〔更新停止〕天使に会うために転生したけどやっぱり尊い   作:愛しのマイはにい

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あと20曲フルコンで10連……うう……


温泉、行こう!

「お兄ちゃん!温泉に行こうよ!」

 

「温泉……?」

 

どういう、ことだ?

 

「えっと、長老さん達がぎっくり腰で……───」

 

「えぇ……」

 

なんだそれ……ま、良いか。たまには温泉で一服というのも悪くは無い。

 

「オッケー、行こう。」

 

つぐみと銭湯に行ったのももう何年も前のことだ。……懐かしいな……

 

旭湯に行ったなぁ……確かミックスジュースを飲みたいとねだられたか。

 

この時、俺は気付かなかった。来ても商店街のやつだけでしょという浅い考えの元行動したのである……まさか───

 

 

 

「───まさか、こんなに人がいるとは……」

 

Poppin'Party、Afterglow、Roselia、ハロー、ハッピーワールド!、そしてRAISE A SUILENから朝日六花と佐藤ますきまでもが来ていた。

 

(不味くないか?普通に怖じけ付く。てか男女比よ。よく俺が行くのを了承したな)

 

「───あっ!幸介くん!」

 

「……花音ちゃん。」

 

何だろう、帰りたい……

 

……はぐみはまだこっちには来てない。逃げるなら今しかないな。

 

「あっ、花音さん、今度ウチで新商品が───」

 

「そうなんだ、またお邪魔しに行くね。」ガシッ

 

嘘、だろ……?音も立てずに後退った瞬間ノールックで腕を掴まれた……

 

「ふふ、お待ちしています!」

 

「……で、幸介くん?」

 

「ハハ…」

 

「逃げちゃ駄目だよ?」

 

花音ちゃんは俺の耳に手を当ててそう言って(脅して)きた。ふぇぇ

 

(どうする!?どうする!?いやホントに行きたくないって!)

 

よし、正直に言おう。男女比ヤバ過ぎて気を使うから行きたくないと言おう。

 

「花音ちゃん、俺は行きたくないんだ。」

 

「え、でも用意してるよね?」

 

「そうだけども、まさかここまで多いとは思わなかった。流石にね、この人数の女子だと怖じけ付くかな……って。」

 

「幸介さん〜、そんなこと言って実は嬉しいんじゃないの〜?」

 

「モカ、俺が嬉しいのは誰かくらい知ってるだろ?……で、そういう事だから帰らしてくれないか?」

 

「……やっぱり駄目。」

 

「どうして」

 

「駄目なのは駄目。」

 

「…………ほんとに?」

 

「駄目」

 

「………仕方ない。」

 

俺はカバンに入れていた粉末を地面に置き、両足で思いっきり踏み潰した。

 

途端、爆発音と共に足から垂直の方向に推進力得ていた俺は65°の角度で飛び上がる───

 

筈だった。

 

「幸介くん?([∩∩])」ガシッ

 

「───!?」

 

おかしい。人間を6mほど飛ばせる力なのに花音ちゃんは俺の足を片手で掴んでいた。軸が全くブレてねぇ……

 

花音ちゃんに抑えられた事によって下向きに力が向かう。それは即ち、遠心力によって加速された俺の頭部が地面に向かっていた。

 

(死ぬッ!)

 

何もできないので目を瞑った……予想に反して俺の頭はアスファルトにぶつかる事は無かった。

 

「………」

 

目前に迫ったアスファルトの光景のまま、だった。

 

いや、そんなまさか、おかしいだろう。

 

「幸介くん」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

「……………!」

 

ふぇぇ……

 

「それで、行くの?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

「是非!ご一緒させて貰おうか!いやあ!!嬉しくて涙デチャウナ……ハハッ…」

 

花音ちゃんさんは俺を立たせた後、とても眩しい笑顔をしていた。しかし俺はその姿に何処か圧を感じていた。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「幸介さんってさ、花音さんとどんな関係なの?」

 

バスの中で蘭が聞いてきた。

 

「ん〜……友達かな。でも何で急に?」

 

「だってあんなに親しそうだったから……」

 

「親しそう……はともかく中々に本気の出せる相手だな。」

 

いやあ、全て見切られるとは思わなんだ。流石はハロハピってとこだな。今後は何かあったら全力で行こう。

 

「………」

 

「なんだ、寂しいのか?」

 

「……別にそんなんじゃ無いし。気になった、だけ。」

 

「そうか。」

 

……拗ねてるな?

