〔更新停止〕天使に会うために転生したけどやっぱり尊い 作:愛しのマイはにい
巴の誕生日も近いしそろそろ書きたいなぁ……
無事にAfterglowのライブも終わり、平和な日々を過ごした。
はぐみとかけっこで競争したり、巴の家で久々にあことゲームしたり、紗南ちゃんと一緒にお買い物に行ったり、第15²回『オイオイオイ、妹可愛すぎだわ』で語り明かしたり、つぐみと散歩したりであった。
そして唐突に始まる文化祭
準備したり、薫に劇に出てみないかと誘われたりとなんやかんやあったもののどうにか出来た。ちなみにつぐみや蘭のクラスの出し物は当日までヒミツらしい。
楽しみだ。
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〜文化祭当日〜
「〜〜♪」
つぐみ達ってどんな店なんだろうね。一応俺のクラスはフリーマーケット的なのになっている。準備は殆どやっておいたから当日は緊急以外は店当番無くて良いよね?(威圧)って聞いたら二つ返事でオッケーしてくれた。皆やさしいね。
しかし、喫茶店……あるいは飲食店系か、それとも見世物系か……意外と発表系が来るかもしれない。
行ってみないと分からないってドキドキ良いよね!
あと去年ちょうど店番があこと被って会えなかったから今年はあこのクラスも行こうか。
それじゃあ……確か、皆の店番は……
今の時間は……つぐみ達が店番を務めていたな。
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いざ、B組の前に行くと喫茶店と看板にあった。A組も喫茶店だったが、高等部からは高度な飲食店系が許可されやすくなっているので一年は飲食店で攻めるのだろうか。
俺の時も飲食店だったな。と感慨深く思いながら入る。
「いらっしゃ───!?っいませ!」
男子生徒が案内してくれるようだ。
「連れは居ない。」
「はっ、はい!こちらの席でどうぞ!」
言い間違えてるぞ……『で』じゃなく『に』な?
「お兄ちゃん!」
「つぐみっ!」
正直に言うと可愛過ぎる。これを考案した奴は誰だ?滅茶苦茶いいセンスだ。
「その服、似合ってるな。」
「ホントに……?」
「うん、凄く可愛い。」
「えへへ……」
くぁー!やっぱもう全てが可愛い!
「幸介さんじゃん、やっほ〜」
「モカと巴か……ひまりは?」
「あー、ひまりは外で客引きしてるんだ。あ、つぐみが接客した方が良さそうだな。」
なる程、ここはメイド喫茶か。男陣はボーイ役だということか。まあ良くもオッケー出したな……?この高校は男も多いというのに……
「じゃあつぐみ、オススメメニューとか無いか?」
「えっと、このオムライスがここのオススメなんだけど……やっぱりお昼時じゃ無いからあんまり売れてないかな」
オムライス……喫茶店で出すものなのか?もうちょっとこうパンとかそういうのを出した方がいい気もする。しかも並々ある飲食店からメイド喫茶でオムライスを頼むのはかなりの
「手っ取り早く食べれる軽食が人気だと思うが……」
薫がこういうのやったら客が殺到するのだ。しかもなんであっても売れる。それで去年は売上が全校一位だったもん、ずるいわ。
「よし、オムライスを頼む。」
「はーい、オムライス一つ!」
いやしかし……
「懐かしい」
「……?お兄ちゃん、何が?」
「つぐみって良くおままごとしてただろ?覚えてるか?こーひーやさんって言ってな……」
「ちょ、ちょっとお兄ちゃん!」
本当に懐かしい。あの頃はメニューのレパートリーが5品くらいだったな。コーヒー、ケーキ、パフェ、ランチセット、何故かジュースもあった。
値段設定はウチに基づいて考えられていて、コーヒーが120円、ケーキが490円、パフェが390円、ランチセットが980円、ジュースは120円だった。つぐみにどうして珈琲屋さんなのにジュースがあるのか聞いてみると、コーヒーが苦くて飲めない人の為だと言っていた。やはり天使か?その後ある日母さんがつぐみにウェイトレスをやらせてみようって言い出して、つぐみは子供用エプロンに羽沢珈琲店の刺繍を入れてもらって、接客しだすともうヤバい。何がヤバいって可愛過ぎなんだよな、ホントガチで。腕捲りしてがんばる!って言うんだよ?そしてゆっくり運んでお客さんに渡す訳ですよ。ホントねこれヤバいんだわ。お客さんも滅茶苦茶ニッコリしてたもん。あれハロハピより世界を笑顔に出来るわホントに。で、それが終わったらちゃんと出来たよって喜ぶのよ。もうね、天使超えてるよ。なんだろう、巨大天使だろうか?まあその辺の階級分けの名称知らんけど真理に辿り着いた感あるね。無神論者も感動し心入れ替えてつぐみを神と崇め奉るのさ。それ見せられなくて申し訳ない、あー!本当に残念だったなー!
