仗助に双子の姉がいたらというもしも パート4 第五部へGO! 作:蜜柑ブタ
短めです。
「おっ! ミナミじゃん。」
「あ、億泰君。」
アンジェロ岩のところまで来たところで、億泰と出会った。
「だれ?」
「私の弟の友達。」
「あれ~、外国人なんて連れてどうしたんだよ~?」
「私、イタリアに旅行に行ってたでしょ? その時に知り合った人達だよ。」
「ハ、ハロー。えーと、マイネームイズ…。」
「いや、無理すんなって。分かるからさぁ。」
「お、日本語!? ん? 違うな…。スタンドか?」
「当たり。こういう時便利だよね。」
「そっだな。」
「なんか馬鹿っぽいぜ。」
「ナランチャ、初対面に失礼だ。」
「本当だよ。」
「いいよ、別に、俺マジで馬鹿だしよぉ。」
「あっ、でも良い奴だ…。ごめん。」
億泰の素直さにさすがに気を悪くしたナランチャはすぐに謝罪した。
「紹介するよ、彼は、虹村億泰君。私と弟の仗助の同級生なの。」
「俺、ナランチャ。こっちはフーゴってんだ。よろしくな。」
「よろしく~。でよぉ、どうしたんだ? 夏休み中に観光?」
「まあ、そんな感じかな?」
「君もスタンド使い…というわけか。」
「おお、そうだぜぇ。」
「ミナミ、君の身辺はスタンド使いだらけか?」
「色々とあってね。杜王町は、スタンド使いが多いよ?」
「あっ、ミナミさんと、億泰君だ。」
「こんにちは。」
「康一君、由花子さん。もしかして、デート?」
「え、は、はい…そんな感じで…。」
「そうよ。」
照れる康一と、照れつつもうっとりしている由花子であった。
「デート……。」
ナランチャが、ポツリと呟いてミナミを見た。そんなナランチャの肩に、フーゴがポンッと手を置いて首を横に振った。
『アギ……。』
「ん?」
なんか人っぽい顔に見える大岩から声が聞こえた気がした。だが岩を見ても何もないので気のせいだと思った。
「ミナミさん…、そっちの人達って…、まさか?」
「イタリアに行ったときに知り合った人達…。まあだいたい当たってると思うよ。」
「だいじょうぶなんですか!?」
「おい、なんだよ?」
いきなりすごい剣幕で叫ぶ康一にナランチャはたじろいた。
「ミナミさんに酷いことしてみろ! 僕らが許さないぞ!」
「ミナミの敵? なら私も許さないわよ。」
「なんだと!? そんなことするかよ!」
心外だとばかりにナランチャが反論した。
「だいじょうぶだよ、康一君。心配してくれてありがとう。」
「本当にだいじょうぶですか?」
「二人のことについては、財団も監視してるし問題ないよ。」
「えっ!? 俺ら監視されてるの!?」
「それは甘んじて受けれましょう。仕方がないんだから。」
心当たりがあるフーゴは、そう言ってナランチャを落ち着かせた。
「ところで、ここで誰かと待ち合わせとは聞いたけど…。誰が…?」
「姉ちゃーーーん!」
「遅いよ、仗助。」
「へへ、ごめんごめん。」
「んん?」
ナランチャが、眉をつり上げてミナミと見比べた。
髪の色と顔立ち、そしてなにより目の色が…似てる。つまり…。
「弟さん?」
「そうだよー。双子の弟の仗助。」
「東方仗助っす。よろしく。」
ぺこりとお辞儀をする仗助。外見はかなり不良じみているが、中身は好青年らしいことがそれだけで分かる。
「なんかぺったんこで、ハンバーグみてぇな髪型~。」
「ちょっ!」
「?」
「あぁ? 今お前、なんつった? 俺の髪型がなんだっ…って、ゴハッ!?」
急に態度が急変した仗助を掴んで腹に膝蹴りを入れるミナミ。
「ごめん、ごめん! うちの弟、髪型のこと言われるとすぐキレちゃうの! だから思っても言わないで!」
腹押さえてうずくまる仗助を余所に謝りまくるミナミ。ナランチャとフーゴは唖然とした。
「普段はとっても良い子なの! でも、怒らせると顔とかがまともな形じゃなくなるから気をつけて! お願い!」
「ご、ごめん…、こっちこそ…。だからそんな謝るなよぉ。それにしても、キレやすいってフーゴみてぇ。」
「僕がなんだって?」
「いや、なんでもないって。」
フーゴからギロリッと睨まれ、ナランチャは降参だと手を上げた。
「ところで…。さっきから俺らのことつけてる野郎がいるけど……。どうする?」
ナランチャがそういうと、ミナミは周りを見回し、ある人物を見つけた。
「露伴さん……。」
「なーんだよ、露伴じゃねぇか。」
「チッ。気づかれてたか。」
物陰からスケッチブックを手にした男、岸辺露伴が現れ、こちらにやってきた。
あっ…、これは大変なことになりそう…っと、東方姉弟は、同じ事を思ったのだった。
ナランチャは、日頃の癖(エアロスミスによる探知)でストーカーしてきてた露伴を発見。
次回は、露伴によるひと騒動かも。
スーパーフライのところにも行きたいし。(手土産に調味料とお菓子とか持って)