フェザー拠点内にてーーー
「そういう関係だったのか…」
「はい…でもまさかこんな事になってるなんて…。」
立花は捕らえられた後フェザーにスメラギに助けられ、働かせられていた事。ここに来た理由は翼と同じという事。スメラギのやっている事は知らされていなかった事。全てをフェザーに教えた。
「お前は奴らの悪行を止めたくはないか?」
アシモフは立花に言った。
「勿論ですッ!その為に私達は来たんですから!」
立花は食い気味に答えた。
「そうか、ならば話は早い!我々フェザーに協力してくれ。」
「はいッ!」
こうして元スメラギ構成員立花響はフェザーの協力者となった。
その直後GVが二人の居る部屋に駆け込んで来た。
「アシモフ、大変だ!ツバサが!」
「彼女がどうした!」「どうしたんですか!?」
二人はGVに聞いた。
「ツバサの様子がおかしいんだ、狂ったように暴れている。二人共手伝ってくれ!」
その答えが聞こえた途端立花はGVの来た方向に向かって走った。
「待て!ヒビキ!」
二人は立花の後を追った。
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私は走った。翼さんに何があったのか不安でたまらなかった。
「ここだ!」
私は乱暴に開かれ少し傷がついている扉の先に行った。
「…なッ!?」
そこで私は青白く発光する透明の膜に向かって狂ったように殴りかかり叫んでいる翼さんを見た。
「目覚めた時からこうなんだ。ボクの第七波動で抑えてはいるもののいつまで持つか分からない。」
いつの間にか背後に居たGVが言った。
「三人がかりなら安全に抑えられると思う、手伝ってくれ。」
そう言うとGVさんとアシモフさんは体術の構えをした。
気が付くと膜は消えていて翼さんが飛び掛かって来ていた。
「フッ!」「ハアッ!」
二人は翼さんの腕や脚を必死に抑えていた。
「何やってるんだ、ヒビキ!手伝ってくれ!」
「…はいっ!」
私も声に動かされ二人を手伝った。
そうして私達は翼さんを拘束した。
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「ここは…?」
私は涼しい、むしろ肌寒く感じる部屋に居た。
「…ん?」
私は鎖で拘束されていた、ギアペンダントも取り上げられていた。
「ここは何処だ…?」
そんなことを呟いた後扉の先から声が聞こえた。
「翼さん、入ってもいいですか?」
「立花か!?頼む!鎖を切ってくれ!」
「それは出来ません。」
立花の声は震え今にも崩れそうだった。
扉が開く。
立花は目に涙を浮かべ、落ち着きがなかった。
「翼さん、体調はどうですか?」
立花が弱々しく聴いてくる。
「どうした立花!?いつものお前らしくないぞ!」
「らしくないのは翼さんですよ!」
私の叫びを掻き消し立花は叫んだ。
「…すみません、急に叫んで。…でもどうしちゃったんですか?あんな事…するなんて…。」
私は立花に聴いた。
「あんな事とは何だ?」
「覚えてないんですか?!あなたは沢山の人達を殺してるんですよ?!手を取り合えたのかもしれないのに!メラクさんも、イオタさんも!みんな!…あなたが…」
立花の言葉が聞こえた時私は全てを思い出した。嗤うメラク、睨むイオタ、恐怖し、叫び、死んでいく兵士達。
そしてみんなを殺している私。
「…ああ…あああ…
ああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
私は直後地面に倒れ体の自由が利かなくなった。
立花が私を抱きかかえ私の名前を呼んでいる。
私の意識はそこで途切れた。
鬱展開が大好物なので初投稿です。
翼さんとビッキーが合流できたよ!やったね!