが零したほどである。(※ブチャラティにメッチャ怒られる)

 承太郎はSPW財団と共に、改めてイタリアに騒動を撒き散らした元凶となったブルー・ブルー・ローズの件が片付いたので、イタリアから出られなかったミナミの身柄の保護をしてもらったお礼をと申し出たが、ジョルノは、むしろ危険な状況に持ち込んでしまったことなどの謝罪も含めて、これからは矢のことも含めて協力体制をしてもらえれば助かるということで話はついたらしい。

 

 ちなみに……、シーザーは、ブチャラティ達の仲間であったアバッキオが、シーザーが追いついたサルディニア島で死んだこともあり自重していたそうだが、騒動が収まってからミナミを無理矢理攫ったことなどを含めてジョルノ達を思いっきり殴ったそうだ。(アバッキオについては、死んでからあの世で殴りに行くとコメント。シーザーの怒りのデカさにジョルノ達はさすがに震撼したとか?)

 

 数週間の末、SPW財団の超常現象研究科の調べで、ミナミの身体と精神に影響は残っていないと判断された。

 3人目は、ミナミ曰く、いるけど眠っているとのことだし、ブルー・ブルー・ローズからも邪視が消えていた。

 ゴールド・エクスペリエンス・レクエイムによって歪に進化したブルー・ブルー・ローズと、3人目がリセットされたのだという現象だった。

 3人目については、ブルー・ブルー・ローズとの融合度合いを考えると分離は不可能であり、ミナミの中から消すこともできない。ミナミと3人目が融合していて、スタンドも融合してブルー・ブルー・ローズという形に収まったいるのだからハナから不可能なのだ。

 レクイエムが、なぜ3人目を生かしたのかは分からないが、それが生きて償えという啓示だとしたら、経過観察という形で3人目の動向を監視する必要がある。

 元々ミナミの能力から、徹底マークされていただけに、それ以上に窮屈さを押しつけなければならない事情を説明したところ、ミナミはあっさりそれを受け入れた。

 そもそもの原因がブルー・ブルー・ローズと、今まで存在に気がつかなかった3人目にあるのなら、自分も償わないといけないと言った。

 3人目をそんな風にさせたのは、自分が弱かったからだと。だから強くなりたいとも言った。

 承太郎を含め知人達は、無理はするな、お前のせいじゃないと言ったが、これから先、3人目と生きていかなければならないんだからとミナミは微笑んだ。

 3人目の経過観察と共に、ミナミに無理をさせないためにもこれからもっと精力的にミナミを守っていこうと承太郎達は誓い合うのであった。

 

 そうして、日本への帰国まで準備の日々が過ぎていく中。

「な~あ、ミナミ。もうすぐ帰るんだよな?」

 豪華な病室でナランチャがミナミと話をしていた。

「いい加減帰らないと、母さん達に心配掛けるし、学校もあるしね。」

「……そっか。そうだよなぁ。」

「なに?」

「あ、いや…別に…。なぁ学校って楽しい?」

「うん。まあね。」

「……俺、全然学校行ってなかったんだ。」

「…そう。」

「でも、今は学校に行きてぇ。そんでちゃんと卒業して……、日本ってとこにも行ってみてぇな。」

「じゃあ、その時は、私の故郷を案内するよ。」

「マジで?」

「するする。」

「ミナミ……、その…色々とごめんな。」

「なに? 急に。」

「あとで知ったんだけど、俺、敵とはいえ…ミナミの目の前で…。」

「……もう…いいんだよ。」

「本当に、ごめん。」

「もうだいじょうぶだよ。私は。」

「……。」

「ナランチャ?」

 するとナランチャがおもむろに、ギュッとミナミを抱きしめた。

「……ごめん…。」

「……。」

「俺…、もっとイイ男になるから……。待ってて…くれねぇか?」

「……う~ん…。」

 ナランチャに抱きつかれた状態でミナミは、イタズラっぽく唸る。

「どうしようかな~?」

「なんだよ~。俺ってそこまでガキっぽいかよ?」

「フフフ…、別にそうは思ってないよ。でも、今のままじゃ、私、ナランチャのこと弟みたいにしか見えない。」

「えー?」

「せめてシーザーさんよりイイ男になれたらいいね。」

「えっ!? やっぱシーザーってヤツのこと好き!?」

「うーん……、色々とあってね…。好きとか云々じゃないっていうか…。」

「愛してるってこと!?」

「どうかな? 私、誰かを好きになったとか、初恋とかってしたことないから分からないけど。でもね…、ちょっと色々あったときに、『一緒に住まないか?』って言われたときに、顔…赤くなっちゃった。これが好きって気持ちならそうなのかな?」

「ガーーーン!」

「ナランチャ?」

 ナランチャの身体から力が抜け、ズルズルッと床に倒れた。

 

「おーい、ミナミ。なんか食べたい物…、って、どうした?」

 

 そこにシーザー。

「いや…ちょっと…。」

「おい、ガキんちょ。そんな状態でミナミのハートを掴めるわけねーだろーが。」

「うっせーよ、ジジイ!! 究極の若作り!!」

 シーザーがしゃがんでツンツンと突くと、ガバッとナランチャが起き上がり、ウガーっとシーザーに叫ぶ。

「ハハハハ! その若作りジジイに勝ちたかったら、精々頑張ることだな。ガキ。」

「絶対!! 勝ってやる!! あんたよりイイ男になってやらぁ!!」

「フッ。いつでも勝負してやるよ。」

「ウガーー! 大人の余裕!?」

「うふふふ、あははは…!」

 ギャイギャイ大人げなく喧嘩している二人の様子がおかしくってミナミは笑った。

 

 その後であるが、フーゴから文通したらどうかと提案され、ナランチャは早速ミナミに住所を聞いた。

 だがミナミは、文通にトラウマがあり、難色を示したものの、最終的には国際電話がお金がかかるということで、文通を許したのだった。

 なんで文通が嫌いなのかと聞かれ、ミナミは、かつてうっかり殺人鬼と文通し、うっかりその相手に好意的な感情を抱いたことを話した。

 それを一緒に聞いていたフーゴとミスタが、石になっているナランチャの肩を眉間を手で抑えながらポンッと叩いた。ドンマイ…っという意味で。

 

 

 




文通と国際電話…、実際やったらどっちが費用かかりますかね?
国際電話は、時間帯を気にしないといけないし、いつでもかけられるわけじゃないだろうしね。

さて…、シーザーと、ナランチャ……、どっちを付き合わせるか…。そもそも旦那候補は別にもいるけどさ。花京院とか。
シーザーは、改心したとはいえ、過去に殺人以外はやったという経歴の持ち主だし…。
ナランチャは、ギャングだし…。

あれ? なんか碌な事無い?
まあ、スタンドを持っている時点でまともな家庭は望めないのかなぁ……。


2020/03/18

 もうちょっと続けようとも思ってましたが、これ以上続けてもだらけそうだったのでここで終わらせます。

 お気に入り、感想、評価、ありがとうございました。
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