〔更新停止〕天使に会うために転生したけどやっぱり尊い 作:愛しのマイはにい
現時点のバンドリ(シーズン2)なので現行のストーリーとは設定が違います。
こんなものを書いてしまう私を赦してください……
ザワ……ザワザワ……
キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン
「はーい、じゃあ始めるぞー。白金、号令を」
「は、はい……起立、気をつけ、礼……」
「「「よろしくお願いします。」」」
「着席……」
「じゃあさ───「───あの!」……市ヶ谷、どうした?」
「これ……なんなんですか?」
「有咲、学校だよ?」
「おたえに聞いてないっ!……えーと、羽沢さんのお兄さんでしたよね?」
「ああ、でも今は羽沢先生だ。いいね?」
「いや、そういうことじゃなくて……」
「まあ、説明するから少し待っていてくれ。……ここは、バンドリ学園2年A組だ。」
「いや、紗夜さんとか燐子さんとか年齢違うじゃん……そもそも羽丘と花咲川の制服で混じってるし……」
「そこはつっこんでは駄目だ。というより市ヶ谷、先生が話しているときは私語を慎めとおばあちゃんに教わらなかったか?」
「いや───!……はい、静かにします……」
「うん、じゃあ続きを説明しよう。現校長…いや、現オーナーの都築詩船先生のやりきったかい方針の元、様々なバンド間の交流を深め合ったり、今後活動していく上で重要なことを学んだりという目的で設立された。……何か質問は?」
「はい先生。」
「どうした奥沢?」
「関係ありませんが、あたしの後ろに席が空いているのはどういうことですか?」
「良い着眼点だ。早々と言ってもまだ初日だが、ここに転入する予定がある生徒がいるということだ。その時は仲良くしてやってくれ。」
「聞いたわはぐみ!一体どんな人なのかしらね?」
「仲良くなりたいね、こころん!」
「他には?……じゃあ続けるぞ。この時間は0時間目だ。設てi、校則の確認と簡単なレクリエーションで終わらせるぞ。」
「レクリエーション……?一体何なのかしら。」
「……そうだな、今私語したから湊……よし、ボーカル全員が自己紹介だ。」
「「えっ」」
「湊さん……?」
「申し訳ないわ……でも、羽沢先生。それはバンドの活動をする上でどこが重要なのかしら?」
「自己紹介は必要だ。なぜならお前たちは演奏前によくメンバー紹介をするだろう?ボーカルってのはバンド紹介や口上を述べることが多いから、それを練習しておいて損はない。そうじゃないのか?」
「そういうことならするしかないわね。」
「美竹は納得したか?」
「……そういうことなら。」
「よし、じゃあボーカルは前に来い。じゃんけんで順番を決めてから一人ずつやるんだ。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「最初は丸山からか。いつでも初めていいぞ。」
「じゃ、じゃあ。行きます……!」
(彩ちゃんなら安心ね。あれだけ私と練習したもの。)
「まん丸お山に彩りをっ!パステルパレットの丸山彩です!よろしくお願いします!特技は頑張ることと、諦めないこと!どんなことにも挑戦しましゅっ!」
(最後の最後噛んだ。)
(彩ちゃん……)
(彩さん……)
(アヤさん……)
(やっぱり彩ちゃんって面白いなー!)
「うん、拍手を。」
パチパチパチパチ
「噛んじゃった……」
「丸山の自己紹介は自身の個性を的確に表していた素晴らしいものだった。じゃあ次は戸山。」
「はいっ!」
「よし、始めていいぞ。」
「Poppin'Partyの戸山香澄です!好きなものはフライドポテトとご飯!皆もキラキラドキドキしよっ!」
「はい、拍手」
パチパチパチパチ
「元気だが、もうちょっと内容を濃くしような。じゃあ次は美竹だ。」
「はぁ……」
「もっと元気良く。だ」
「……Afterglowのボーカル、美竹蘭です。」
「……………」
「……………」
「いやそれだけかよ!もっと無いのか!?」
「いや、無いでしょ……」
「最近6th singles出ましたとかあるでしょうが……」
「それ、2ヶ月ぐらい前の話だよ?」
「な?ここには知り合いしか居ないんだしもうちょっと拘ってみては如何かな?」
「……Afterglowの美竹蘭です。好きなものは……ビター系のお菓子「と華道」───モカ……!……華道も好き、です。」
「頑張ったな。じゃあ次、弦巻」
「ハロー ハッピーワールド!の弦巻こころよ!好きなことは楽しいこと!みんなもハッピーになればこの学園生活が楽しくなるわ!そうだ!美咲、はぐみ、薫、花音!今からライブをするわよ!」
「「えぇっ!?」」
「ライブでみんなを楽しくさせるんだね、こころん!」
「ふふ……どうやら私達の出番のようだ。」
「じゃあ早速───「はい、そこまでっ!」」
「展開的にも美味しいけど時間押してるからライブはまた次の機会だ。それに、まだ一人自己紹介が終わってない。」
「あら、そういえば友希那の自己紹介がまだだったのね!じゃあライブは後にするわ!」
「ああ、後で幾らでもやって良いから今は控えるんだ……最後は湊。まあこんなのでもトリを務めているが、大丈夫か?」
「ええ、任せてちょうだい。」
「Roseliaの湊友希那よ。私達は頂点を目指しているわ。この学園生活で頂点を目指す上で大切なものを見つけられるように頑張りたいわ。それについては皆も同じ意見なのではないかしら?だから、5バンドそれぞれ助け合って高め合いましょう。」
パチパチパチパチ
「うん、最後にふさわしいまとめだった。」
「当然よ。」
「よし、湊がなんかいい感じにまとめてくれたし、これにて授業を終わる!白金、号令を」
((あ、その辺は案外適当なんだ……))
「……起立、気をつけ、礼。」
「「「ありがとうございましたー」」」
番外編。正直に言うと台本形式にした方が良いのではと思うが……
席順は
─────────教卓─────────
─戸山──美竹──丸山──湊───弦巻─
─花園──青葉──氷川──氷川──瀬田─
─牛込──上原──白鷺──今井──北沢─
─山吹──宇田川─大和──宇田川─松原─
─市ヶ谷─羽沢──若宮──白金──奥沢─
─空席──空席──空席──空席──空席─
─空席──空席──空席──空席──空席─