~あの人達なら結構ハマりそう~
GVがリビングに入るとシアン、立花、翼、雪音の四人がテレビに向かってやいのやいのしてた。GVはテレビを見てぎょっとした。テレビに映っていたのは先日ジーノに貰ったレトロゲームーー【モテモテになった男の子が迫ってくる女の子を目力で気絶させる】という頭のおかしいゲームだったからだ。
「えっと…何をしてるの?」
目の前の光景を理解できず、GVは一行に訊いた。
「ん?…見ての通りゲームをしているのだが…」
「う、うん…」
【翼がまともな顔をしてあのゲームを見ている】、その時点で大分GVはパニックになっていた。
「あっ!GVさんもやります?」
「やる?」
「おい手紙攻撃来てるぞ!」
立花とシアンは笑顔でコントローラーを握らせてこようとするし、雪音もゲームの方に熱中している。…女子四人をハマらせてしまうゲームにGVは恐怖すら感じていた。
「いっいや、いいよ。みんなで楽しんでて…!」
GVは自分でも分かるくらい引きつった平静を装った顔で静かに自分の部屋に戻った。
~日記~
「はぁ~…ん?」
雪音が何気なくカーペットに寝っ転がるとふと違和感があった。そこの辺りを探ってみると一冊のノートがあった。
「なんだこれ?」
「どうしたの?クリスちゃん。」
ノートを拾い上げた雪音に何気なく立花が声を掛ける。
「いや、カーペットの下からノートを見つけたんだけどよ…」
「名前とかは…書いてないね。」
「そうなんだよ…」
雪音が困り顔をしていると立花がニヤニヤとしながら雪音とノートをチラチラと見ていた。
「…中身見るなんて事しないからな。」
「えー…持ち主分からないじゃーん…」
「ん…それもそうだけどよ…」
「そうそう!開けちゃえ!」
立花がガバリとノートを開けるとそこにはギッシリと文字が詰められたページがあった。
「文章の最初に日付があるし日記だね。」
「勝手に見てんじゃねえよ!」
「にしても…これGVさんの事ばっかりだね。」
立花の言葉通り日記には「今日GVが…」「GVが私に…」「GVと…」などのGV以外の誰かがGVの事を書いている文章が大量にあった。
「…お前か?」
「そんなワケないじゃん!クリスちゃんじゃないの?」
「ばっ馬鹿!こんな夢見る乙女みてぇな事しねぇよ!」
「だよね…。翼さんは…」
「あの人は無いだろ。…ってぇ事は」
ガチャリ、と音がして扉が開く。
「ただいまー!」
そして、元気なシアンの声が聞こえる。
「お帰りー!」「お帰りだ。」
「「ただいま。」」
挨拶をするフリでノートを閉じる。
「あっ!」
シアンはカーペットの上にあるノートに気付いたらしく買い物袋を置いてから二人に駆け寄る。
「私のノート!探してたの!」
「そっか!私達もノートの持ち主が分からなくて困ってたからこれで一件落着!」
立花が少し日本語が変になりつつもシアンにノートを渡す。
「…読んでないよね?」
「うっうん!読んでないよ!」
「そっか!」
シアンはノートをテーブルの上に置いて、買い物袋の中身を二人と一緒に冷蔵庫に詰め始めた。
その後雪音は二人の関係を結構気にするようになった。
~買い物~
「しまったな…」
GVが冷蔵庫を開けて呟く。冷蔵庫の中にはロクな食材が無かったからだ。
「私、買い物に行ってくるよ!」
「いや、危ないしボクが行ってくるよ。」
シアンが買い物袋を持って元気よく言うがGVはそれを抑える。
「でも…私、みんなに何でも任せっきりで…私も何か役に立ちたいから…」
「大丈夫、シアンのその気持ちだけで十分だよ。」
そう言って立ち去ろうとするGVの肩を誰かが掴む。
「そんな事言わずに!私達も着いていきますから!」
背後に居た立花が構えを取りながらシアンに着いて行く。
「だけど…」
「まぁそういうな。たまにはアイツにもやらせてみたらどうだ?」
雪音がGVの肩をポンポンとしてから二人に着いて行く。
「では、これにて失礼します。」
翼も一礼して一行に着いて行く。
「…行っちゃった。」
その後一行の好み全開の食材を買ってきたのはまた別のお話。
なのはコラボのギアがゴツすぎるので初投稿です。
ゴリラだよね、あれ。かっこいい