 

ふ、全く変わりがないよな。昔っから疎外感覚えるとこうなるんだ。

 

別に俺も何時までも5人の輪に入ったままな訳無いだろう。そもそも俺じゃなくもっと普通の人物であればずっと交友範囲は広いはずだしな。

 

「そうだ、トランプでもやるか?」

 

「いや、何で持ってるの?」

 

「泊まりと言ったらトランプだろう。ほい」

 

奥に居るモカもやるだろうと思い、シャッフルしたものを二人分渡す。

 

「つぐみもやる?」

 

「じゃあやろうかな。」

 

俺の持つトランプの半分を渡す。さて、ババ抜きか。

 

「順番はどうする?」

 

「あたしが一番〜」

 

「じゃあモカのを引けば良いんだ。」

 

「で俺、つぐみの順か。」

 

「何か掛ける〜?」

 

「別にいらないでしょ……」

 

「私も蘭ちゃんに賛成」

 

「さあ蘭引け引け」

 

ある程度順番が回ると

 

「あっ!幸介さんトランプやってる!」

 

「あたしも混ぜてくれよ!」

 

「あこも!」

 

前の席に居る巴、ひまり、あこが参加した。白金さんはあこの助言に徹するみたいだ。

 

「何だかとっても楽しそうね!」

 

「トランプいるか?」

 

「ええ!是非欲しいわ!」

 

ひょいとカードを投げた。あっちはポピパとRASまで参戦してるからかなり波乱を産みそうだな……

 

そんなこんなでトランプを楽しむこと小一時間。温泉宿に着いた。

 

「……風情があるな。」

 

「わあ、すっごく大きい……!」

 

デカい宿だ。いや、デカすぎる。一体この人数借りるのにどれくらい金かかったんだ……?てかキャンセル出来なかったとはいえど長老さん達太っ腹すぎるだろう……

 

(この規模となれば温泉も良いものだろう。……ふ、楽しみだ。)

 

「ようこそお出で下さいました。」

 

女将さんが頭を垂れた。おお、何か高級宿にある奴!

 

「地蔵通り商店街リフレッシュ会の代理なんですが───」

 

「お話は伺っております。どうぞごゆっくりお寛ぎ下さい。」

 

そう言って女将さんは盆に部屋の鍵を載せて渡してきた。

 

「5部屋か……」

 

「部屋割はどうしよう。バンド別にする?」

 

「いや、流石に俺はね、別部屋の方が良いでしょ。」

 

「幸介さんが別部屋だと何処かが別々に別れないと駄目じゃない?」

 

「ならやはり帰った方が……」

 

「あたしたちの部屋じゃ駄目なの〜?」

 

「いや、駄目だろう。幾ら心得ているとは言え男女だ。」

 

「…あたしは幸介さんが……その、そういう事するって想像つかないんだけど……」

 

「危ないのはつぐぐらいかー?」

 

「えっ!?」

 

誰が襲うか。

 

「どう足掻いてもそんな世界は有り得ないから安心しろ。というより巴、それはふざけ過ぎだ。」

 

「悪い悪い……でも、皆大丈夫だって思ってるし、幸介さんはあたしらの所に居るのでオッケーだな。」

 

……むう、コイツらガードゆるゆる過ぎないか?そんなんじゃナンパで引っかかるだろうに。

 

ま、俺は命に換えてでもつぐみは守りますがね。

 

プルルルル

 

「すまん」

 

殆ど鳴ることの無い電話が───

 

『羽沢様、今よろしいでしょうか。』

 

「大丈夫だが……なんだ?」

 

『医療用人工筋肉の腐敗についてですが……』

 

「あれ?言ってなかったか?」

 

『はい。』

 

「と言ってもあれって只の肉だから。新陳代謝させる機能なんて付けるのには金が掛かり過ぎてどうしようもないし。ちゃんと処置をするしか無い。」

 

『……なるほど。』

 

「まあ、機械の方なら壊れない限り使えるからそっちが主流になるかな。人工筋肉の方はそっちの判断に任せる。」

 

