〔更新停止〕天使に会うために転生したけどやっぱり尊い 作:愛しのマイはにい
秋
「……今年は涼しいな。」
「去年は暑かったからね……お兄ちゃんって暑いのはキライ?」
「暑すぎず寒すぎずの適温が一番かな。」
他愛のない会話だ。
いや、俺の心情はかなりの揺さぶりがあった。
Poppin'Partyの主催ライブ───それは終わった。
問題は、彼女らが俺に礼を言った時であったのだ。
『───私も、バンドしたいなぁ……』
朝日六花……時間を稼いでくれた子だ。いや、"RAISE A SUILENのギター"だ。
違和感
彼女はRAISE A SUILENじゃない?
確かにギターであった筈だ。今まで全くのノーマークで、Poppin'Partyのファン程度でしか知らなかった。
過去観ると確かにバンドにすら入っていなかったのだ。
そして、この秋───起きる。
RAISE A SUILENへの加入が、ある筈だ。
残念なことにここは所謂"サザエさん時空"ではない。
つまり───終わりだ。
RAISE A SUILEN、大ガールズバンド時代。この単語は直ぐに繋がった。
「こうなってしまうと憂うな……」
「……?どうしたの?」
「何でもない。」
「?」
RAISE A SUILEN……"最後の"バンドか……
「………っ!」
「お兄ちゃん大丈夫!?」
「……いや、もう治まった……大丈夫だ。」
原因不明の目眩。最初は週1の頻度だったが、今は一日に数回にまでになった。
回数が増えるに連れ、えも言えぬ感覚……もしも例えるなら脳が縛られ、肺が握り潰されるかのような感覚であった。
おかしい……検査をしても身体に異常は無い。
だが、思い当たるフシはある───この"集中"だ。
これは身体の機能を最大限に引き出せるのだ。俺が文化祭の時のように、な。
身体に異常が出たが、目が赤く染まるという厨ニくさいものであったが、もしもこれも代償であるなら"不味い"
しかし、トリガーである"集中"はふとした事でしてしまう。
早急に対策を練らねばいけなかった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜9月の中頃〜
「……BanG Dream……っ!」
それは正に、求めていた『答え』
「……なるほど、な。そういうことか……合点がいく。」
RAISE A SUILENはギターがいない。幾らブッ潰す等と言えどギターが居なくては同じ土俵にすら立てて居ない。
では朝日六花をどうしてスカウト出来た?どういう経緯が?そして、何故ギターが上手いと知った?
この
その二枠、恐らく、いや、絶対にRoseliaとRAISE A SUILENだ。
そして、消去法にてPoppin'Party。なるほど、理解ゆく。
しばらくは鳴りを潜めたRAISE A SUILENも、ここでギターを探せていない事を焦る。朝日六花の近くには誰がいる?
"佐藤ますき"だ。俺はGalaxyに入っていく佐藤ますきを何度も見た。そこでもし───朝日六花が引けば、その可能性は十分に足り得る。
「……まさしく…!───
いいシナリオじゃないか……!この通り
「安直、素直……だが、それで良い。」
そして───
───これが最後だ。
みじ回