雪音が驚いているのをよそに"ソレ"は続けた。
「あっ!もしかしてお医者さん?それとも楽器弾きさん?」
少女は少しだけ落ち着いたらしく噛みそうになりながらも話した。
「ちっ違えよ!アタシは雪音クリス!ついこの間ここで働く事になったお手伝いだ!」
「フーーン……。」
ソレはしばらく雪音の周りを回りじろじろと見た後言った。
「お手伝いさんならミチルちゃんの話し相手になってよ、ついてきて。」
そう言うとソレは部屋を出て、館を出て、一つの館、「絶対に入ってはいけない館」に雪音を導いた。
「おい…ここって。」
「何やってるの?こっちだよ。」
雪音の言葉も無視しソレは強引に彼女を館に連れ込んだ。
しばらく歩き医者とすれ違った後一つの扉に辿り着いた。
「ミチルちゃーん!連れてきたよ!」
ソレはベッドの上に居る白髪の少女に勢いよく話しかけた。
〔ロロ、あの人困ってるよ。また無理やり連れてきたんじゃないの?〕
少女はタブレットに書いてソレに見せた。
「何言ってるの、ミチルちゃん!ボクがそんなことする訳ないじゃん!」
〔そう言ってこの間も無理やりだったじゃない〕
二人が仲睦まじく話しているのをじっと見ていた雪音に気付いた少女がタブレットを見せた。
〔あなた、誰?良い人?悪い人?〕
「アタシは雪音クリス、この間からここで働いてるお手伝いだ。っていうか喋れないのか?〕
雪音の素朴な疑問に少女は寂しげな笑顔で答えた。
〔わたしは小さい頃から病気がちで喋ることも立つことも難しいの。〕
「そうなのか…。名前は何ていうんだ?」
〔私はミチル、この子はロロ。〕
「よろしくね!クリスちゃん!」
ロロは雪音の顔に勢いよくぶつかり、ベッドに落ちた。
「イッテテテ…。おい、大丈夫か?」
〔大丈夫だよ、よくあることだし、すぐ起き上がるよ。〕
「そんなもんなのか…。」
雪音が困惑しているとミチルはとてもいい笑顔でタブレットを見せた。
〔起きるまで二人でお喋りしてもいい?〕
「…ああ!トーゼンだ!」
そうして長い時間が経った後アキュラとノワがものすごい形相で部屋に入ってきた。
「ミチル!?大丈夫か!?嫌な思いしてないか!?」
「ハアッ!」「ごはっ!」
ノワが雪音を突き飛ばしたのを見てミチルは急いで書いた。
〔その人は悪い人じゃない!嫌な事もされてない!〕
「……。」「……。」
二人は目を見合わせミチルに詫びをした。
「そうだったかのか!すまない、ミチル!」「申し訳ありませんでした、ミチル様。」
「テテテ…なんだよいきなり…。」
「テロリスト共とスメラギが戦うという情報をお前に伝えようとしたらお前は居ないし、ロロからの通信は途絶した。それが心配でこっちに来てみたらこの有様だ。」
「すまねえ…。でもなんでそんな情報をアタシに?」
「当然そこへ共に赴き奴らを殲滅するために決まっているだろう。」
「ふーん、そうなのか…。ん?…なんだってぇ!!??」
雪音、ここへ来て何度目かの絶叫である。
カーバンクルがかわいいので初投稿です。
コラボ終わっちゃうよおお!!IF翼も行っちゃうぅ!!
あっちなみに次回は翼さんパートデス。