なんも見たことないって人には物凄い抵抗あるだろうし仕方ない。見た目重視なら人工筋肉なんだけどね。

 

というより僅か4ヶ月でモニターテストにまで漕ぎ着けるのだから驚きだ。ネットにも記事が出来るくらいには知られているようだ。

 

行われているモニターのケースは手足が多い。財閥の方もまだ様子見なのか下半身全体はやらないみたいだ。

 

うん、科学の平和的利用って良いよね。まあこれは一歩間違えるととんでもない兵器を生み出しかねんが。

 

いや、実際言えばあった。応用でほぼ全身機械にして何か殺人マシーンみたいな馬鹿げたものがあったのだが、何が面白いって食事が出来なくて失敗したんだっけ。二日目ぐらいで急に動きがおかしくなるのを見た時は首を傾げた。

 

結局もう全部機械にしてAI搭載で量産してもEMPで全壊にされるって結論が出たからお蔵入りになったけど、あれはね。ヤバい物が出来たって思うね。

 

「……何の電話?」

 

「仕事の電話かな。」

 

「最近店にいないのも?」

 

「ああ。それが理由。」

 

「……つぐみに話しておいた方が良いよ。」

 

「……まあ、な。」

 

うーん、父さんと一悶着あったから手伝いには顔出しにくいし……まあでも、あっちは暫くは何もないしちゃんと話して置かないとな……

 

それに───

 

「こー兄も一緒に解く?」

 

「ん……?悪い、聞いてなかった。」

 

「これ!」

 

クロスワードかぁ……

 

「悪いが温泉をゆっくり楽しみたいんだ。どうしても解けないとかなら呼んでくれ。」

 

この手のゲームは知識があるか無いか。もしくは出し手の比喩の腕が問われる。俺はこういうのよりももっと運が絡んだり、頭を使わないものが好みだ。

 

読み合いは好きだけど、どうしても知識勝負は好きになれない。要するに知らないと出来ないゲームは嫌いなのだ。

 

「それに自分で解く方が面白いだろ?」

 

あこはわしゃわしゃしてやれるから楽しい。はぐみはハグするだけで撫でる回数は少なめだからな

 

俺はひとしきり撫でたあと、荷物を置きに行った。いやあ、楽しみだ。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

カポーン

 

……俺以外に人居ないのに鳴るか?

 

「しかしまあ、この光景は壮観だな……」

 

目下にはずらりと壺湯が並んでいる。どれも意匠を凝らしており、美しい絵柄が描かれている。壺湯が名物とは言ったものだ。

 

「ふ、見極めてやるぞ……」

 

謎の対抗心を浮かべて壺湯の縁に手を置いて───入る。

 

「…………」

 

外気に触れる面積が大きいからかそこまで熱くはない。だが、温すぎない。丁度良い温度とはこのことか。

 

心地良い安心を享受できる要因は更にある。この壺自体が閉塞空間を、パーソナルスペースとなっている。ゆりかごのようなものだろうか。

 

程よい温度と程よい広さ。

 

「……良いものだな」

 

湯治という言葉がある。

 

何もそれは、湯の効能で治すわけではない。

 

心の安寧を手に入れる。言わば病は気からの逆説だ。患った病により弱った心があるとするなら、その心を治せば病もいずれは治るということなのかもしれない。

 

(いや、わざわざ考えるのは野暮か……)

 

最早無となりて壺湯を楽しむのであった。

 

…………………………………………………………………

 

ガラガラガラ

 

(む、客か。)

 

いけない、浸かりすぎた。空を見れば藍色をしていた。

 

「いい湯であった。」

 

合掌、そして湯冷めしない為にそそくさと脱衣所に戻るのであった。

 

「む」

 

棚に置かれていたのは浴衣だ。

 

「もう寒いとは思うが……着るのも一興だ。」

 

うーん、甚平しか着たことが無いからよく分からん。でも何とか着ることが出来た。

 

「……良いな。これ」

 

寒いとは思ったが中々快適だ。浴衣というのも醍醐味だろう。

 

不思議と身体の調子が良い。今なら制御装置はいらないだろう。

 

……あれ意外とキツくて痛いし重いんだよなぁ

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「おや?幸介じゃないか。」

 

