蒼き雷霆は戦姫と共に   作:D・ヒナ

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能力者絶対殺すマン×銃火器で世界平和少女


能力者を滅する者

翼が目覚めた数日後ーー

 

「………ッ!」

雪音はどこかから聞こえる戦闘音で目を覚ました。

そして周囲を見渡し自身の状況を確認する。

雪音がいた場所はどこかのビルの屋上らしき場所だった。

衣服に異常な所は無くペンダントも紛失していなかった。

雪音は立ち上がり身構えギアを纏った。だがそれは悪手だった。

纏った瞬間に銃弾らしきモノが彼女の頬を掠めた。

雪音が銃弾の飛んできたであろう方向に振り向くとそこには誰もおらず気付けば頭に銃口が突き付けられていた。

そして彼女の耳に少年の声が聞こえた。

「何だ、その装備は。皇神の能力者か。答えろ。」

(スメラギって何だ…?能力者…?意味が分からねえ…)

雪音は戸惑いつつも飛び退き飛んできた銃弾を躱し少年と距離を取った。

「貴様…逃げるな!」

少年は盾を構えつつ片手銃で攻撃してきた。

「うるせえ!アタシはスメラギでも能力者でも無えよ!」

雪音もハンドガンを構え即座に反撃する。

少年の弾丸は弾丸に打ち壊され少年にダメージを与えるかに思えた、だが盾が弾丸を弾き少年を守った。

「ならば…!」

少年は駆け出し雪音との距離を詰め接近戦に持ち込もうとした。

「させるかよっ!」

雪音は大量のミサイルで迎撃したが盾がまたもや少年を守った。

「無意味だっ!」

土埃が起こるが少年は勢いをつけ盾で雪音がいた所を殴った。

だが盾は空を切った。

「なっ!?」

少女は土埃を隠れ蓑にし隣のビルへ乗り移っていた。

「クソっ!待て!」

少年は少女を追った。

 

雪音は逃げる前に気付いていた、戦闘音がこちらに近づいていることに。そしてそれと同時に列車のものらしき走行音も近づいていると。

(クソっ!何だあの盾!全然攻撃が入らねえ!それに別の奴らまでやってくる…戦闘に巻き込まれるのは厄介だ…!)

そんなことを考えていた時雪音は気付いた、戦闘音の中に聞き間違うはずがない先輩(風鳴翼)の歌声が混ざっていることに。

雪音は気が付けば足を止め列車が来るであろう方向を見てしまっていた。

列車の上では翼と二人の少年が戦っているのが見えた。

「先輩!?何やってんだ!早く助けねえと…!」

雪音は移動手段(ミサイル)の準備をした。だがそれは少年によって阻止されてしまった。

「何をするつもりかは知らんが死んでもらうぞ、能力者(バケモノ)

「クソっ!やるしかねえってのか…!」

雪音はハンドガンをトンファーのように構え少年に向かっていった。

少年はまたもや少女に向かって発砲した、だが少女はそこには居なかった。

雪音は少年を飛び越え盾の向いていない方向から殴りかかった。

少年は銃を向けたが右手でそれを弾き飛ばし左手で相手の顔を殴った。

「ガッ!」

少年が隙を見せたのを見て一気にラッシュを叩き込む。

「オラオラァ!」

「ガ八ッ!」

少年は盾を杖のようにして膝をついた。雪音はそれを見て気絶させるために渾身の一撃を叩き込もうとした。

そのためだろうか、雪音は影から近づいてくる一人の侍女の存在に気付かなかった。

「ガアッ!?」

侍女は雪音の腹に重い拳を叩き込んだ。雪音の体が少年の寸での所で止まった。

「助かった、ノワ。こいつの相手は一人だと厳しかった。」

ノワと呼ばれた侍女が少年に答える。

「いえ、アキュラ様がご無事であればうれしい限りでございます。」

アキュラと呼ばれた少年が侍女に提案をした。

「…この能力者の宝剣は従来のものと違う、だからコイツを連れ帰り情報を得るというのはどうだろうか。」

侍女が雪音の体を俵のように抱えながら言った。

「それは名案ですね、アキュラ様。」

そんな会話を朦朧としながら雪音は聞いていたが反抗する体力は無く、されるがままだった。

(クソっ…すまねえ…先輩…みんな…)

雪音の意識はそこで途絶えた。

ーーーーーーーーーーーーーーー

気付けば雪音は何処か分からぬ廃屋の中で拘束されていた。




多分初投稿です。
クリスちゃん大ピンチ。
ノワおば…お姉さんってあんまり戦闘参加しないイメージある…ない?
次回は翼さんパートです(多分)
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