〔更新停止〕天使に会うために転生したけどやっぱり尊い 作:愛しのマイはにい
最近幸介のキャラブレブレになってる。……早くも記憶力の低下が見られるな……
今回は(も)起承転のみの駄作です。後に改変するかもしれません。
蘭の誕生日から4日、それが巴の誕生日だ。
さて、ほぼ同時進行みたいな感じで行くが、とりあえず蘭の誕生日プレゼントであるペンダントのデザインは固まった。あとはこのままデザイン案まで近付けれたら完成だ。
次は、巴の誕生日プレゼントかぁ……どうしようか。
巴って飾らないんだよね。いやファッションにはこだわるけどカッコいい系ばっかだし、小さいオシャレもイヤリングとかピアスとかそんなんだし、そもそもファッションセンスが巴より無い俺には無理だ。だから代わりに実用的なものを……何か無いかな……
「あ!あの……何か、困ってるんですか?」
…松原花音。───そうだ!巴と同じドラムじゃん!ドラムの何か使う奴とか聞いてみることにしよう!
「友達への誕生日プレゼントを悩んでいて……」
「そ、そうなんだ。」
そういやハローハッピーワールドはまだ結成していないからいきなり言えば不自然か……上手いこと聞けねぇかな?
「そうだ、少し案を出してくれませんか?」
「…うーん、友達の事が分からないからあんまり良いアイデアじゃ無いと思いますけど……やっぱり好きなもの、とか身につけるものが良いと思うんです。」
「身につけるもの……あ、ライブの衣装とかの装飾品とか……」
「……そのお友達は、その、ライブをするんですか?」
「凄いカッコいいドラムを演奏しているんです。でも、私はあんまりファッションセンスは無いので……だからドラムで使用するようなものをプレゼントにと思っていて」
「……あ、あの!良かったら一緒に見に行きませんか!?」
やったぜ。
「……えっと、何故?」
「あのっ、私、ドラムやってるんです!だから……ちょっとは、役に立てるかなぁ……って思って……」
「ドラムを…」
それっぽい反応しておく
「やっぱり───」
「───すみませんがお願いしても?」
おっと、撤回はさせないよ?折角言い出したんだから存分に質問に答えて貰おうではないか。しかも付いてきてくれるから間違うこと無いしな。
「…っ、はいっ!」
「では、予定が合う日を………」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜数日後、待ち合わせ場所〜
リンゴン
「お、RINEだ。」
『幸介くん、もう待ち合わせ場所に来てるかな?』
『はい、駅前の犬の像ですよね。』
『あれ?周りには幸介くんは見えないよ?』
『ええと、どんな服装ですか?俺は黒のパーカーにジーパンです。』
『私は青のトップスに白のスカートだよ。でも、そういう服装の人は周りにはいないです……』
頭上に疑問符を浮かべたくらげのスタンプ
『違う場所だったか、ちょっとそこで待っててね』
一通り返信を終えて、俺はとある場所へ向かう。実は駅前の像は二つあって、犬の像と猫の像があるのだが見分けるのは真正面から見ないと分かりにくいのだ。
花音ちゃんは間違えて猫の像にいるのだろうけど、そもそも場所は北口と南口という真反対に位置するから普通は間違うことは無いんだけどね……
まあ、流石は方向音痴と言われるだけはある。……予想通り南口に居た。
「花音ちゃん」
「あっ、幸介くん!」
ニコニコとしながらこちらへ向かってくる花音ちゃん
彼女の親身に困っている人を助けようとする姿勢が素晴らしい。白鷺千聖も甘いわけだ。
「それじゃあ行こっか。」
「江戸川楽器店、だっけ?」
「うん」
こっちだよと先導する花音ちゃん。流石に通っているお店の道ぐらいは覚えてるよね。多分ね?
適当な会話をしながら進む。ここまでで違和感を持った人は多いはずだ。
呼び方や話し方が親しくないか?とね。
なぜこうなのかというと、RINE交換した後にいろいろ考えた結果花音さんって呼んでたら本人が畏まらなくても良いって言ってきたんだ。あれこれ話して二人とも普段通りの話し方をすることになったのだ。
まあ、気が弱い?から相手に気を使わせたくないんだろう。店でもいつもありがとうと言ってくれるし、そういった礼を欠かせてない。そういやガルパでもちゃん呼び組だったな……
「そういえば誕生日の友達ってどんな子なのか教えてくれるかな?好みとか分かってると選びやすいと思うんだ。」
「んー、けっこうカッコいいのが好きだから、カッコいい感じのドラムって無いかな?」
「……ドラムだけじゃなくて殆どの楽器は演奏する人それぞれの調整があるから、あんまりオススメ出来ないかなぁ。もしも買うとしてもドラムセット一式で買わなきゃいけないし、それなりに値段もかかっちゃうから……こういうのは適度に交換するものとかが良いんじゃないかな?」
「消耗品とかか……」
……バチ───じゃない、スティックだ。よく花音ちゃんも折れた折れた言ってるから消耗品なんだろう。自作しても良いがやはり素人品より専門店の方が手に馴染むだろうし、耐久性も良いだろう。
「スティック。スティックとかはどうだろうか?」
「そっか、それなら良いんじゃないかな。」
ドラマーにもお墨付きを貰ったし、これで行こうかな。
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〜江戸川楽器店〜
「……多くないか?」
ずらりと棚に置かれてあるスティックを見て思う。俺の背丈を越すぐらいの棚にびっしりとだ。
こんなんじゃ選べるのか?