…………………………………
………………………
……………
───それからはもう商店街の名物よ。あの頃から沙綾もはぐみも手伝い始めだしたので、これはつぐみが全ての先駆者、つまり始まりの始まりよマジで偉い!
「あ、出来たみたいだから持ってくるね。」
マジで?早いな。
いや、しかしつぐみが作ったものでは無い。申し訳ないがここは辛口評価で行かして貰うぞ。
「お待たせしました!『メイドのオムライス』です!」
「……なる程」
見た目はごく普通のオムライス……ふん、こんなものより俺が作った方が良いに決まっているぞ。つぐみが運んで来なければ0点だ。
「じゃあ、いただき───」
「ちょっと待って!……まだ、そのオムライスは完成じゃ無いの!」
「なん…だと……?」
ここから何を足すと言うのだろうか。いや、ホントに一体何を?
「よし……お兄ちゃん、一緒に言ってね。……せーのっ───」
「───萌え萌えキュン♪」
「この儀式は一体……?」
「あ、あはは……愛情を込める?らしいけど……」
赤くなりながらもそう答えるつぐみ。
つまり、これってつぐみの愛情料理って事ですよね?そういう事で良いんですよね?
「…いただきますっ!」
公共の場だ。マナーを守り、このつぐみの愛情たっぷりのオムライスを最高に美味しいタイミングで食さねばな!
「あ!お兄ちゃん、待って!」
「ぬ?」
「ケチャップをかけるの忘れてた!ちょっと持ってくるね!」
「おう……」
無くても良いのだが……まあケチャップとオムライスは切っても切れない関係性があると言えるだろうね。どちらにせよ100点の料理……楽しみだ。
「ごめん、これで完成だから……」
「待ちかねたぞ───っ!?」
オムライスに描かれた文字は『お兄ちゃん
そういうことか?そういう事ですか?
「お兄ちゃんラヴ……っておかしいかな……?」
……この味、このあたたかみ。それらは全て現存する食事を大きく超えている。超越した料理……たった一口、口に含めばつぐみの愛を感じる……それだけではない!噛めば噛むほど愛を、愛を!───感じられるのだ!
勿論下品な情熱的な愛などではない!やさしく……やさしく……見守る存在であると再認識させる、そうまるで太陽の様にっ!いや!神のようになッッッ!
正しく全ての人民共に向けられる恵み……慈悲の心……それらがこのオムライスに詰まっているっっっ!!!
「ふふふ……はっはっはっ……」
「お、お兄ちゃん……?」
「つぐみ、このオムライスは美味かった。」
気分が良い。久々に気分がヘブンしてる。
「……あと25分くらいか、店番頑張れよ。」
「うん!あ、後でちょっとだけお兄ちゃんのクラスに行っていい?」
「あー、俺は店番は務めないぞ。」
「え?どうして?」
「ま、ちょっと頑張っただけだ。ああ、あと午後に蘭のクラスに一緒に行くか?」
「あ、えっと……午後からは生徒会の仕事があって……」
申し訳なさそうに答えるのを見ると心が痛む。
マジで?うわー、マジかよ……去年もそうだったじゃん……
「だから、皆とは回れないんだ。」
「そっか………」
ん?待て、おかしくないか?
