〔更新停止〕天使に会うために転生したけどやっぱり尊い   作:愛しのマイはにい

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ドリフェスを水着ガチャ終了と勘違いした人です。


真の目的

「幸介くん……」

 

「……はい」

 

むっと顔を強張らせてこちらを見る花音ちゃん。正直怖くないしむしろカワイイけど、物凄い圧を感じる……

 

「ちゃんと分かってるの?」

 

「……はい」

 

「……あんまり無理しちゃ駄目だよ?」

 

「…無理は───」

 

「無理は駄目だよ?」

 

「分かった……」

 

心配性だなぁ……まあ凄いありがたいんだけどね。

 

どうしてバレたかっいうと沙綾が言ったらしい。文化祭終了後なんかプチドラマー会議みたいなのがあったらしく、そこで話したみたいだ。そもそも花園が戻ってないという情報は得ていた筈だしRoseliaまでもが出はったのはさぞ不自然だったんだろうな。

 

あと俺は全力を出しすぎて筋肉が千切れかけていたらしい。道理で4分で2kmを移動できた訳だ。痛みを感じなかったのも自身で勝手にアドレナリンを出しすぎて鈍っていたようだ。お陰で集中切れた時はクソ痛かった……

 

「はぁ……」

 

最近は落ち着いていると思ったのに何かザワザワするし、ウチでも何かザワザワしてるし……ホントさ、善意じゃ無いんだよ。むしろ打算で動いてるから何か褒めてくる奴には適当な返事しかできんのだ。

 

「……あ、そういや花音ちゃんは出るの?」

 

「何にかな?」

 

「Poppin'Partyの主催ライブ。つぐみたちが出るって言ってたから」

 

「うーん……多分、出るんじゃないかな……」

 

「予定が無いって怖いねぇ」

 

あははと困ったように笑う花音ちゃん。いや、割と切実そうなのが笑えない。

 

さて、例の曲があるかどうかだな……

 

足も以前のように動くし、何も問題はない。勿論Afterglowのライブも楽しみだしな。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「……まだ夏じゃ無いんだな……」

 

長い、長い期間を過ごした。今年に入ってから、ずっと……

 

僅か6ヶ月。俺は一生と等しく感じた。

 

文化祭のあの時から、俺の過去を全て観れるようになっていた。

 

恐ろしいかな、全て、誰かが欠けていた。思った以上に俺は罪を背負っているらしい。この身にはそれらの命を通して生きて───生かされていた。

 

もし、誰も欠けない世界に辿り着くことが出来れば───それが贖罪となる事を信じて彼女らを助けよう。

 

例え永遠に繰り返されるとしても、俺は償い続ける。償い続けなければいけないのだ。

 

この身に預けられた命を忘れてはいけない。

 

だから、どうか。俺が生きることを───

 

───許してくれないだろうか。

 

罪が増えることはあれど、消えることは無い。

 

これを"望む世界(Hello World)"と名付けようか。




幸介は8.3m/sで住宅地の塀を移動していたようです。(初速を考慮せず平均速度のみで計算したので実際はこれより速い)

100m陸上の桐生選手の最高速度は11.65m/s

香澄を背負って細いブロック塀の上をこんな速度で走るとかどう考えても無理がある……
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