「…暇だ…。」
列車の操縦室の中で翼が呟いた。
「仕方ないじゃないかツバサ。アシモフの忠告通り、対空砲があった。しかもかなりの強度の。あれは完全にボク達を迎え撃とうとしてた。」
GVが面倒そうに説明した。
「そうだが…」
「またGVは女の子に声かけて…ふわぁ…。」
モルフォがGVにちょっかいをかけようとするがアクビが出たので中断した。
「モルフォ、眠いのかい?」
「ええ…ちょっとね…久しぶりに力を使ったから…」
GVの質問に答える途中でモルフォは消えてしまった。
「帰ったらシアンに羽織る物をかけてあげないとね…。」
GVは景色を眺めながら一人呟いた。
・・・
「うむ。敵能力者の捕縛、感謝する。ご苦労だった、GV。」
アシモフがデイトナを抱えながらGVに話す。
「こっちこそ。忠告が無ければミサイルを撃ち落とされていた。ありがとう。」
GVもアシモフに向かって話す。
「Your welcome. それでは、また。」
アシモフは振り向き歩きながら別れの挨拶をした。
「またね。」
GVも他の三人の方を向きながら挨拶をした。
・・・
「こいつは…!?」
雪音は目の前の惨状を見ながら言った。
「隠れ家が…バレていたのか…!」
翼はボロボロになった隠れ家を見ながら言った。
隠れ家の扉は何かで強引に開かれ部屋は荒らされていた。
「シアン!無事か!?」
「シアンちゃん!居たら返事をして!」
先に家に入った二人がシアンに呼び掛ける。…が、返事は無い。
「…ッ…これは…。」
GVは目の前にある缶ジュースの缶のようなモノを見ながら呟く。
「GV、何か見つけたのか?」
翼がGVに近寄る。
「睡眠ガスのグレネード…コイツがあるって事は…!」
いつの間にか来ていた雪音が呟く。
「ああ…シアンは何者かに連れ去られたんだ…!」
GVは怒りを込めた声と目で言った。
・・・・・・
「スメラギの野郎共…オレ達をナメてやがるぜ…!」
通信の向こうでジーノが歯を食い縛りながら言った。
「落ち着け、ジーノ。たった今、諜報班から連絡があった。どうやらシアンはスメラギの衛星拠点アメノウキハシに連れ去られたようだ。」
アシモフが全員に地図等の情報を送信しつつ話した。
「衛星軌道から全世界にモルフォの歌を拡散する…恐らく、それが連中の狙いだろう。我々としても、この馬鹿げた計画、阻止せねばならない。」
アシモフは演説のように立派に言った。
「ボクが行くよアシモフ。」
「私も行きます!」
「私も行かない訳にはいかん。」
「アタシも行くぞ。」
GVの言葉に続いて三人の言葉が並ぶ。
「アメノウキハシに行くにはスメラギの軌道エレベーターを使うしかないわ。まずは、軌道エレベーターのコントロールを奪わなければならない…。」
モニカが資料を送信しつつ話した。
「そっちはオレ達に任せな…なあ、リーダー?」
ジーノがアシモフに問いかけるようにして話す。
「ああ、お前達には陽動と正面突破を任せる。大変だとは思うがお前達なら出来る筈だ。」
「大丈夫です!正面突破は得意中の得意です!」
アシモフの言葉に立花が元気に答える。
「ありがとう…みんな。」
GVがしみじみと言う。
「頼んだぞ、GV…チームシープス、ミッションスタート!」
アシモフの言葉が終わると同時に皆が通信を切り、各々の仕事を始めた。
親のテーマ曲より聴いたテーマ曲をやっと見つけたので初投稿です。
これを動画化しようと素材を集めてみようとしたんですが…何せ素材そのものが無いという緊急事態…諦め。(お前が切り抜いて作ればいいと思うby心の声)