つぐみって俺のクラスに行くつもりだったんだよな?だったら何故皆と蘭の所にも行かないんだ?ていうかよくよく考えると午前クラス当番で午後生徒会とかおかしいでしょ。
もしや、あるべき筈ではない事をやらされているというのか……?
「つぐみ、もしかして……」
「……大丈夫、無理してないよ。」
嘘だ。つぐみが嘘を付くときはいつも以上に目を開き、瞳孔も開く。長くそれを指摘されてきたせいか目を瞑って笑顔をするようになったのだ。それでも嘘と分かりやすいが。
だが、その笑顔も偽物とわかる。少なくとも15年は同じく生活してきたのだ。分かって当然ともいえる。
頼んだ奴がよっぽどの理由なしに頼んだのであれば……処す。
しかし、生徒会もこのクラスも俺の関わりは無い。現在つぐみの負担を取り除く手段は無い。
「ごめんね!つぐみ!」
ほう?あの女子生徒か。……ふん、急いで戻ってきた事は評価するが、そんな事で情状酌量の余地があるとでも思うなよ?
「あっ、戻ってきたんだ麻衣ちゃん」
「うん……結局、駄目だった。生徒会の仕事もあるのにごめんね。」
「ううん、良いよ。ああ、でも……」
「……失敗したのは私のせいだし、つぐみが気を使う事もないよ。」
何かを失敗しただと?つぐみに物を頼んでおいて失敗するという意味の無い行為をしたのか?無駄な時間をつぐみは過ごした事になるんだぞ?
決定だ、処そう。
「つぐみ、この女子が?」
「ああ、えっと……うん。」
「そうか……」
反省はしているようだが……やはり許せぬな。さて、どうやって───
「幸介さん〜」
「モカ?」
「混み合って来たので幸介さんの会計を終わらせたいのです〜」
「……わかった。オムライスは何円だ?」
「600円になりま〜す。」
「高いな……ランチセットでもないのに」
単品でこれとは。水すら頼んでないのにな。
「つぐの愛がマシマシだったから?」
「それだと払えんぞ……」
「じゃあ幸介さんのつぐへの愛をあたしに───」
「1ミクロンでもやるもんか。それにモカにはモカへの愛があるだろう」
「……ちょっと意外〜、つぐにしか愛が無いのかと思ってたな〜」
「流石にそんな事はない。あ、ちなみに親愛だぞ?」
いやいや、一応全キャラに愛着はあるからな?つぐみが最推しであって、他キャラはまあまあ推してるからな?まあ一番変わったのがはぐみの愛着だが、あれはあれで子犬みたいで可愛いってことに気付いた。はぐみって気使わなさそうに見えて意外と気使ってくるし。
おっと、こんなこと言ってたらはぐみの兄ちゃんに殺されてしまうわ。マズイマズイ……
「あ、モカはあとで蘭のとこに行かないか?」
「え〜?幸介さんモカちゃんのこと興味ないとか言っておきながら誘うんですか〜?」
はぁ!?なに言ってんの?……おっと、蘭の口調に(意味不明)
「でも行くだろ?」
「蘭のクラスは〜……はっ!これは言ったら駄目な奴でした〜、それじゃあお昼にいつもの所で待ってま〜す」
「ちょ、おい、押すな……」
無理矢理追い出されてしまった。ふぅむ、これからどうしようか。
よし!ちょっと早いけどあこの所に行くか!
午前の部(次話も午前)
前書きは原則書き始めた時に最初にしか編集しません。なので前書きと後書きで内容が違うことが多々あります
前書きを書いたときは蘭の誕生日すらまだだったとおもうんだけどなぁ……(´・ω・`)