「薫、お前も上がりか?」

 

「ああ、ついつい長居してしまったよ。……頭のそれ、着けなくて良いのかい?」

 

「調子が良いからな。」

 

「………幸介!」

 

いきなりガバッと肩を掴まれた。

 

「お?お?……なんだ?」

 

「目が戻ってる……ほら。」

 

薫がスマホのカメラで見せた。確かに瞳は茶色に戻っている。

 

「……もしかして、本当に湯治が……?」

 

"集中"しようとしても以前のようには出来なかった。これはつまり───

 

「───治ったんじゃないか?」

 

「ああ、もしかすればな。」

 

何てことだ。まさか温泉の効能が効くとは……

 

そんな馬鹿な事があって良いのか?アレの発動条件は電気を身体に通すというものの筈なのだ。

 

制御装置も電気の力で作用している。何故温泉なんぞで治る理由が分からない。もしや、効能か含まれている物質の効果?

 

だが、治った事は確かだ。

 

(……調べてみるか)

 

「何故かは分からないが───とりあえず良かった。悩みの種が一つ消えた。」

 

「……不思議なものだね。」

 

薫と別れて部屋へ戻る。部屋にはつぐみたちが居らず、蘭とモカが伏せていた。

 

「逆上せてんのか。」

 

満喫しているな……そろそろ夕食の時間だから起こさねば。

 

「大丈夫か?」ユサユサ

 

「う〜……のぼせた〜……」

 

顔が赤いままのモカだが、ゆっくりと起き上がった。

 

「ほら蘭、起きれるなら起きとけ。」

 

「もうちょっとだけ横になってる……」

 

……全く。

 

「……あれ〜、幸介さん浴衣じゃん。」

 

「我ながら似合うだろ?」

 

「ひゅーひゅー、ビシッと決まってるー」

 

「棒読みな気もするが……まあ良い。水飲むか?」

 

「ありがと〜」

 

つぐみたちが何処に行ったかモカに聞いてみたが分からないとの事だった。……もう飯行ってたりとかしてないよな?

 

ガラガラ

 

「ポピパ武道館行けるかも!」

 

「このまま勢いに乗ったら行けるだろ!」

 

「私達もポピパに投票する?」

 

「皆〜おかえり〜」

 

スマートフォンでPoppin'Partyと調べてみると一つの動画がヒットした。

 

その動画はMV───ミュージックビデオというものであるが、ぽっぴんしゃっふるという曲だった。サビくらいしか記憶に無いというのは黙っておこう。

 

……だが、なるほど。RAISE A SUILENがMVを投稿したという情報を耳に挟んだが、話の流れとしてはおかしくない。やはりこの状況はアニメ3期という事になるだろう。

 

何故ならAfterglowのSasanqaが無かったのだ。Easy come,Easy go!は───いや、夏までは全て()()()()()だった。俺の中で殆どの結論が出たのは先月にSasanqaが無かったこと。

 

数日前───11月23日にOver The Future Liveがあったこと。

 

そしてこのBanG Dream challengeだ。

 

即ちゲームとは別の世界線であるアニメの世界線。それが現在俺が居る世界線である───という事

 

俺はアニメ3期を知らない。ゲームもSasanqaのイベントが最後だ。

 

全くの未知。

 

しかし、これがアニメの世界であるなら。これが最後のアニメだと考えれる。

 

それは何故か、BanG Dream決勝が12月23日なのだ。1、2、3月で一体何が来る?いいや、何も来ない。

 

ならば決勝が終了したら───

 

「お兄ちゃん!」

 

「───っ!つぐみ、何?」

 

「蘭ちゃんが起きたからご飯に行こうって言ったんだけど……」

 

「……ごめん、待たせた。」

 

「……幸介さん、本当に大丈夫…?頭の奴外してて良いの?」

 

「大丈夫だ。さあ、行こう。」

 

……心配されてるよな。

 

ま、治ったって言ってもあんなことがあったんだし結局心配されるか……

 

そんな事を思いながら、俺はいの一番に部屋から出るのだった。




やったぞ!幸介の目は戻った!(ただし目に光が宿らなくなった。)

ちなみにあと4曲フルコンすれば10連出来るところまで来ました。今日中にフルコンして出なければ明日魔法のカードを使わないと……
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