蒼き雷霆は戦姫と共に   作:D・ヒナ

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一日二本


偵察任務

同時刻ーー

「なあ…。アタシ達、なんでこんな事してるんだ?」

「無論、バケモノ共を滅する為の力を得るためだ。」

二人は電波塔の近くのビルの屋上からイオタ達を見ていた。

ーーーーー

前日 夕方

「なんでアタシ達がテロリスト共の抗争にちょっかいかけるんだよ!

…まあ止めさせるってんなら協力するけどよ。」

「止めさせるのでは無い。殲滅するんだ。」

二人はミチルの居る部屋からかなり離れた所で話していた。

「殲滅だとぉ!?ふざけんじゃねぇ!争いは無くすべきだ!そうだろう?!」

「確かに無意味な戦闘は無くすべきだ。オレの弾丸も無限では無い。」

「そーいう事じゃねえよ!」

二人の声はどんどん大きくなっていく。

「まず第一何でお前がそいつらに喧嘩売る必要があるんだよ!」

「俺は奴らが持つ宝剣が欲しい、バケモノ共を殲滅する為に。」

「なんでアンタはそこまでそのバケモノとやらを殺す事に執着するんだよ!

そいつらはそんなに危ない奴らなのか?!」

「ああ!そうとも!奴らは人類の悪だ!だから殺す!皆殺す!」

「そうかい!そんならアタシも用心棒としてお前を護衛してやるよ!」

「そうか!正直戦力が足りないと思っていた所だ!ならば明日の深夜、作戦を決行する!遅れるなよ!遅れたら殺す!」

「ああやってやるよ!お前を守ってやるよ!」

そう言い二人は別れた。

ーーーーー

(はぁ…、そうだ…。アタシコイツに乗せられてこんな事してるんだった。)

雪音はスコープを見ながら自分の行いを悔いた。

「一階、出入り口に人影あり!しっかり見ておけ!」

いきなりアキュラは叫び双眼鏡を二人の人影に向けた。

「ッ!…あいつらが例のテロリストか…!」

雪音も追って銃口を向ける。

「撃とうだなんて考えるなよ、ここで気付かれれば作戦は失敗だ。」

アキュラが静かに言った。

「なんつった!?見殺しにしろってかぁ!?」

雪音が騒がしく言った。

「ああ、そうだ。それにあいつらは機械は壊すが人は殺さないらしい。」

「何ィ!?……ホントだ。」(あの人影…どっかで…)

雪音はアキュラの言葉で落ち着きを取り戻し、監視を続けた。

しばらくして最上階であろう場所に大きな男が現れた。

「居たッ!あいつが今回のターゲットだ!」

「あいつがぁ?ただの男じゃねーか。」

アキュラは興奮して、雪音はつまらなさそうに言った。

そうこうしている間にテロリストは屋上に着き、スメラギの人達は二人を囲んだ。

アキュラは興奮していたが、雪音は驚きが隠せなかった。

「先輩ッ!?それにあのバカ!何やってんだ!」

「知り合いか?例のSONGとやらの。」

アキュラが興味本位で聞いた。

「ああ、そうさ!だが何であいつらが…なっ!?」

言葉を遮らせたのは赤いものに包まれている風鳴翼だった。

「先輩!?何やってんだよ!ああクソっ!こんな時に!」

雪音は一瞬瞬きをした。

雪音が目を開くと屋上は綺麗な赤が咲き乱れていた。

「ああっ!」「ハハッ!」

「一瞬であの部隊を…ハハハ!あの力があれば…!」

アキュラは心の底から嬉しそうに笑った。

だが雪音は目の前の光景を信じる事が出来なかった。

咲き続ける血の花、咲かせ続ける先輩、それを見て足がすくんでいる立花。

「ああああああーーーーっっっ!!!」

その光景を信じることが出来ず雪音は叫び、気絶した。




休日が終わるので初投稿です。
みんな血にまみれろ…まみれろ…
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