「構えを解いてください!私達はあなたと戦いたくありません!」
立花がカレラに向かって叫ぶ。
「拒否するッ!小生はそなたら…特にその剣の娘と戦う為に此処に来た!なんでも七宝剣の内の二人を屠ったそうではないか!そう聞いてから武者震いが止まらんのだ!さあ!小生に二人を屠った力…見せてみよ!」
そう語った後カレラは翼に向かって走り出した。
「フッ!ならばみせて差し上げよう、防人の剣をッ!」
翼も剣を振り上げながら走り出した。
カキンといい音を立てて剣と籠手がぶつかる。
「ヌハハッ!二人を屠った力…その実力は確かなようだなッ!」
カレラが拳を振るいながら笑う。
「お前こそ、その拳ッ!これ程豪快な物は受けたことが無いッ!」
翼もカレラの拳をいなしながら叫ぶ、だが彼のように笑ってはいなかった。
見ていた二人が駆け出し始めた頃、翼はカレラの隙を見つけた。
「隙ありッ!」
翼は剣を逆にして峰打ちをしようとした。だが次の瞬間剣が音を立てて折れた。
否、巨大な″拳〟にへし折られていた。
「何ッ!?」
「そなたの剣は技こそあるものの力が足りん!小生の磁界拳には遠く及ばぬわァ!」
「ゴハァッ!」
翼は気が付けばカレラの拳に壁に打ちつけられ叩き伏せられていた。
「チッ!なら遠距離でッ!」
翼が意識を失ったのを見てGVが舌打ちをしながら発砲した。
「フッ!その程度の弾丸で小生の体に傷を付けられると思っていたのか!」
「元々付けるなんて思って無いからね。」
GVは針を軽々と受け止めたカレラに対してそっけなく返し電撃を流し込んだ。
「ヌアァァァァァッ!!」
カレラは体の一部を焦がしながら叫び、膝をついた。
「気絶させたよ、後は…」
GVは途中まで喋り倒れた。
「GVさん!?」
「何だコレは…力が入らない…。」
立花が駆け寄り抱きかかえるがGVは力なく喋る事しか出来なかった。
「ヌハハハハハハハッ!そなたの雷撃、小生の磁力の拳で捻り潰してやったわ!」
カレラは焦げた体とは裏腹に豪快に笑う。
「まさか…ヤツは能力因子にまで干渉出来るのか…!?」
GVがカレラの能力を推測する。
「…さあ!娘よ、小生と戦え!小生に力を寄越せ!それとも二人を殺されるのがご所望か!」
その言葉を聞いて立花の体がピクリと動いた。
「…二人をこれ以上傷つける訳には行かない。手加減無しで行きます!」
「小生の拳、受けてみよッ!」
叫んだ途端カレラの巨大な拳が立花に向かって行った。
「遅いッ!」
立花は拳を軽々と躱しカレラを殴った。
「ウウッ!そなたの拳、中々の物だな…。だがこれならばッ!」
カレラはもう片方の拳を広げた状態のままで立花に向けて飛ばした。
「なッ!?ガァッ!」
もう一つの拳に対応できず立花はカレラの拳に捕らわれてしまう。
「ヌラァァァァッ!」
カレラは一瞬の隙に飛び上がっていて拳を立花にぶつけた。地面が衝撃で崩れた。
「があーッ!」
立花は拳の衝撃で吹き飛ばされていた。
だが拳から解放された事でダメージは負ったものの立ち上がる事が出来た。
「ヌハハッ!小生の技をまともに受けて無事でいられたのは貴殿が初めてでござる!小生に貴殿の力をもっと見せてみよッ!!」
「言われなくても…あなたを止める事で見せてあげる!」
「ヌハハハハハハハッ!気持ちの良い返答、実によきかなッ!!拳同士のぶつかり合い!血沸き肉躍るとはこの事でござったか!」
カレラは嬉しそうに叫んだ後両拳に瓦礫を集め始めた。
「小生が欲するは更なる力!力とはより大きな力を乗り越えた時磨かれる!さあ娘よ!小生に更なる力を!」
「たとえどれだけ磨かれた力でも止める!私の拳を砕いてでも止めて見せる!」
「ならば砕いてみせよ!小生の拳をォッ!」
カレラは叫んだ後瓦礫を飛ばし自身も飛び掛かった。
「どんな物でも砕いてみせる!あなたの力も!」
立花は叫び拳で瓦礫を打ち砕きカレラは足で突き飛ばした。
「ヌアアアッ!…貴殿の拳!小生の全力を受けきれるか!」
そう叫ぶとカレラの拳から巨大な闇が生み出され周囲の瓦礫を吸い込んだ。
「何コレッ!?吸い込まれる!」
「これで終わりではないッ!爆発四散!」
カレラが叫ぶと闇が爆ぜ周囲は煙に包まれた。それと同時にカレラは拳を地面に着けた。
「ヌハハッ…小生の力が…勝った…ッ!?」
カレラは笑っていたがそれもつかの間。煙の中から立花がよろよろと歩いて来た。
「カレラさん…勝ちましたよ。砕いて見せました。」
立花は微笑みながらカレラに言う。
「まさか…小生の全力から逃れる者がおるとはな…。さあ、とどめを刺せ。」
カレラが力なく言うが立花は首を横に振る。
「私、さっきので力出し尽くしちゃいました。」
「ヌハハ…そうか…、満足だ。」
そうカレラが呟いた途端二人は意識を失った。
その後フェザーの部隊が到着しデータバンク施設は制圧、カレラは拘留させられた。
PC版ガンヴォルトの操作に未だに慣れられていないので初投稿です。
死んでないからあの人の仕事が一つ減ったよ!やったねたえちゃん