蒼き雷霆は戦姫と共に   作:D・ヒナ

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モルフォ姉貴出たの少ししかないやん!どうしてくれんのこれ


見え始めた光

「うう…ひぐっ…。」

翼が泣きじゃくっているのを四人は静かに見守っていた。

「…すまない、私は沢山お前達に迷惑を掛けてしまったな。」

「いいんですよ、翼さんが元に戻ってくれたなら…。」

「そうだね。…だが君は誰だい?助けてくれたのは感謝するけど。」

二人は翼を慰めつつ新たに現れた一人を見る。

「自己紹介が遅れたわね、アタシはモルフォ。この子、シアンの意志が具現化した存在(マボロシ)。前までスメラギで歌わされていたの、助けてくれてありがとう。」

「そうだったのか…。改めて翼を助けてくれたのは感謝する、ありがとう。」

「ありがとうございます!モルフォさん!」

「本当に感謝する…ありがとう…。」

三人が口々に感謝を言う。

「…どういたしまして。でも私の力を使わないといけない程に気を病むなんて何があったの?」

モルフォが言うとしばらくした後翼が重々しく語り始めた。

「……私は沢山の人を殺した、沢山の返り血を浴びた。本来我々は、私は人々を救い敵対する者には拘束、無力化が絶対なのに。私は何人も人を殺し、私の意志に反した行動をしてしまった。

…それもこれもあの時の言葉が原因なのだろう…。彼…メラクが言った言葉が忘れられず、彼の最期の表情が焼き付いてしまったんだ。」

「…それでツバサは宝剣を見た時あんな風になってしまったんだね…。」

翼がしばらく語った後GVが入り込み話を止めた。

「…でも、翼さんが無事でよかったです。」

「そうだね…ところでシアン、どうしてそこで縮こまってるんだい?」

GVが話題を変えるとシアンは涙を流しながら言った。

「翼さんが元に戻ってくれたのが嬉しい…っていうのもあるけど…あの時私あんなに大きな声で叫んで、しかもいきなり歌いだして…」

そこまで言った所で立花が割り込んだ。

「大丈夫だよ、シアンちゃん!…あの時は私もどうかしてた。それにあの時シアンちゃんが言って、歌ってくれなかったら翼さんは元気になってくれなかった。シアンちゃんは悪い事なんてしてない…だから、泣かないで。」

「そっか…ありがとう!ヒビキさん!」

二人が話している笑顔になった所でGVが二人に話しかけた。

「二人共、いや、みんなが仲直り出来た所で晩御飯、食べようか。」

「そうだね!でもすっかり冷めちゃったね。」

「すまない、皆…。私のせいで…。」

「もう翼さんったら!そんな顔しないでくださいよ!美味しいご飯が台無しですよ?ご飯なんてまた温めればいいんですから。その涙を拭いてください。」

「ああ…ありがとう立花…。ありがとうみんな…。」

こうして五人の楽しい、穏やかな夜は過ぎていった。

ーーーーーーーーー

「…んん…ああ、もう朝か。昨日はあのまま寝てしまったんだな。だが、ここでこんなに熟睡できたのは初めてだ。それだけ昨夜は楽しかったという事だろう。」

翼は起きて独り言を呟いた後周囲を見渡した。

「そういえば…今は何時だ?」

そう言い翼は時計を見た。

すると時計はかなりギリギリの時間を指していた。

「あっ!不味いッ、皆!起きろ!」

「んん?どうしたの?」

GVが目を擦りながら起きた。

「もうこんな時間だ!急がなければ不味い!シアンを起こすのを手伝ってくれ!」

翼は必死に言うがGVはまた横になり言った。

「今日は学校は休みだよ、ミッションもアシモフのおかげで入ってない。寝ててもいい日だよ。」

「そうなのか…とでも言うと思ったか!もうこんな時間だぞ!皆寝すぎだ!」

そう言い結局翼は皆を起こし朝食を摂らせた。だが朝食を作ったのはGVだった。

・・・・・・・・・

朝食後、多分10時くらい。

「うーん…今日は何もない日だから本当に暇だね~。」

立花が独りごちた。

「そうだね…本当に何も無いね…。」

シアンもそれに同調した。

「……。」

GVはだらけている二人を見て何かを思いついた。

「みんな、折角だし何処かに遊びに行かないかい?ボクも行きたい所があるし。」

「うん、行こう!私も暇してたし。いいよね、シアンちゃん!」

「うん。私も出掛けるのはあの時以来だし。」

「ツバサもいいよね?」

「ああ!正直私も暇で腕が鈍りそうになっていた、お供するぞ。」

「さて、三人の了承も得たし。一時間後に出発するよ。」

こうして四人の休日は始まった。




推しキャラの薬漬けの夢を見たので初投稿です。
次から少し平和回です
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