「じゃあ、その友達はどういうジャンルを叩いてるの?」
「ジャンル?」
「ええっと、ポップとかロックとかって分かるかな?」
「ああ、ロックだよ。」
「そっか、じゃあ……ここからこの辺ぐらいかな。」
示された場所のスティックを目にする。……他と何が違うんだ?
「これとか駄目なの?」
「材質によって出る音も違うし、ロックだと激しく叩くから折れにくいのが良いと思うからここら辺のものがいいと思うな。」
駄目だわかんね。
「そうなのか……お、これとか良いんじゃない?金属が入ってて折れにくいってあるし。」
「それは………」
……………………
…………………………………
…………………………………………………
〜誕生日前夜〜
うむ、あれから色々話し合った結果金属の入ってる奴にしたぞ。ロックにも向いているというらしいしな。花音ちゃんに聞いてみるとよく折れる話はホントで、スティックってまあまあ高いから割と痛い出費なんだとか。それでバイトをしていたのか……
「お?あこからRINE?」
『こー兄!明日ってサプライズとかするの?』
『しないしない。足並み揃えようとしてもあこが一番早く祝うでしょ。』
『もー!それはもうやらないって!』
小学生のとき、あこが寝ぼけてサプライズをバラすという珍事が起こったのだが……初めて泣いたのを見たのはあの時だったな。あと一回だけ巴と喧嘩して泣いたっけ……その時は家出して俺の家に来たけど次の日に巴が来て仲直りしたな。
あの時は麗しい姉妹愛を感じたね。
「巴に合わなかったらどうしようか。……こんな事ならもう少し調査をするべきだった。」
誕生日の前日に言うべきことじゃない。
スティックが巴に合うことを願いながら早くに就寝することにした。
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〜当日〜
「こんぐらいはサプライズしても良いだろう。」
早朝───といっても6時だからそこまででもないが、早い時間帯に俺は巴の家に来ていた。
巴の両親には許可を得てるぞ?というより以前から巴の両親にはよくして貰ってるからな。今回も快く許可を出してくれた。
……つぐみが知らない男に朝早くから会うとか俺だったら嫌なんだけどなぁ……
ピンポーン
『はーい』
この声は巴だ。
「やっほー」
『幸介さん!?』
『えっ!?こー兄!?』
へへへ……彼奴ら驚いてやがるぜ……
我ながらショボイな。もっと無いのかと思う。
カチャ カチャ ガチャ
「こんな朝早くにどうしたんですか?」
「お察しか、ハッ───」
「───待って!」
あこが巴の背後から飛び出してくる。あこのロングヘアー久々に見た。
「こー兄!昨日サプライズはしないって言ったでしょ!」
聖堕天使は随分とご立腹のようす。でもバレちゃサプライズじゃないもんな。
「みんなでサプライズはしないとは言ったけど……」
「ズルいっ!プレゼントも持ってきたんでしょ!」
プンスカと怒るあこの手には包装された小箱があった。俺が来たから慌てて持ってきたんだろう。
「じゃあ一緒に渡そうな?それで抜け駆け無しってことでいいだろ?」
「……うん。じゃあ───」
「「ハッピーバースデーおねえちゃん(巴)!」」
と同時にプレゼントを渡す。それはあこも同じだった。
「幸介さんもあこもありがとうな!もう開けてもいいか!?」
「うん。俺は───」
「───おお!幸介さんはスティックか!ちょうどそろそろ変えようと考えてたんだ〜♪」
開けるの早いな……まあ上手いこと合ったプレゼントだったし、良かった良かった。
よいプレゼントを選べたので花音ちゃんに感謝を感じているとあこが固まったままだと気付いた。
「?…どうした、あこ?」
巴も疑問に思ってか声をかけても固まっている。しばらくして───
「あこも……プレゼントがスティックなの……」
ふええ……あことダブっちゃったよぉ……
なるほどね。巴がスティックを欲してる事前情報を持っているならあこも同じドラマーだからスティックを選べた。あこの知り合いには沙綾ぐらいしかドラマーがいないからダブらないだろうと考えて最適なプレゼントだろう。
……やっちまったなぁ
「わりぃ……別のものにしときゃ良かった……」
「ううん!こー兄が悪い訳じゃないよ!ただ、ちょっと……」
朝の日差しとは反対に場はどんよりとしている。
「…! これ、同じスティックだ。」
巴が2つのプレゼントを見て呟く。そこまでダブってるとは……ここまで来るともはや運命だな。
「……んな偶然あるのか。」
数あるスティックの中から金属の芯が入っているスティックを選んだなんて。あの店で70近くはあったぞ。
「そうだ!」
「おねーちゃんどうしたの?」
「これ、同じスティックだから片方ずつ使えば良いんだ。」
「えっ!?でも、おねーちゃんこれ太さが違うよ…?」
「折角二人が選んでくれたんだし、ちょっと違うけど慣れれば問題ないからな……」
「巴がそれで良いなら……良いが。」
どこか納得いかないまま巴たちと別れを告げた。
……今度ラーメンを奢ろう。それが良いだろうと考えた。
実は巴は交換用にスティックを既に買っていた。というのが裏話。幸介のスティックを喜んだのは試してみたかったものだったからです。
3期のスナッピーちゃんってドラムのパーツの名称から来てるのでしょうか。この話を書いていて思いました。
最近ゴタゴタ続きなので投稿頻度落ちているのは申し訳ないです。