ノワから話してはくれたもののそう簡単には行かなかった。
手錠をかけられさっきほどでは無いが尋問された。
雪音は並行世界の事、シンフォギアの事、そして自分はその能力者では無い事。
分かる事は全て話した。
だがすぐには信じてもらえなかった。
「並行世界?そんな眉唾物が存在する筈がないだろう。」
「だからぁ!アタシはその並行世界から来たんだって!」
「ならばその宝剣は何だ!能力者で無ければ使えないそれを使用している時点で能力者であることは確実!」
「違えよ!ソイツはシンフォギア!適合係数が高いアタシにしか使えないシロモノだ!
……あとそんなに能力者かどうか気になるってんなら血でも肉でも採って調べりゃいいじゃねーか!」
「調べられたら苦労していない!…だが一つだけ出来なくもない物がある…。」
そう言うとアキュラは一つの瓦礫を持ってきた。
「先日戦った能力者のエネルギーの入った瓦礫だ、コイツには第七波動を無力化する力がある。持ったまま纏ってみろ。」
そう言うとアキュラは瓦礫とペンダントを差し出した。
「…暴れたら容赦しないからな。」
「わーってるよ、んなこたぁ…。」
Killter Ichaival tron…
彼女が聖詠を唱えた瞬間周囲が光に包まれ少女は鎧を纏った。
「なっ…。」「なっ!」
二人の声が重なった。
「本当に能力者ではなかったのか…。」
「だから言っただろ!アタシは能力者なんかじゃないって。」
「チッ…スメラギでも無く能力者でも無い…。確かSONGと言ったな、詳しく教えろ。」
その後アキュラに様々な事を話したがこの世界と違いすぎるらしく、彼の顔は暗いままだった。
「ハァ…参考にならん、ノワ。」
「お呼びでしょうか、アキュラ様。」
声が聞こえたかと思えば彼女はアキュラの近くに立っていた。
「コイツに部屋とここでの暮らし方を教えてやれ、やり方はお前に任せる。」
そう言うとアキュラはスタスタと出て行ってしまった。
「では…、まずはその衣服ですね…。」
雪音はメイド服に着替えさせられ様々な家事を教えられた。
…だが大抵の事は問題なく、むしろかなり上手くこなしてしまった。
「あなたはその並行世界でもメイドなのですか?」
疑問に思ったノワが質問した。
「いや、そーゆーんじゃねーけど…。まあ後輩達や先輩に普段からやってるからかな…。」
雪音は優しい眼差しで話した。
「そうですか…。」
ノワの目は何処か悲しげだった。
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それから数日アタシはこいつらの元で働いた。
ここ、神園家はかなりの金持ちらしく、部屋はデカいし人の出入りは多かった。
気になる事も出来た。
一つは出入りする人の中で医者が特に多かった事、もう一つは二人から絶対に入ってはいけないと言われた館があること。
そんな事を考えながら部屋の掃除をしていると、突然ソイツはアタシに話しかけてきた。
「ねーねー、君ダレ?新しいお手伝いさん?」
アタシは声のする方を見てすこぶる驚いた。
何せ声の主はまんまる、球体だったから。
IFズババのヘッドホンが全然集まらないので初投稿です。
未来世紀ブラジルみたいな感じにはしません、大マジデス。
ロロちゃんかわいい。