立花響が目を覚ますとそこはSONGにどこか似ていてそれでいてどこか違う場所だった。
「目が覚めたか。」
目の前の軍人であろう男に立花は力なく静かに頷いた
「立て、紫電様がお前に話があるそうだ。準備が出来次第来い。」
そう言うと目の前の男は扉を指さした。
着ている病院服であろうものを整えつつ立花は考えた。
(どこだろうここ…?みんなはどこ…?)
そんなことを考えつつも準備を終えた立花は男に案内され扉の先へ歩いていった。
しばらく歩いた後一つのとても厳重そうな扉の前に着いた。
「失礼します!」「失礼します…。」
二人は挨拶をし中に入った。
扉の先には一人の少年がいた。だが彼は立派な服を着て高級そうな椅子に座り一つの紙を睨んでいた。
「彼女を連れてきてくれてありがとう、もう戻っていいよ。」
少年は男に向かって言った。男は返事をし戻っていった。
「さて、君の正体を教えてもらおうか…。」
少年は立花に問う。
「えっと…ここは…?それにあなたは…?」
立花が少年に問うと少年は静かに笑顔を見せ話し始めた。
「おっと、まだ自己紹介がまだだったね。僕は紫電。ここ、皇神グループのトップ…じゃないけど偉い人さ。君がここに来た時の第一発見者でもあるね。」
紫電がそう言うやいなや立花が感謝を述べた。
「そうだったんですか!ありがとうございます!もしあなたに見つかっていなかったらどうなっていたか…、本当にありがとうございます!」
「どういたしまして。…君の名前は?」
「私は立花響です17才で誕生日は九月の十三日です、血液型はO型で身長は…」
そう言った所で紫電はそれを制止した。
「もういいよ、ありがとう。…では立花響、君の目的は何だ。」
さっきまでの笑顔はどこかに消え失せ尋問官のような表情と目をしていた。
「えっ!?…あーえっとですねー…」
立花が動揺していると紫電は追い打ちをかけた。
「言い訳は無駄だ、突然の出現、纏っていたモノ、謎が多すぎる。」
「それはー…そのー…機密事項でして…。」
そう立花が言うと彼女の体がいきなり静かに浮き、首に手のような何かが張り付いているような感覚と苦しみを彼女に与えた。
「これでも話す気にならないかい…?」
「カヒュッ…ハッ…ガァ…」
立花の意識が飛びかけた所でどこからかさっきとは違う男の声が聞こえた。
「紫電様!大変です!輸送中のアレが!」
その報告が聞こえた途端紫電は悪態をつき、それと同時に立花の苦しみが消えた。
「ゴホッ!ゴホッ!ハアッ…ハアッ…」(何だったの…今の…)
立花が喘いでいる間に紫電は彼女に言い放った。
「君に部屋を用意してある、そこにいる男が案内してくれるだろう、君の持ち物もそこだ。」
「あなたは何処へ…?」
立花が聞くと紫電は少々声を荒げて言った。
「少しここを出る、メラク!聞こえているんだろう!彼女を守れ!」
言い終わると彼はいつの間にか部屋から消えていた。
フラつきながら部屋から出ると先ほどの軍人らしき男が立っていた。
「来い、立花響。」
そう言うと彼はスタスタと歩いていってしまった。立花は置いて行かれないよう頑張ったが疲労と先程のダメージで追いつくことなど到底不可能で最終的には彼女の意識は沈んでしまった。
彼女が目覚めた時にはベッドの上だった。
初投稿です。読んでいただきありがとうございます。
ストーリーはとりあえずアニメのガンヴォルトを参考にしてみました。
ところで紫電兄貴ってフォースみたいな事とかサイコマンティスみたいな事って出来るんですかね?(時すでに遅し)