〔更新停止〕天使に会うために転生したけどやっぱり尊い   作:愛しのマイはにい

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どうも、こんにちは。いろいろ拗らせマンです。


作戦始動

この作戦は大掛かりすぎる……だが、決行できたなら成功する確率は高い。他にも策は無いとは言えないが、一番良いのがこれだろう。

 

作戦は過去改変……いや、過去修正か。俺は過去へ戻り未来を変えるのだ。

 

 

 

……バカバカしいだろうが本当に真面目に言っている。そもそも俺がこの世界に来た、というより来れたのは時間跳躍のせいだ。

 

こう見えて前世?は科学者だった。

 

まあその辺の経緯はまた語るとして、どうやって時間跳躍をするのかということだ。

 

その装置、起動するエネルギー、それらを作り出す資金……全てが足りない状態でするのは夢物語だが、課題を解決できるところ、所謂アテが一つだけある。

 

弦巻財閥だ。

 

あそこであれば全ての課題をクリアすることができる。そう確信している。

 

今日、11月2日

 

この歪な世界を戻すための作戦を開始する日となった。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

そんなことを言ったが、まず、弦巻財閥との接触をしなければならない。大して科学的の成果も挙げていない男子高校生など相手にもしないだろう。インターネットを使い接触を試みる?相手の科学力を見るに専用の機器がなければ逆探知される。

 

だが、奴らを釣る“もの”ならある。それは前世の技術だ。超小型化、大容量化したデータチップ、光学機器、鉄にとって変わる新金属の精製、ヒトの神経電気を使った仮想空間へのダイブ·システム、機械には出来ない精密な動きをする事ができる人工筋肉、超重量の圧縮金属を用いたベーゴマの作り方……それらはこの世界にはない未知の技術だ。そういったものを開発しても、とある漫画に出てきたどこにでもドアというものは開発できないと言われいた。一応座標を指定するビーコンを目標地点に設置すれば空間転移をできるのだが、ビーコンを設置せずに目標地点に移動すると目的距離…つまり移動前を中点とした球体の表面のどこかへ転移する。地面、空中お構いなしにだ。

 

話が逸れた……最も、それらの大半が機密扱いとなっていて前世でも実用化までには至らなかったという悲しい事実もあった。

 

まあ前世の上の奴らの判断などはもう関係は無い。重要なのはその技術の価値だ。間違いなく弦巻財閥としても魅力なので協力してもらうのには十分だろう。

 

改めて接触方法についてだが、匿名で押し通すのは絶対に無理だ。そもそもそんな奴は信用できないし、時間跳躍に必要な機器は俺が作るのだから顔はバレる。んで、弦巻こころのお付きの黒服にはバッチリ顔を見られているので誰かも一瞬でわかってしまう。

 

だから最初から隠さない方針でいく。そして技術を教える引き換えに研究できるようにするしかない。

 

……身なりは整えた方が良いだろうか?

 

制服は、まあどうせ隠さないし制服で良いか。

 

あ、あとつぐみとかに知られるのも困るな……特に弦巻だけは知られたくない。はぐみなら説得可能だが弦巻こころは絶対に説得できない。

 

うん、ある程度計画は立った。

 

ここからは綱渡りだ。まずは弦巻財閥に興味を持ってもらうことが第一の関門。これを突破せねばもはや何も無い。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

〜inつぐみ〜

 

今日は月曜日。珍しくお兄ちゃんが急用が入ったということでいつもは手伝いをしない曜日だけど手伝いをしている。

 

カランカラン

 

「いらっしゃいませ……って紗夜さん!」

 

「こんにちはつぐみさん。……今日も一人なんですね。」

 

「お兄ちゃんが今日は急用があるって……いつもは私じゃなくてお兄ちゃんが手伝いをしてるんですけどね。」

 

聞くと、紗夜さんはお菓子作りであがった疑問を聞きに来たらしい。……ちなみに、一番早く名前呼び同士になった人が紗夜さんだ。

 

「ええ、家にオーブンが無くて電子レンジでもできるかを聞きに来ました。」

 

「一応電子レンジでもできますけど…あんまりきれいな見た目にならないし、難しいのでオススメはしませんね。」

 

「なるほど……」

 

お菓子作り教室で作ったクッキーを更に上達しようとしたけど設備が無かったみたいだ。そこで、お父さんが呟いていたことを思い出す。

 

「あっ!そうだ!オーブンを貸しましょうか?」

 

「オーブンを……?いえ、そこまでして頂かなくても……」

 

「でも、お菓子作り教室で見たと思うんですけど、うちはオーブンがたくさんあって普段は使ってないオーブンもあるのでお菓子作りを上達したい紗夜さんに使ってもらった方が良いかなと思って……」

 

「……使わないオーブンですか……でしたらお願いできませんか?」

 

少しためらった後の、紗夜さんはうつむき気味にそう言ってきた。

 

「はい!ちょっとお父さんに聞いてきますね!」

 

一旦奥のお父さんに使ってないオーブンを貸しても良いか聞いてみるとすぐに良いと言ってくれた。

 

「紗夜さん、お父さんが貸しても良いって言ってくれたので、今から持ってきますね!」

 

「すみません……つぐみさんもお手伝いの途中でしたのに……」

 

「いえ、紗夜さんがお菓子作りに興味を持ってくれたのが嬉しくって!また今度、他のレシピも教えますよ!」

 

「では、まずはクッキーから上達しませんとね。」

 

これも私の新しい『いつも通り』になると良いな!




幸介とつぐみはどちらも献身的で努力をするが、幸介はあくまで丁重な扱い意識しているだけで、努力は自身の目的の為だけにする。つぐみは優しさと生来の性格からくるものであり、自身は勿論他人の為にも努力する。

二人とも兄弟揃って優しいと評されるが、実際は全然違うんですよね。あと幸介の丁重な扱いはガルパに関係のある人物にしか適応されないので、普通の人は余程のことが無ければ適当にしか相手にされないのでそれが恨みを産んで学校で悪い噂を立てられているという訳です。

自業自得ですね。
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