〔更新停止〕天使に会うために転生したけどやっぱり尊い 作:愛しのマイはにい
「………ッ!」
ベットで臥せていた身体を起こす。薫は……大丈夫なのか……?
くぐもっているが騒がしい音が外から聞こえる。ここは、保健室か……
ガララッ
「幸介くん!」
花音ちゃんがやって来た。余程心配してくれるのかとても大きい声だ。
「こーくん!!!」
「っ!」
はぐみ……耳が、死ぬ……心配してくれるのは嬉しいけどさ……
「良かった……」
「大丈夫!?ケガしてない!?」
「大丈夫……それより声のボリュームを落として……」
「う…うん……」
「ご、ごめんね……?」
……よく分からないが感覚が鋭いままだ。これは…一体……?
「……それで、薫は?」
「薫さんはもう少し後で来るって…私達に幸介くんを見ててって頼んだんです。」
「そうか……」
無事か……良かった……
「で、今後の予定は?……ああ、えっと。文化祭はこのまま行うの?」
「うーん……中止になるとかって聞いては無いけど……かのちゃん先輩は知ってる?」
「それは…分からないなぁ……」
……続行、するのか?
ガラガラ
「失礼します。」
「「紗夜ちゃん(紗夜さん)!」」
「……氷川さん、何か用で?」
一体どうして。凄い真面目だしあの会議のことを責任に思ってそう。
そもそも逆にその程度でどうして来たんだろう。ん?何で来てるんだ?
───今何時だ?
「…………」チラ
…6時半頃か。
俺が気を失ったのが何時だっけ……2時?いや1時かもしれない……
一体どれ程眠っていたのかと考えていると、氷川紗夜が怪訝そうな顔で俺を見ていた。
「?」
「…いえ、羽沢さんの……目が───」
「目?───あっ!」
「こ、幸介、くん……」
奥にあった鏡を恐る恐る見てみると───
俺の目は真っ赤に染まっていた。
「………これは……!」
まさか、この鋭敏になっている状態の代償か何か、と言うことか?
そもそも何故赤い?充血でもしているのだろうか。でも、それにしては透明度というか、透き通り過ぎている。喩えるならばステンドグラスといっただろうか。
「……まあ良い。それと───私だって一応の予防線を張ったに過ぎません。ですので貴方が責任を感じる必要はありませんよ。」
アイツと……話がしたい。
その目的を果たす為、何か言いたげな氷川紗夜を尻目に外へと出た。
アイツはあそこに居るだろう。その予想は間違ってなく、そこに居た。
「───薫」
「幸介……大丈夫なのかい?」
「悪いが薫を借りてく……来い。」
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誰も居ないことを確認して屋上に出る。薫も後に続いてやって来た。
「……それで、話ってなんだい…?」
「…そうだな……俺はな、迷ってた。いや───」
「───ビビってた。迷っていたなんてものじゃない。怖くて、逃げてた。」
「何を……」
「俺の取った行動で、それが原因で取り返しのつかない事態になったら。ずっと目を背けてた。見ないようにしていた。」
「…今回は防げたじゃないか」
「いや、俺だけじゃ防げなかった。道を、新たな"可能性"を示してくれて、引き留めれても……防げなかった。」
「……だから、何を言いたいんだ。幸介?」
「俺はな、お前が臆病だって知っている。根も葉もない幽霊程度で怖がるって知ってんだよ。そして、お前が奴に刺されるという過去もな。」
気絶する寸前に俺は観た。薫が奴に刺される所だった。
己が死ぬとなれば殆どの人間は絶対に避ける。それが未来で起こるのなら尚更避けるだろう。だが、コイツは───立ち向かった。
「お前が勇気を出して立ち向かった。今思えば奴を追跡することすら嫌だった筈だ。だが、それをした。未来が変わると信じて。」
「───俺はそれに勇気を得れた。起きてしまった"過去"を嘆くのじゃない。いつか起こる"未来"を憂うのでもない。紛れもない『今』を変える為に行動するのだと理解できた」
それは殆どの人にとっては"あたりまえ"のこと
だが、俺は出来ていなかった。自分のことすら理解できずに迷っていたのだ。
だが、それも終わりだ。俺は彼女らを殺した。……人数で言えばおよそ200人程度だろう。勿論200の命を救ったから帳消しになるというものではないし、死んで赦されるとは到底思えない。
だから犯した"罪"を背負って俺は生き続ける。
俺の望む未来……それは───
これAfterglowの水着イベあるぞ!?